第13話

――あいつ、がんばっているかな?


魁斗のことは気にはなっていたが、こちらから連絡を入れたり、会いに行ったりはしなかった。


よけいなお世話だと思ったからだ。


なにか進展があれば、青柳から連絡が来るだろう。


私はそれを待った。


連絡が来たのは三ヶ月後だった。


私はすぐさま出かけた。



神社に着くと、奥で二人が私を待っていた。


「よお、おひさだぜ」


魁斗が言った。


とりあえず元気そうだ。


私は青柳に聞いた。


「どんな様子だ、今?」


「まあとにかく見てもらおうか。魁斗、ちょっと跳んでくれ」


「おう」


魁斗は左足を前に上げると、右ひざを曲げた。

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