第84話 6月12日(火) ライブの日まで あと12日
ライブまであと12日となりました。今日は学校が終わり阿曽部の家でレボ部の会議が始まった。
佐々木:どうみんな、打ち合わせは進んでいるか。
助平:まあまあだな。
秋山:僕たちはだいたい決まったよ。
佐山:なんか12日というのは長い気がする。
名取:キリンの首より長いよね。
朝霧:私は首長族ぐらいかなあ。
秋山:正直作者もあと12日どうやって間を持たすのか悩んでるよ。
佐山:そりゃそうだ。当日のネタはシークレットだからなあ。
名取:で、今日の会議の目的は何?
佐々木:まずは結果報告だね。じゃあ、順番はライブの順番で、まずはWild Women.
名取:私たちは歌を4曲歌うことにした。
助平:静香ちゃん。コントはないの?俺はこの4人の絶妙なコントを期待しているけど。
秋山:何で4曲歌うことにしたの?
川村:理由は簡単。1人1曲作詞するから。
助平:それで4つかあ。
佐々木:あいわかった。では次。
助平:佐々木。何だ今の。お前はいつから武士になったんだ?
長崎:助よ。朕たちの発表だぞ。
助平:俺たちは2曲歌ってコントだね。
佐々木:なるほど次はアルプス。
秋山:僕とサスケはやっぱり歌だね。で、ちょっとコントが入る感じかなあ。
佐々木:で、何曲歌うんだ?
佐山:3曲だね。
佐々木:わかった。次はハイビスカス。
宮下:私たちは1曲です。
増田:みんなでいろいろひねりました。
小山:あとはコントです。
佐々木:わかった。次はジェントルメン。
阿曽部:僕たちは2曲歌ってコント。
佐々木:それはわかってるって、自分だから当たり前か。
助平:佐々木。いきなりボケるな。それにジェントルメンはかっこよすぎじゃねーか。
名取:助。ちょっとまった。突っ込みはみんながやることを言い終えてからよ。
佐々木:というわけで、次はミルクとココア
亀山:はい。私たちは2曲歌ってコントします。
前田:私たちのも期待してね。
佐々木:というわけで、さあ、みんなここから突っ込み大会だ。
助平:突っ込み大会か。俺はジェントルメンはかっこよすぎだと思った。
名取:でも、みんな良くチーム名を考えているよね。美華ちゃん軍団のチーム名がハイビスカスっていうのもすごい。
長崎:朕は清彦とサスケが、アルプスとでてくるとは思わなかった。
秋山:やっぱ山脈コンビじゃピンと来ないからね。
助平:でも、仮に阿曽部と朝ちゃんが組んだら秋葉系コンビだよな。
阿曽部:何でだよ。
助平:阿曽部はオタクで朝ちゃんはメイドって感じじゃん。
川村:助。するどいね。
佐々木:でも助とチャンポンはそのままだな。
名取:考えるのがめんどくさかったんじゃない?
長崎:静香ちゃん。朕たちは真剣に考えたんだぞ。ちゃんとこの本の記録に残っている。
名取:美子、ホント?
神山:うん。ホント。
助平:静香ちゃん。いちいち美子ちゃんに確かめなくてもいいじゃん。
佐々木:でも何かあったんじゃないか。
助平:じゃあ、思いつくのか?
秋山:いがいと無いね。
名取:そうね。
佐山:あと、俺は恭子ちゃんと久美ちゃんのミルクとココアがいいと思ったよ。
川村:サスケ君。自分の彼女を褒めるのはさすがだね。
名取:私はサスケ君は絶対そう言うと思ったよ。
助平:サスケが言わなきゃ誰が言うんだ?
名取:でも、甘口、辛口コンビでも良かったかもしれないけど。恭子が丸くなるのは早いよね。
亀山:静香も辛口よね。
助平:なるほど、静香ちゃんと恭子ちゃんは辛口コンビか。
秋山:それなら恭子ちゃんと久美ちゃんはカレーとシチューでも良かったんじゃない?
名取:清彦君するどい。
前田:それ、私、思いつかなかった。
亀山:でも、私はミルクとココアがいい。
佐山:そうだよな。自分たちが考えたものがいいよな。
助平:サスケはこの2人は優しいな。さすが2股かけているだけのことはある。
佐山:助。一言よけい。
朝霧:でも、私が一番驚いたのは美華ちゃんがハイビスカスできたところね。私は美華ちゃん軍団そのままと思った。
宮下:私は美華ちゃん軍団ではゲイがないと思いましたので。
増田:たけし軍団と誤解されるのも困りますので。
小山:でも、たけし軍団も偉い人たちが出てきたよね。
朝霧:美華ちゃん軍団の方が将来知事になれるかもね。
小山:そうか。女で知事をやるのもいいですね。
宮下:私が知事になったらオリンピックに名乗りを上げますね。
佐々木:美華ちゃんの考えもすごいなあ。本当に小学生?
朝霧:オリンピックやるなら私はまた必殺技卓球をしたい。
助平:俺もそう思う。王子サーブといって点を取ったら玉子サーブになるよねと突っ込んで、玉子サーブだと割れるときみが悪いという突っ込みも言いたい。
佐々木:そうだね。俺も必殺技卓球いいと思う。
名取:誰かコントで使えば。
川村:でも一度やったことはやらないのがレボ部なんじゃない?
秋山:じゃあ、必殺技テニスというのはどう?
名取:清彦君冴えてる。
助平:あんまり変わんねーじゃん。
川村:それならO.K.よね。
長崎:でも、テニスの王子さまと勝負だな。
名取:テニスの王子さまも技の名前が凄いわよね。
秋山:うん。どんどん技が出てくる。
助平:技といったら男塾には勝てないだろ。
朝霧:男塾って何?
阿曽部:昔の格闘漫画だよ。
朝霧:女塾は無いのかなあ。
名取:女塾ってあったら、何かこう、凄そうよね。
神山:でも、女だけの世界ってあるよ。大奥とかね。
亀山:でも、女だけの世界を言おうとすると作者が悩むからやめとこうか。
前田:恭子。考えすぎなんじゃない?
助平:男塾が格闘なら女塾は美しさか?
川村:レボ部は顔も心も美しいよね。
長崎:天は二物をを与えずと言うが、レボ部には与えてるよな。
亀山:作者がそうしているだけじゃない?
助平:確かに理想だからな。
川村:私たちって本当に理想?
名取:私は助のキャラが理想というよりも面白半分でできたキャラじゃない?
前田:それを言ったら全員そうじゃない?みんな世間の人とどこか違う。
秋山:そう、自分って何なんだろうね。
と、僕たちはみんなで話をしながら、コントでするネタ探しを行なっていた。今日はこの辺で終わりにします。
打ち合わせはまだまだ続きます。
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