第3話 姉、そして妻と娘

「ねえ、お姉ちゃん、もう帰ろうよ」

「ちょっと待ちなさいよ、今帰っても、叔父さんと叔母さん、忙しいでしょ」

 葉子ようこは小学4年生。

 拓也たくやは小学1年生。

 この姉と弟は、半年前から叔父さんの家にお世話になっている。

 その初めての夏に、二人は家の近くで催されている花火大会を見に来た。


 大きな川の上に広がる真夏の夜空。

 今そこに赤や青の大きな花火がどーんどーんと弾けている。

 そのきらびやかな輝きが、幼い姉と弟の頬を染めて行く。

 しかし、拓也はきっとまだ幼過ぎたのだろう。

 そんな美しい光景のすべてを理解出来ない。

「ねえ、お姉ちゃん、もう帰ろうよ」

 拓也は駄々をこねるように、もう一度姉の葉子に言った。

 しかし、葉子にはわかっている。

「拓也、帰っても仕方ないでしょ、お父さんもお母さんも、もういないんだから」


 葉子と拓也。

 この二人の父は3年前に病で倒れ、無念の中で逝ってしまった。

 そして不幸にも、母は半年前に交通事故で、この世を去ってしまったのだ。

 葉子と拓也、この姉と弟は二人ぼっちで残されてしまった。

 そして、叔父と叔母の家に引き取られ、今暮らしている。


 両親の死。

 こんな大きな不幸を背負ってしまった幼い姉と弟。

 そんな二人が並んで花火を見ている。

 花火はこれでもかこれでもかと、夏の闇を光り輝かせていく。

 そして大勢の見物の人達はその華やかさに酔い、歓喜の声を上げている。

 辺り一帯は実に盛り上がっている。

 だが、この二人にとっては、こんな夏の祭典も単なる暇つぶしでしかない。

 ただ二人は寄り添って、ぼんやりと眺めているだけ。

 そんな感動のない二人ぼっちの時間が流れて行く。


 そんな時に、

 今宵一番の真っ赤な花火が……、

 大音響とともに夏の夜空に大きな輪となって開いた。

 その瞬間、闇の中から姉と弟のシルエットを明るく浮き上がらせるのだった。


「ねえ、お姉ちゃん、それ何?」

 拓也は、姉の胸元にあるピンク色のブローチを一瞬の光の中で見付けた。

「あっ、これ、……、お母さんからもらったのよ」

 葉子は拓也に何気なく答えた。

「なんで?」

 拓也は、なぜお母さんなのかがわからない。

 弟が「お母さんから」と聞いて、不思議がっている。

 それを察したのか、葉子は弟を諭すように言う。

「お母さんがね、言ってたの、これ、お父さんからもらったんだって、だから一番好きな人に上げるのよってね」

「ふうん、僕も欲しいなあ」

 拓也は羨ましい。


「ダメ!」

 姉の口調がきつい。

「いいなあ、お姉ちゃんは、……、お母さんが好きだったんだから」

 拓也は少し涙声で、そんな泣き言を言い出した。

「拓也は男の子でしょ、だから大きくなったら、一番好きな人に、何か良いプレゼントを上げなさいね」

 姉の葉子は幼い弟を励ますように話すのだった。

「うん」

 拓也はまるでわかったように一言だけ返す。


 父と母を亡くした幼い二人の会話。

 そこには限りなく辛くて悲しいものがある。

 しかし、そんな会話を、止めどもなく放たれて来る花火が覆い尽くしていく。


 葉子と拓也、幼くして両親を不幸にも亡くしてしまった。

 それでも歳月は流れていく。

 親切な叔父と叔母のお世話になり、すくすくと育った。


 だが葉子は、いつも母親代わりの気持ちで拓也を見つめ、そして接してきた。

 そして葉子は18歳の時に決心する。 

 もうこれ以上、叔父と叔母のお世話にはなれないと。


 こうして葉子は、拓也とともに叔父の家を出た。

 そして、とにかくそこから一所懸命働き始めた。

 ただただ弟の拓也のために。

 青春の喜びも感動も知らず、苦労ばかり味わった葉子。

 だがその甲斐あってか、拓也は大学を卒業出来た。そして良い会社にも就職出来た。


 しかし、得てして不幸は更に起こるものなのだ。

 姉の葉子が……。

 これまでの苦労できっと疲れ切ったのだろう。

 大病を患ってしまったのだ。


 すでに拓也は働き始めていた。

 そして、給料を手にするようにもなっていた。

 これからは姉に精一杯の恩返しをしよう。

 そう思っていた。


 そんな矢先のことだった。

 姉の葉子は、あっけなく逝ってしまったのだ。

 拓也は今でもしっかりと憶えている。

 姉の葉子が倒れ、入院した。

 そして、見舞った拓也に――。

 姉は、そのベッドの中から優しく話してきた。

「ねえ拓也、これ上げるわ、憶えてる? あの花火の夜、欲しがってたでしょ」

 葉子はそう言いながら、ピンク色のブローチを拓也に手渡してきた。


 拓也は初め何の事かわからなかった。

 しかし、それを目にして、おぼろげに思い出す。

 母が交通事故で亡くなってしまった。

 その年の夏に、姉と二人で大きな川へ花火を見に行った。

 その時、確か姉は……、胸元にブローチを着けていた。

 そして拓也はそれが欲しくなった。

 そんな拓也に、あの時姉は言った。

「お母さんがね、言ってたの、これ、お父さんからもらったんだって、だから一番好きな人に上げるのよってね」

 それは姉の宝物。

 そして、一番大切にしてきた大事な物だと、今の拓也は理解出来る。


「お姉さん、いいの? だって、お母さんが一番好きな人に上げると言って、姉さんに渡したんだろ」

 拓也はそっと姉に聞いてみた。

「ううん、もういいのよ、拓也、……、本当はね、お母さんが一番好きだったのは――、拓也よ、だから、これ上げるわ」


 あの花火の夜、姉・葉子が着けていたブローチ。

 それは父の形見であり、母の形見でもあった。

 そして、姉が一番大切にしてきた宝物だ。


「お母さんが一番好きだったのは拓也よ。だから、もらって」

 拓也は、そんな事をぽつりぽつりと繰り返し話してくる姉から、それを受け取ってみた。

 よく見ると、それはピンク色の可愛い二輪の薔薇の花。その珊瑚のブローチなのだ。

 あの花火の夜に、姉に欲しいとねだったのはこれだったのかと、拓也は思った。

 そして、その台座の裏を見てみると、文字が刻まれてある。

「I love you.」と。


 あの時、姉は言っていた。

 お母さんが、お父さんからもらった物だと。

 そうなのだ。

 これは父が愛する母に贈ったブローチ。


 父は母を絶対に愛していたはず。

 そして父は、母と幼い二人を残し、無念の中で逝ってしまった。

 母は、父との愛の証を、娘の葉子にきっと伝えておきたかったのだろう。

 しかし、それを受け取った姉の葉子。

 それを背負い、拓也の母代わりとなり、今まで一所懸命に働いてきた。

 そして、姉の葉子は唐突に、悲しくも、亡くなってしまったのだ。

 ただただ短い言葉、それを拓也に言い残して。

「ねえ拓也……、これね、……、拓也の一番好きな人に上げて」と。


 姉の葉子がはかなく逝ってしまった。

 拓也は途方もなく悲しかった。

 それは父の死よりも、そして母の死よりも悲しかった。

「お姉ちゃん、……、なんで?」

 拓也には、そんな言葉が毎日続いた。


 姉のお陰で、会社勤めも出来るようになった。

 これからは姉に恩返しをし、幸せになって欲しいと願っていた矢先の事だった。

 ひとりぼっちになってしまった拓也。

 姉の人生を、もてあそんだ運命を恨んだ。

 そして、自分達の宿命を憎んだ。


 しかし、縁とは実に不思議なものだ。

 そんな落ち込んでいる時に、拓也は愛沙あいさに巡り会った。

 愛沙は明るかった。

 それはまるで、拓也が経験してきた闇や不幸に、温もりのある光で照らしてくれるかのように。

 拓也は一人生き延びて行くためにも、すべてを忘れてしまいたかった。

 そんな気持ちの中で、拓也はどうしようもなく愛沙を好きになってしまった。


 しかれども拓也は思った。

 それは悲しみからの逃避なのかも知れない。 

 だが、己の感情を抑えることは出来ず、恐る恐るながらも付き合い出した。

 愛沙も拓也の事を真剣に想ってくれた。

 そして、恋に夢中の2年が過ぎた。


 男は人生の中で、一番弱い時に結婚するものなのだろうか。

 沈み切っていた拓也は、まるで過去を塗り潰すかのように、愛沙と一緒になった。

 ある意味では、それは愛沙が拾ってくれたとも言えるのかも知れない。

 しかし、姉・葉子との今生の別れの間際に、姉が語った短い言葉。

「ねえ拓也、これね、拓也の一番好きな人に上げて」

 拓也はその通りにした。


 あの二輪の薔薇のブローチ。

「I love you.」と刻まれてある。

 それを愛沙に贈ったのだ。

「これ、拓也の宝物なのね、――、いいわ頂くわ、ありがとう」

 愛沙は大人っぽく呟いて、あっさりと受け取ってくれた。

 こうして妻・愛沙との穏やかな日々が始まった。

 そして幸いにも、すぐに娘を授かった。


 拓也と愛沙、そして一人娘の舞奈まいな

 三人の幸せな暮らしの日々が続いて行く。

 その後、幾年月の春秋を経て、現在、娘は小学4年生にまで成長した。


「パパ、花火見に行きたいの、連れてって」

 真夏の祭典、花火大会の日が迫ってきている。

 舞奈はそれを知っているのか、拓也にねだってきた。

「ああ、いいよ」

 拓也は、そんな愛娘まなむすめ・舞奈からのリクエストに軽く答えた。

 そして、その当日となり、家族三人で仲良く出掛けて行った。


 どーん、どーん。

 夏の夜空は、赤や青の色とりどりの花火が連発で上がり、染め尽くされて行く。

「綺麗だね」

 拓也は娘の舞奈に声を掛けた。

 すると舞奈が、即座に聞き返してくる。

「パパの小さい時も、こんなに綺麗だった?」

 拓也は「うーん、どうだったかな」と記憶を辿っている。


 その様子を見ていた妻の愛沙が、「舞奈、パパは憶えてるかな? ふふふ、どうでしょうね」と、微笑みながら会話に加わってくる。

「ママがあんなこと言ってるよ、ねえ、パパ、そうなの?」

 舞奈がさらに確かめてくる。

「うん、そうだなあ、綺麗だったかもな」

 拓也はそんな曖昧な返事をした。

 そして、「舞奈は可愛いね、――、パパの宝物だよ」と囁いて、ぎゅっと抱き締めた。

「きゃー、ママ助けて、パパは変なオジサン!」

 舞奈は幸せそうな笑顔で叫び出す。


 拓也と愛沙。

 そして一人娘の舞奈。

 こんな他愛もないやり取りで、この小さな家族は盛り上がり、そして寄り添い合って花火を眺めている。

 そんな三人に、天空の花火から放たれて来る目映いばかりの閃光が――。

 夏の夜空からの輝きが、まるで太陽の下にいるように、明るく照らして行くのだった。


 今、この家族三人は幸せだ。

 こんな幸せがずっと続いて行って欲しい。

 しかし、拓也は充分知っている。

 閃光の行き着く先には、必ず影が出来るものだと。

 拓也はぼんやりと思い出す。

「随分前にも、確かこんな光景があったなあ」と。

 それは、幼い姉と弟が両親を亡くした悲しみの中で、寄り添い合って見た花火。


 拓也はそんな過去の光景を思い出し、本能的に愛沙と舞奈を、何かから守るように自分の方へと引き寄せた。

 そんな瞬間のことだった。

 拓也ははっと気付くのだ。

 娘の舞奈の胸元に、あの薔薇のブローチが……。


 それは娘の可愛い白いブラウスに、それとはなしに着けられてある。

 拓也は驚いた。

 しかし出来るだけ気を落ち着かせ、舞奈に聞いてみる。

「それ、どうしたの?」

 すると舞奈は実に自慢気に、「ママからもらったのよ」と答える。

「ふーん」

 拓也は軽くそう返し、しばらく考える。

 そんな時に、舞奈ははっきりとした口調で、さらに話す。

「ママがね、言ってたの、これ、パパからもらったんだって、だから一番好きな人に上げるのよってね」


 拓也は、舞奈が口にしたそのフレーズ。

 それを聞いて、背筋が異様にぞくぞくっとした。

 なぜなら、確かそれは、遠い昔、姉の葉子が……。 

「お母さんがね、言ってたの、これ、お父さんからもらったんだって、だから一番好きな人に上げるのよってね」

 姉の葉子は確かそう言っていた。


 ママとお母さん。

 パパとお父さん。

 言葉の違いはあるが、姉の葉子が、幼い弟の拓也に言ったフレーズと全く同じだった。

 そして、その瞬間に、拓也は紛れもなく、見てしまうのだった。 

 小学4年生の姉の葉子が……、そこに、――、いるのを。


 可愛い珊瑚の薔薇のブローチ。

 それは父から母へのプレゼント。

 そして、それは母から姉へと渡り、姉が他界する前に、姉から拓也へと託された。

 その時、姉の葉子は拓也に頼んだ。

「ねえ拓也、これね … 拓也の一番好きな人に上げて」

 拓也はその言葉通りに、妻の愛沙へと贈った。

 そして今、それは――、妻から娘の舞奈へと渡ってしまっている。

 その結果、拓也は、舞奈の中に小学4年生の姉の葉子がいるのを見てしまったのだ。


 これは一体どういう事なのだろうか?

 拓也は考えた。

 その珊瑚のブローチは、一番好きな人へと引き継がれてきた。

 確かにそれは意味ある事かも知れない。


 けれども……、結局!

 姉はそれに縛られ過ぎたのではなかっただろうか。


 そして、姉からそれを託されて、拓也はその縛りを解かないまま妻・愛沙に贈ってしまった。

 そんな珊瑚のブローチ。

 今、それは、拓也が最も愛する娘の舞奈の胸元に着けられている。


 娘の舞奈の心だけは縛ってやりたくない。

 舞奈だけは、もっともっと自由に生きて欲しい。

 拓也は強くそう思うのだった。


 拓也は舞奈の前でゆっくりと腰を落とし、しゃがんだ。

 そして、舞奈と目線を合わせる。

「ねえ舞奈、じゃあ聞くよ、だったら舞奈の一番好きな人は……、誰?」

 拓也は舞奈にそう尋ねてみた。

 舞奈は、突然にそんな事を聞かれて、どう答えて良いものか迷っている。

 そんな時に、妻の愛沙が助け船を出してくる。

「舞奈、一番好きな人は、――、パパでしょ」

 舞奈は、最も好きなママ・愛沙にそう強制されてしまったのか、小さな声で呟く。

「パパよ」


「そうか、パパか、それじゃそのブローチ、パパに戻してくれない、もっとカッコ良いのを買って上げるから」

 舞奈は、「もっとカッコ良いのを買ってあげる」、この提案に心が動かされている。

 しばらく考えていたが、「じゃあパパ、これ上げる、だけど約束よ、もっとカッコ良いの買ってね」と返してきた。

 そしてすぐさま、そのブローチをブラウスから外し、拓也に戻してくれたのだ。


 拓也はそれを受け取って、なぜかほっとする。

 そして、その珊瑚のブローチをぎゅっと握りしめる。

 妻の愛沙は、拓也の心の痛みを、また拓也が今何を思っているのかがわかるのか、優しい微笑みを送ってきてくれている。

 夏の夜空の花火は、三人の頭上で、次から次へとどーんどーんと炸裂し止まらない。


 珊瑚の薔薇のブローチ。

 それは娘の舞奈まで渡ってしまっていたが、拓也はそれを取り戻した。

 そして今、それは手の中にある。

 拓也は手の平をゆっくりと開き、それを花火の輝きの中で見てみる。

 確かにその台座には、父が母に贈った言葉、「I love you.」の文字がしっかりと刻まれてある。


 姉の葉子は、それをいつも励みにして、母代わりとなって拓也を一人前にしてくれた。

 拓也はもう涙が出てきて止まらない。

 父と母、そして自分を愛してくれた姉。

 みんなの思いが、ひしひしと伝わってくる。


「パパ、どうしたの、泣いてるの?」

 娘の舞奈が心配そうに聞いてきた。

「パパはね、舞奈が一番幸せになって欲しいんだよ」

 拓也はそう答えた。

 ずっとそばで、拓也と舞奈のやりとりを見ていた妻の愛沙。

 微笑みを一杯浮かべ、そして柔らかく囁く。

「拓也、……、もういい事にしましょう」

 それはまるで、姉の葉子がそう言い聞かせてくれているように。

 少なくとも拓也には、そう聞こえたのだった。


 拓也は、しっかりと握りしめている一番好きな人への贈り物。

 娘の舞奈から取り戻した可愛い薔薇のブローチ。

 それにぎゅっと力を込めて、「もう絶対に、これは舞奈には渡さないぞ」、拓也はそう誓った。

 もし舞奈がそれを持ってしまうと、姉・葉子のように、亡くなった人達の事を過度に引きずりながら生きて行く。

 そう思えてならないのだ。


 舞奈は、もっともっと幸せになって欲しい。

 そして将来、舞奈自身のために、もっと自由に生きて欲しい。

 そのためには……。

 舞奈の将来に、重くのし掛かってくる過去の人達からの呪縛。

 それからは――、解放してやりたい!


「お姉ちゃん、ごめんなさい。僕が全部、罰を受けるよ」

 拓也は、花火で燃える夜空に向かってそう叫んだ。

 そして、拓也は思い切り、そう、力一杯に。

 その珊瑚のブローチを、大きな川の流れに向かって放り投げた。


 それは花火の閃光に反射し、キラキラと輝き、美しい放物線を描きながら宙を飛んで行った。

 そして、特に劇的な事は何も起こらず、ゆったりと流れ行く川面にポチャリと落ちた。

 その後は、単に小さな波紋が広がっただけだった。

 真夏の夜空では、赤や青の花火が弾け続けている。

 そして、それらの華々しい光が川面に映し出されている。

 拓也が投げた二輪の薔薇のブローチ。

 その小さな波紋を、花火の反射光はあっと言う間に飲み込んでしまった。


「葉子お姉ちゃん、ごめんなさい」

 拓也のそんな叫びを聞いていた妻の愛沙と娘の舞奈。

 二人は手を繋ぎ、拓也にそっと寄り添ってきてくれる。

 そして、妻の愛沙が、その声を花火の轟きに掻き消されながらも……、

 されども、しっかりとした口調で囁いてくるのだった。

「パパ、ありがとう、これからが本当の、私達家族三人の――、暮らしになって行くのだわ、さあ、みんな一緒に踏み出しましょう」






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