第97話 パワーレベリングと試し切り
本日のガチャスタート!
超レアキター!!
ユニークスキルのスキル『レベルリセット』だ。
レベルリセット: ステータス、スキルを維持したままレベル1に戻す。
強くてNewゲーム状態になるわけだ。
ミッシェルとアオイのパワーレベリングをしておこうかなと思う。
この世界はなにかと物騒なので、ある程度のレベルにして自分の身体は自分で守れるぐらいにはしておいたほうが良い。
早速ミッシェルのレベルをリセットした。
パーティを組み、Myダンジョンへ移動。
2人は端の方にいてもらい結界で覆う。
「メルモ。紹介するね。俺の子の保母をしてくれてるミッシェルと喫茶店の店長のアオイだ。これからアオイの仕入れの手伝いもしてもらうからよろしく頼む。」
「マスター。了解です。ダンジョン管理代行をしているメルモです。よろしくね。」
挨拶が済んだところで早速召喚してもらう。
とりあえず、肩慣らしでオークキングとミノタウロスキングを召喚してもらった。
アオイに作ってもらった刀『葵』の試し切りも兼ねている。
刀を出すとティアからそれは魔剣だと言われた。
アオイに確認すると魔法を付与できる魔剣ということで間違いないらしい。
試しに風魔法を付与し抜刀し、斬撃をオークキングとミノタウロスキングに飛ばしてみた。
すると胴体から真っ二つに綺麗に切れた。
ものすごい切れ味だ。
貫通UP、切れ味UP、自動修復等の強化スキルを付与した。
それに俺しか扱えないように認証も設定した。
アオイから食材にしたいと言われたのでメルモに再召喚をお願いして、設定を死体が残るように変えてもらった。
何頭か狩ったあと、アオイがすべてインベントリに収納した。
解体スキルを持っていなかったのでついでに付与しておいた。
美少女がオークキングを裁いている姿を想像し、ゾッとした。
ティアから刀に空間魔法も付与できそうだと言われたので試しにやってみた。
すると空間ごと斬る次元刀となった。
物理的に切るのではなく、切った部分を消滅させる感じのようだ。
そのため、切れないものがないと言える。
そこで物理的に切るのが困難なドラゴンの鱗で試してみることにした。
肩慣らしが終わったのでドラゴンを召喚してもらう。
刀を振り下ろすとドラゴンの腕が切り落とされた。
全く抵抗なく切れた。
恐ろしいくらいの切れ味だ。
横に刀を振るとポトリとドラゴンの頭が転がった。
やばすぎる刀になった。
ありがとうアオイさん。
あ! ダンジョンの設定を戻してなかった。
ドラゴンの死体が消えてない。
アオイが走ってきてそれもくれというのでそのまま上げた。
この刀の代金代わりにどうぞどうぞという感じだ。
ドラゴンの素材を見て鍛冶の血が騒いだそうだ。
レベリングしていた2人を確認するとキングたちとドラゴンの経験値とメリーナの加護の成長補正が加わりレベルが60に上がっていた。
上げすぎてしまったかも?
剣術や格闘術などの戦闘スキルも付与し戦えるようにした。
時間がある時には学校の講師たちの手を借りて稽古するように指示した。
力はすでに上級冒険者より上かも?
戦闘経験が必要だろう。
ミッシェルさんもうちの子たちの警護もお願いします。
アオイの喫茶店の従業員の方は決まったそうで、卒業生の中から5人採用した。
キッチン2名、フロワー3人、その他にバイトでフロワー2人(学生)の配置になる。
接客や調理の教育を行い、1週間後のオープンの予定だ。
1週間が経ちオープン初日を迎えた。
ショーケースにはさまざまケーキが並んでいる。
店の前には長蛇の列。
情報を聞きつけた学生がほとんどであった。
バイトの募集が宣伝になったようだ。
口コミでさらに増えそうだ。
この町の名物店になるのも近いだろう。
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