第八十一回 そして、そのまま令和版の夜更けのスキャットへと。
――前回の続き。というよりかは発展途上に値する。またはそれよりも先かな?
思考するなら……
それとは種類の違う、ふと想う……ということ。ごく自然に脳内を駆けるイメージ。
――それは、まるで白馬が駆けるように。
想い耽るように、夜も更けながらも四角い窓から見える輝けるお星様たち。……かつて僕の名字は『
新章たるエッセイの前は、まだ『ウメ』の付かない『チカ』だった。
貧しい母子家庭の女の子。いじめられっ子で、一人ぼっちな女の子。……そして違法なまでの高額チケットを売り、僕にソックリな女の子に……本当に、迷惑をかけていた。
それが、――それが運命の始まりになるなんて、
誰が、誰がわかっただろう? 誰も、僕自身もわからなかったこと。……思えば夢物語と、僅か四つ五つ頃の保育所で羨んでいた光景、そのものが現実に起きると約束された。
遠い未来ではなく、もうすぐそこに。
七夕の前日……数えでいうなら僕らの誕生日、きっともう
姉妹として名乗ります。
姉妹として、同じお家で暮らすことになる。
……とはいっても二世帯、二世帯としてだけどね。
この夏、梅田家と星野家が『輝ける合体』を果たすの。……ティムさんは転職。
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