他の方がレビューコメントで述べていらっしゃるが、本作は自分が体験したり見聞したりしたなにかになぞらえずにはいられない力を備えている。 私については『ザ・ラスト・オブ・アス(ノーティドッグ)』の終盤だった。 二十年前に世界中を破滅させた奇病(ただし人間しか発病しない)のせいで廃墟となった都市を進む内、野生化したキリンの群れをビルの屋上から眺める場面がある。 無論、両者は一切無関係ではある。しかし、美しさを取り戻した自然が文明の名残りを容赦なく制圧していくあの姿を思い出してしまった。 必読本作。
時間の概念あなたは考えたことがありますか?この物語を読むとふとそんな大袈裟なことを考えてしまいます
孤独な鳥ははなんでしょうか。その答えをしるととめどない寂しさを感じられます。でもこの星にとってそれはそれでいいのかも。華麗な筆で情景があざやかに目に浮かびます。悲しいが爽やかな物語です。