第七十話 コンビニ
コンビニの深夜バイトの話。
時折誰も居ないのに自動ドアが開く、監視用のミラーに人影が映る、誰も居ないトイレの灯りが点いたり消えたりする……その辺りはまだ気のせいで済んでいた。
だが……夜中に自動ドアが開き三輪車に乗った幼児が入ってきた時には、流石に硬直するしか無かった。
慌てて店内を確認すると幼児の姿が消えているのである。後に店長が防犯カメラを確認しても、幼児が出ていった映像だけが無い。
一番怖かったのは、ある客が来ると一度店内の電気が切れること。
その客の後ろには、いつも長い髪の女が付いて歩いていた。当然、防犯カメラには映らない。
先日、深夜のバイトが環境に堪え切れず辞めて行った。代わりに店長が夜勤のシフトに入ったが……いつまで営業出来るかが心配だ。
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