第54話 王都冒険者ギルド
王妃とシオン、マリアンがずっと我が家に居る
王城に帰らなくて良いのだろうか?
王様がかわいそうになってきた
我が家の建築の方はそろそろ落ち着いてきたので、街の探索と冒険者ギルドに顔を出してみようと思う
今回は戦闘メンバーのみでのお出かけである
まずは冒険者ギルドに向かう
すれ違う人に感謝の言葉をかけられる
誇らしいがなんか恥ずかしい
ギルド受付でギルドカードを提出し、データの更新をしてもらう
「あ! あなたがあのドラゴンスレイヤーですか!」と受付嬢が大声でいうのでまた注目を浴びてしまった
ギルマスに会ってほしいと言われ、仕方なく受付嬢について行った
ギルマスはマッチョなおっちゃんだった
「始めまして、冒険者ギルド王都本部でギルドマスターをしているクロコダインだ。先日倒したドラゴンだが、素材を買い取れせてもらえないだろうか?」
「俺はスカイだ。ドラゴンは王様と味見でちょっと肉を食っただけでそのまま残っている。今のところは使う予定はないが、そのうち防具でも作ってみようかとは思っていた」
面倒ごとに巻き込まれそうなので、わざと王様の名前を出しておいた
「では、肉を100kg程度でかまわん。500金貨でどうだろうか? 」
「それぐらいだったら問題ない。」
肉をインベントリから出し、500金貨をギルドカードに入れてもらった
「それとだが、スカイさんはドラゴンを倒したのでSランクに昇格する。この国で2人目のSランク冒険者だ。」
ちなみに1人目は先輩転移者の勇者カイザーだそうだ
いろんな肩書きが着いてしまった
女神の使徒、侯爵、ドラゴンスレイヤー、そしてSランク冒険者である
他のメンバーのギルドカードも更新してもらった
シャナはBランクに、カリンはCランク、ミレーはDランクに昇格した
その後、王都周辺の狩場や採取可能なもの、ダンジョンなど情報をいろいろと探った
ダンジョンは王都から馬車で2日のところにあり、ダンジョン周辺はダンジョン探索者向けの店や宿が集まった町になっているそうだ
狩場は、周囲の森、湿地、草原、山岳地帯があり、討伐クエストもあるそうだ
採取には、薬草採取や鉱物発掘、食材採取のクエストがあるそうだ
今日のところは湿地帯の討伐依頼を受けることにした
ここには2足歩行のトカゲのようなリザードマンという魔物が生息しているそうで討伐に向かった
今回も基本的にメンバーの戦闘訓練をメインに、トドメだけは俺が行ってステータスを吸い取った
リザードマンは、剣、槍、弓、盾などさまざまな武器を持っており、武術スキルも持っているのでスキルも奪っている
すぐにクエストの討伐数をクリアーした
この湿地帯にはリザードマンのほかに、カメや大蛇の魔物もいたのでついでに狩っていった。食用になるエビやウナギ、ナマズもいたので捕獲した。
マップを広げて確認してみたが、残念ながら水牛はいないようだ
帰りに森に立ち寄り、薬草を採取した
ギルドに戻りクエスト完了を報告した
街に出て、例の物を探した。そう米である。
愛読書の知識通り、家畜用のエサとして売られていた
もちろん精米はされていない
とりあえず、10kgだけ買ってみた
家に帰り、精米後炊いてみたがやはり物足りない
俺やサクラは日本の米が当り前の存在だったので余計にだ
形状は細長くパサパサした感じでタイ米に似ている感じだった
チャーハンやカレーには合うかもしれない
この米と日本の米とを交配し、品種改良で魔素があっても育つ日本米の開発もおもしろいかもしれない
次にスキルアイテムコピーの実験である。錠剤を楽して増産したいのだ。
①薬草をコピーし増やす
②ポーションをコピーして増やす
③完成した錠剤をコピーして増やす
①~③ともにコピーはコピーでしかなく、本物より多少だが品質が落ちてしまう。
Factoryを使って単純に大量に作ってみると、100%同じものができた
錠剤はFactoryを使って増産することにする
大量の薬草は森で採取すると初級冒険者に迷惑をかけてしまうので、ダンジョンに薬草畑を作ろうと思う
販売ルートは王様に相談することにする
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