第35話 錠剤販売と温泉
次の日、領主に錠剤の相談をしてみた
領主からできるだけほしいと言われ増産することになった
領主からギルドに特別クエストが発令された
薬草採取が通常の2倍の報酬となり、冒険者ランクの規定もなし
これで素材をかき集めるそうだ
今日は1日錠剤作りになりそうだ
錠剤は通常の液状薬の1.5倍で販売する
その内の7割が俺の取り分となる
残り3割がギルドへの依頼料、報酬代、販売者への賃金に回すそうだ
作った分すべてを領主が買い取る契約になっているのでがむしゃらに作っている
今日だけで200金貨の稼ぎとなった
キリがないので明日1日作ったら終了と伝えた
正直疲れた
この街には温泉があると聞いた
これはもちろん行くしかない
温泉は昨日行った山の裏側にあるらしい
出会う魔物を狩りつつ、温泉へ向かった
温泉は整備されてない岩で囲まれた露天風呂であった
日本だとサルやクマが浸かっていそうな雰囲気である
自然とはぁ~と声が出てしまうほどの気持ちよさである
シャナも気にせず入ってきた
シャナも毎日風呂に入っているので風呂好きになったらしい
なるべく見ないようにしてはいるが気になってしまうのは男の性である
この温泉がいつも使えたらよいのにと考えながら温泉成分を鑑定してみた
すると温泉成分とともにヒントが現れた
ヒントによると魔石に温泉成分を記憶させ、温泉玉というものが作れるらしい
それを風呂に投入すると温泉に変化するそうだ
売らずにとっておいたオークプリーストの魔石を使うことにした
魔石を握り、温泉に浸けて温泉玉を意識し錬成すると光って温泉玉が出来上がった
鑑定するとちゃんと温泉玉となった
半永久的に使えるらしい
予備にさらに2つ作っておいた
これでうちのお風呂は毎日温泉だと伝えるとめちゃくちゃ喜んだ
飛び跳ねると見えるから落ち着きなさいなシャナさん
この日以来、シャナと一緒に風呂に入ることになりました
後に予備に作った温泉玉は、女王様に奪われることになるとは。。。
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