第六十八回 大まかに三つ。僕が太郎君に伝えたいこと。


 募る想いはお互いに……沢山あるけど、

 想いが溢れすぎなのか、言葉でのワード変換ができずに時過ぎゆくまま。



 実のところは、太郎たろう君の溢れるばかりの想像力によってお話が成り立っていたのだ。


 ……そのピークも過ぎ、


 ようやく僕の……ううん、大半が、梨花りかの力を拝借しての説明及び修正。それらを、太郎君は聞いてくれた。細部に至るまでは難易度高めなので、大まか、あくまで大まか。



 一、僕の名字が何故『梅田うめだ』なのか。



 二、パパとは、どのようにして巡り合ったのか。……僕的には、あまり必要ないと思っていたのだけど、太郎君が。どうしても教えてほしいと何度も繰り返すから。


 きっとそれは、パパの年齢……


 齢三十にして十三の娘という処……太郎君はどうも、僕とパパが親子以上の何か。例えばね、お母さんに内緒でその……できちゃっている溺愛の関係なのか。……梨花は顔を赤くして、きっと僕も「そんなことないから!」と、強調&否定するのだから。


 うんうんと、太郎君は腕を組み納得……


 僕が『ウメチカ』というPNペンネームで、小説サイトの『書くと読む』に於いて執筆していることを含めて、これまでのエッセイを読んで頂いた結果で得た納得というわけ。



 三、僕と梨花の関係も、そこに含まれる。


 よく考えてみれば……



 まだ、僕らの知らない秘密が存在しているかもしれない、そのような予感。元は梨花と同じ『星野ほしの』……これからそれらを、太郎君を交えてのRPGのような展開なのかも。



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