第97話 6月24日(日)レボ部ライブ当日その2

江藤:Wild girlの皆さんありがとうございました。

吉本:Wildだけにパワフルでしたね。次は助アンドチャンポンです。どうぞ。

 助とチャンポンが上がってきた。

助平:どうも皆さんメリークリスマス。

長崎:助。どうして時期が違う。メリーサマーだ。

助平:何でメリーをつけるんだ?

長崎:ところで朕たちは何をやるかだな。

助平:お互いの夢を語るか。俺は俳優だ。

長崎:アダルト男優の間違いじゃないか?

助平:じゃあ、チャンポンは何だよ。

長崎:朕はラーメン帝国を作ることだ。

助平:それじゃ国民の生活はどうなるんだ?ラーメンしか食えないという法律を作るんじゃねーだろうな。

長崎:助よ。朕の帝国をなめては困る。

助平:ラーメンはなめて食べるものじゃないだろ。

長崎:だが、朕のラーメンは一味違う。運気が上がるのじゃ。

助平:何でチャンポンは美子ちゃんと似たことを言うんだ?

長崎:しかし、運気を上げるには他に何かないか?

助平:神に祈るというのはどうだ?

長崎:なるほど。クリスチャンが朕のラーメンを食べるときはアーメンというのか?

助平:チャンポンも笑いのつぼを押しているなあ。

長崎:朕の笑いのつぼはどこなんだ?

助平:脇の下じゃないか?

長崎:強引だなあ。

助平:でもチャンポン帝国はクリスチャンぽくなるなあ。

長崎:でも、朕はラーメン帝国を築き上げるのが夢だ。

助平:この辺で歌でも歌うか。

長崎:賛美歌か?

助平:チャンポン。それが俺たちに似合うと思うか。

長崎:じゃあ、どういう歌がいいんだ?

助平:夢だな。サッカー選手が作家になる歌は?

長崎:駄洒落か?

助平:今のは冗談だ。”燃えよレボ部“というのはどうだ?

長崎:自分を歌う歌はおかしいだろ。

助平:“目覚めよ”はどうだ?英語で言えば“Wake up”だ。

長崎:欧米か。

助平:チャンポン今のは古い。突っ込みはこういうべきだ“ルー大柴か”

長崎:もっと古いじゃねーか。だが、“Wake up”という題名はいいなあ。

助平:というわけで歌を歌います。題名は“Wake up”です。


   Wake up  詞:助平実・長崎太郎


 いまこそWake up 世界のために   自分に目覚めよHeyHeyHey

 大事なものは数多い。           一つずつ大切に真実を守り抜け


 振る舞いが大事なんだ      優しさが大事なんだ

 大義名分を持つことが      自分の人生を充実させる

 Wake up for myself

 Wake up for world person

 Wake up for yourself

 Wake up for notice


 いいものは何でも受け入れる  この姿勢にWake up for myself

 謙虚さが栄養分になる     この心はspcial heart


 今こそ目覚める時なんだ    世界が病んでる時だから

 人は何かを抱えた時      人は永遠に強くなる


 Wake up for my heart

 Wake up for achievement

 Wake up for happeness

 Wake up for keeping life


助平:そうだよな。みんな病んでるよな。

長崎:朕たちはレボ部病だけどな。

助平:レボ部病はどこが発信源なんだ?

長崎:レボ部病を勘違いしている者がいる。レボ部病は決してエロエロ病ではない。

助平:チャンポン。そういうと逆に俺たちがエロエロ病に思われるんじゃないか。

長崎:日本とはそういうものなのか。チャンポン帝国は違うぞ。

助平:ところでチャンポン帝国はどこにあるんだ?

長崎:うちのラーメン屋だ。

助平:30坪ぐらいの店だろ。えらい小さい帝国だなあ。

長崎:だが、これからじゃ。これからが大事なのじゃ。今、お客さんをチャンポン帝国への催促をしている最中だ。

助平:催促というより洗脳じゃないか?

長崎:助よ。チャンポン帝国に仕官しないか?徳川幕府の水戸の御老公の下で働くのもつまらんだろ。

助平:チャンポン帝国がもっと大きくなったら考える。30坪じゃその気になれん。

長崎:だが助よ。もし、スモールライトがあれば、30坪はえらい大きさになるんだぞ。

助平:確かに小さくなれば使うスペースが大きくなるが、ゴキブリに襲われたらどうするのだ?

長崎:朕の帝国にはゴキブリなどおらん。

助平:だが、チャンポンが帝国を目指しているんだから、いっそう俺も目指すか。

長崎:助が帝国を目指したらハーレムができそうだな。

助平:それを本当にやったら愛ちゃんに殺される。

長崎:助は幸せそうだのう。

助平:でも仮に帝国が出来たらどういうルールを作るか?

長崎:少なくとも朕の帝国では個人の人権が守られるようにする。集団で1人をいじめるのは許されない。

助平:なるほどな。俺もいじめは許されないと思う。まあ、それは置いといて、今日は日曜日で教会にいくのは今日かい?

長崎:駄洒落かいクリスチャンの人怒るぞ。

助平:いや、これは宣伝だ。キャッチフレーズなのだ。

長崎:そして癒されて帰ってくるわけだ。

助平:チャンポンはキリスト教が癒しだということを知っているのか?

長崎:そう。愛によって癒されるのだ。

助平:なんで俺の彼女が出てくるの?

長崎:愛ちゃんじゃなくて神の愛だ。

助平:でも、俺たちなんで宗教について話しているのだろう。

長崎:この世で求められているのは戦いじゃなく癒しだということじゃないか。

助平:まあ、結局神という言葉を使ったが・・・・・・。

長崎:まあ、神は万能だからな。でも、これじゃあ、朕の店がラーメン帝国じゃなくアーメン帝国になる。

助平:まあ、神といってもクリスチャンの神やイスラムの神など、いろんな種類の神があるけどな。

長崎:で、結局大事なのはなんなのだ。

助平:振る舞いだそうだ。

長崎:つまり、徳のある行動だな。

助平:そのとおりだ。徳のある行動をすれば得をすることもある。

長崎:助よ。うまいこと言うなあ。では徳のある行動とはどういうものなのだ?

助平:そうだなあ。限りない優しさであるといいたい。

長崎:助よ。まじめな答でつまらないではないか。

助平:じゃあ、どういう風に言えばいいんだ?

長崎:1万円あげるとかさあ。

助平:なるほど。徳とは得することか。チャンポン帝国ではそうなのだな。

長崎:それもある。まあ、まともに簡単に言えば、生活を豊かにすることだ。

助平:チャンポン大丈夫か。答がまともすぎる。今は、コントなんだぞ。

長崎:朕はこの場を借りて朕の帝国の案内をしているだけだ。

助平:なるほど。チャンポンが帝国を作るときの計画が壮大だったら手伝ってやる。俺がチャンポンだったら、まず、帝国ホテルを作る。

長崎:さすが助。朕と助の両方の主張を言われるとは。

助平:そしてそこからでかくなる。

長崎:それいい発想だな。朕のデーターに名前をつけて保存しておこう。

助平:チャンポン。なぜ上書き保存じゃねーんだ?

長崎:でも、これは阿曽部のネタじゃねーか。

助平:まあ、バージョンアップしたから許してやる。

長崎:何で、朕たちパソコンの話になっているんだ?

助平:チャンポン。わかってねえな。国を作るにはパソコンでポータルサイトが出来るところまでいかないといかん。ポータルサイトを作るには国を作ることと同じなんだぞ。

長崎:なるほど。じゃあ、朕は阿曽部を登用しなければならんなあ。

助平:まあ、東洋なだけに登用か。

長崎:今のはくだらない。

助平:そうだ。くだらないから昇るだけだ。これこそ景気回復の構図だ。

長崎:助も発展させるなあ。

助平:そりゃ経済のことは話題の1つだからなあ。

長崎:朕がいいたいのは経済じゃなく話のトピックのことだ。・・・。しかし、助よコンピュータといい、経済といい、誰に教わったんだ?

助平:もちろん阿曽部だ。

長崎:先生じゃねーのかい。

助平:そうだ。凄いだろ。

長崎:しかし朕は何故助がパソコンをやっているのかはわかるぞ。

助平:ほう。言ってみい。

長崎:エロ画像や動画が目的だろ。

助平:それは目的じゃない。ポリシーだ。

長崎:どういう意味なのだ?

助平:人はエロに目覚めることで健康でいられるのだ。

長崎:やっと本音が出たな。それでこそ助だ。

助平:チャンポンよ本音とはどういう音なんだ?

長崎:パフパフか?

助平:それって音か?でもチャンポンもこれで仲間だな。

長崎:仲間じゃない。助の主じゃ。

助平:主というわりには阿曽部のほうが金持ってるぞ。

長崎:いや、いつかは追い抜く。

助平:どうやってだ?

長崎:まずはラーメン帝国ホテルを作る。

助平:ラーメンより違うほうがよくねーか。

長崎:いや、あえてラーメンというのがみそなんだよ。

助平:みそラーメンだからか。やたらとかけるなあ。

長崎:そしたら今度は割る。

助平:何を割るんだ?掛け算だから割り算か?

長崎:いや、割るのは割り箸だ。

助平:いまのは恐れ入った。正直うまい。

長崎:朕のラーメンはもっとうまいぞ。

助平:そしてアーメンは天に昇ると。

長崎:結局、そうなるのか。

助平;じゃあ、最後に1曲歌って終わりにしよう。何がいい?

長崎:「ラーメン道中まっしぐら」という歌はどう?

助平:俺はそんなことよりさっさと歌いたい。

長崎:まあ、そうせかずに。では歌います。曲名は「reason」です。


  reason  作詞:助平実・長崎太郎


 俺は知りたい   何故生きているのか

 俺は知りたい   何故人は不平等なのか


 全ては自分の気持ちで    物事は決まらない

 それは1人じゃない証拠   だけどみんなは孤独病


 理由(わけ)を知る    そこから悟りが   開けてく

 今だから         大事なものが   、見えてくる


 生きることが目的なんだ  そして義務でもあるんだ

 この世は時代の急流に   合わせてきた者が勝ち


 しかし一番大事なのは   勝つことよりも守ること

 どれだけ人を守ったか   天はきちんと見抜いている

 だからすべてが大事なんだ   そして1つ1つが大事なんだ

 大局を見ることも       細かい心遣いも


 自分が行動したことは     あとで自分に帰ってく

 天が一番嫌うこと       それは人をだますこと


 天が決めた社会の道理     これからずれれば生きられない

 天が決めた人の道       それは誰もが頷くだろう


 人の道とは守ること      人も希望は夢を持つこと

 これがわかってきたところで  初めて理由(わけ)が見えてくる


 Everything has reason.

 There is dream in my world.

 Human know our way.

 This is to make happiness world.


助平・長崎:というわけで助アンドチャンポンでした。


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