第38話 作者、テーマは重要である。

 今更、当たり前な話をしよう! 

 どんな作品にもテーマというものは必要である!


 何故かなんて、わざわざ説明すべき必要があるだろうか?


 そのくらい当たり前な話をしようじゃないか!


 プロットの有無は意見の分かれる話だからこの際、そのことについては話すのを避けるがそれを話さないとしてもだ。

 テーマというものは、どんな作品にも必要なものである。


 一概に面白いものを作りたいと思うならまず、テーマは重要。


 最初は、すごくおおざっぱでもかまわないだろう。

 ファンタジー作品なら一人のヒーロ的主人公がいて、ヒロイン的立ち位置の姫を助けに行くでも構わない。また、普通に助けに行くだけはつまらないと思うので、言わばチート的能力を持たせるとしよう。


 さぁ、これだけでもテーマは完成した。ここからが書き手である私たちの見せ場である。


 独特な言い回しや個性の強いキャラクター。より読みやすく改良を重ねた文章に、遠まわしに少し皮肉の利いたユーモア溢れる言葉を添えるのも面白いかも知れない。

 純粋な書き手の技量勝負と言っても間違いはない。しかし、その勝負にも挑戦する前から準備不足なことは多々あることだ。その一つが『テーマ』ってことに気付かないのは多くあることなのではないだろうか。


 物語を思い描く時、思っている際は楽しい。しかし、文字に起こすとなると急に渋る手の動きが作者を困らせる。


 はて? 何が書きたかったんだっけ?


 一見、ボケているのかと思うかもしれないが、そうではない。そもそも、最初から何も考えずに思いつくまま書き足した話なのだから、実は中身がなかったりすることがある。

 結果として物語は面白くなかったり、せっかく作ったキャラクターや物語設定は台無し。最初から最後まで何をしたいのか伝わってこないし、伝える気もなさそうにもみえる。


 学生の頃、『目標や目的は大事だ』と言われることはなかっただろうか?

 テーマの話はその話によく似ている。


 行き先の分からない旅ほど、不安なものはない。いきなり車に乗せられて、「大丈夫、大丈夫。慌てない、慌てない」と言われて何人が不安にならずに待ち続けられるだろうか。

 私はきっと無理だ。近くの目印になりそうな所に、すぐに下してくれと言うだろう。すぐさま、誰かに連絡を取って別の人にお願いする。


 話は若干逸れたが、だいたいはわかると思う。

 

 ―――テーマなき作品に、先はない。


 意味がなさそうなことこそ、実は重要だったりするものだ。




 では、まとめ。


 テーマは重要です……以上!

 


 

 

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