第三六七回 三人目は――藤岡可奈。(イメージカラーは青色)


 ……と、いうわけで、

 お話は未だお取込み中だけれど、残り三名の紹介。ここから一気にさせて頂くの。



 可奈かなの特徴は、やはりマシンガントーク。思うに……せっちゃんと互角で、尚且つキャラが被りそうなほど、似た者同士ということが判明。でもでも外観は、もちろん異なって血液型も違うし……せっちゃんはA型で可奈はO型。


 あくまで共通点。


 お互いに教育ママを持つ。そして可奈には年の離れたお姉さんがいる。奈々ななという名前だそうだ。会ったことは勿論、面識もなかった。僕よりも、可奈とは付き合いの長い梨花でもそうだと言う。この先はわからないけれど、もしかしたら会うのかもしれない。


 ……リアルに学校の教員を目指しているという噂。


 だとしたら蛙の子は蛙で、可奈も将来は……可奈のお母さんと同じ道を歩むのか? 小学校の教員だったそうなの。因みに僕のお母さんは、かつては保母さんだった……。


 何しろ可奈のお母さんと、僕らのお母さんは姉妹。


 そのお兄様が旧一もとかずおじちゃんだから。――可奈とは親しいお友達の関係にありながらも……それ以上に、お姉ちゃん的存在で。いや、厳密にいえば……従姉妹いとこの関係なの。



 梨花りかと出会う前は、優等生。

 梨花と出会ってからも、やっぱり優等生で。


 この度は、せっちゃんのスカウトによって、生徒会への仲間入り。僕らも道連れ。


 まずは此処……

 芸術棟の一室に拠点を構えた。僕と梨花と可奈しか知らない一室。三階の小部屋ともいえる場所……そして『アジト』と名付けるであろう。


 だけども、もうすぐ知っちゃうの。


 僕が……都築つづき君に、この場所を教えちゃったから。



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