第57話 ワイバーン討伐

メイドちゃんたちが頑張ったおかげでインベントリ内にオークの肉が溢れている。たまには街に流してあげようと冒険者ギルドにやってきた。

インベントリ内の余分な素材を買い取ってもらう。これで街にオーク肉が流通するだろう。依頼掲示板を見るとAランク依頼にワイバーンの群れ討伐があった。これを受けることにした。

 家に帰り戦闘メンバーを招集し、現地に向かった。馬車で1日かかる距離だったが、リッカのおかげで数時間で到着した。そこにはワイバーンが6頭いた。鑑定すると飛翔と毒攻撃を持っていた。とりあえず、全員でワイバーンの羽目掛けて魔法を放ち、飛べない状態にする。飛べないワイバーンはただのトカゲだ。その後はAランクの魔物なので全力で叩き潰しにいった。

革が固い。なかなかキズは入らない。口を開いた瞬間、口の中にファイアボールを叩き込んだ。内部は弱く、口から煙を吐きながら倒れた。みんなに口の中を狙えと指示し、それぞれが剣や槍、魔法を口の中にぶち込んだ。トドメで俺が口の中にファイアボールを叩き込み討伐が完了した。帰ろうとすると女神から連絡が来た。ここから数十kmのところに新たなダンジョンが出来たらしい。村が近いので潰してほしいということだ。リッカにお願いして現地へ移動する。

 今回も洞窟型の地下ダンジョンのようだ。地下1Fはスライムとゴブリン、地下2Fはオーク、地下3Fはオーガだった。オーガは一つ目のオークの倍の大きさの青鬼である。スキル再生が有るので厄介だ。再生で回復する以上の攻撃を与えることで倒すのだ。

 そして、地下4Fはキラースパイダーで、クモ型の魔物だ。糸の攻撃と毒の牙さえ気を付ければなんとかなった。

 地下5Fはスケルトンで、ガイコツの騎士だった。剣と盾を装備している。剣術を持っているので油断はできないが、魔法に弱いため遠距離から魔法を放つことで楽に倒せた。地下5Fにはボス部屋があった。中に入るとボスはワイバーンだった。さっき倒したばかりだったので、さっきと同じ戦法で口の中に攻撃し倒した。倒すとドロップアイテムと新たなドアが現れた。ドアを開けるとダンジョンコアがあった。このダンジョンはここで終わりらしい。

 ダンジョンコアを回収しようとすると妖精が現れた。今のダンジョンマスターがこの子のようだ。殺さないでくれというので、俺の配下に入ることで合意した。メルモと同じように管理者代行として働いてもらうことにした。なかなか面白いダンジョンだったので、この子には本格的なダンジョンを作って管理してもらうことにした。

今のところはメルモの管理しているMyダンジョンの補佐として働いてもらう。

名前が欲しいというので、見た目男の子の妖精なのでマッキーにした。

その後転移で我が家に帰り、ギルドへ討伐完了を報告した。

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