パンドラの恋人

作者 櫛名田慎吾

気づかぬうちに心は あなたを求めていた☆

  • ★★★ Excellent!!!

援交というキーワードから紐解かれる結末は想定内のことが多い。
ヒロインの思惑通りに運ぶ破滅への道筋に、ふと入り込んできた『彼』の存在。想定内の展開を待ちながらも、その過程で大いに読み手の心を揺さぶる筆力は、ついついページを進めたくなる。
多感な高校生ならではの衝動的な発言と行動、警察沙汰になった時から弁護士をつけるまでの細かな知識、事件が起きた時の家族の「想い」など、小説に相応しい想像(創造)と事実が上手く練りこまれた一作☆

歪んだ心の持ち主(ヒロイン)が見た目も心も少しずつ変化する様子に、名曲『木枯らしに抱かれて』のワンフレーズが浮かんできました。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

思春期まっしぐらの高校生が抱いた恋心。男子側から、女子側から、衝撃的な事件を交えながらも昇華していく過程を描いた、渾身のラブストーリーです。ショッキングなオープニング。まず最初のシーンで、読み手に振… 続きを読む

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