第99話 農地拡大
今日のガチャスタート!
スキル『カウンター』。よし、まあまあだな。
町に人が増え、さらに観光客も増えたため食料を確保するために農地の拡大を行うことにした。
我が領土には、ここのブルームーン以外の町はない。
そのほかは荒地と森だ。
山からは川が流れ、町のそばを通り海へと続いている。
北は山脈のふもとまで、南は海岸まで土地が余っている。
それで開墾と土魔法を最大出力まで上げ、広範囲を耕し農地に変えていった。
爆音と地響きで魔物の群れが攻めてきたと勘違いをした町民たちが大騒ぎになっていたことを後で聞き反省した。
アナウンスを忘れ、いきなり開墾してしまったのだ。
新たにできた農地には主に小麦を植える。
小麦は、パンはもちろん、ケーキ、麺類、お菓子など、いろいろな用途で使われている。
いくら有っても足りないくらいだ。
元日本人としては、やはり主食である米も欠かせない。
川の周囲は田んぼにした。
農民や農業を選んだ学校の卒業生だけでは人手が足りない。
眷属召喚で魔物を召喚し働かせることにした。
水田にはリザードマン、畑にはゴブリンを採用する。
「ピロリン♪ 『魔物カスタマイズ』を獲得しました。」
久しぶりに妄想くんを使ってみた。
魔物のステータスや外見をカスタマイズできるスキルを作った。
リザードマン、ゴブリンともに外見をかわいくし、ピンク色にした。
これで外の魔物と間違われて攻撃されることは無いだろう。
また俺の眷属なので俺のMPを糧にしているから人を襲うこともない。
それからMPと賢さ、器用さを上げ、水魔法、土魔法、念話、農業を付与した。
農業リザード、農業ゴブリンとして眷属登録し、あとは複数召喚するのみである。
川から水を引いて大きな池を作った。
池にはマスを放ち、養殖することにした。
養殖はサハギンを召喚し任せた。
もちろん、ピンクでかわいいサハギンにした。
山には果樹をたくさん植えた。
山の管理はトレントに任せた。
木の形では動きづらそうなので人の形に近づけた。
なんかピノキオ風になってトレントの原型がなくなってしまったが、かわいいから良しとしよう。
後は肉かな。
魔の森に行き、マップを展開し、オーク、ミノタウロス等の食肉用の魔物を片っ端から狩った。
食糧問題はこれでなんとかなるだろう。
ティアからこの国に新たなダンジョンができたと連絡があった。
これは攻略しておこう。
管理下においておかないとスタンピードが怖いし。
ということで相棒のポチとダンジョンに来た。
山の中腹にまだできたばかりの5階層地下洞窟ダンジョンがあった。
ポチが先行し、魔物たちを転がしている。
ドロップ品を回収するのが俺の仕事になった。
雑魚魔石を集めることに飽きてしまったので、ポチに自動回収を付与した。
自動的に俺のインベントリにドロップ品が収納されるようになった。
1時間もしないうちに最下層に到達した。
ラスボスはゴブリンキングだった。
ポチの猫パンチ、いや犬なので犬パンチ?の一撃で粉砕した。
ドロップした宝箱にはポーションが入っていた。
残念すぎる。
ボス部屋の奥にあるダンジョンコアに触れ、マスター登録を上書きした。
すると元々マスターをしていた妖精が出てきたので管理人代行をお願いすることにした。
名前はマリオとし、このダンジョンをどんどん大きくしてもらうことにした。
このダンジョンが名所になり、冒険者を呼び寄せてくれるようになるだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます