作者様の別作からこの小説を読み始めました。
タイトルから見る限り、もっとファンタジーっぽい小説かと思っていましたが読み始めてびっくり。
ファンタジーっぽさもほとんどなく軽めなノリもありませんでした。
中年男性の死から、神様により（ここはファンタジーっぽい）、金髪碧眼美少女に生まれ変わりますが、本来の金髪美少女の人格とは別人格として前世の記憶をもった1人の中年男性として存在しています。

まったく別の人格として本来の金髪碧眼美少女は存在しますので、転生と言えばそうかもしれませんが、よくある転生系のお話とは全く違うお話です。
読んでいて途中でここまでしなくてもいいじゃないかと言いたくなるような不幸も多くなかなか報われない・・・タイトル通り確かにハードモードな物語で、途中でもう勘弁してあげてと言いたくなるほどです。が・・別人格として存在する中年男性の心境の変化も含め、最後は幸せになれますので、ハッピーエンドで良かったねぇと思える、完成された作品です。


ちなみにがっつり込みこんでも数日はかかりますが、その長さを感じさせない書き方の上手さがあります。
もっとたくさんの方に目にしていただきたいと思います。

本編終了後の後日談などは、ほっこりしますので後日談も含め是非最後まで読んでいただきたいと思います。