秘密の彼女3『恋』

 腕に抱く君

 年の差がありすぎる

 俺の彼女


 妻が亡くなり

 男手一つで育てた息子

 あれから恋には縁遠かった


 息子の女友達に

 恋する愚かな俺


 もうただ老いて朽ちるだけに

 思えた未来


 生きがいや

 まばゆい光は

 思わぬ場所からやって来て

 君がくれたもの


 恋した

 純粋に


 ただ一人の女性を

 好きになった


 ただ

 それだけ


 君を愛する

 覚悟が出来たならば


 いつか

 秘密は

 秘密でなくなるだろう?


 その時まで

 こんな俺を見放さず

 好きでいてくれるだろうか?






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