文字を使った芸術である〈文学〉の可能性について考えています。特に語彙・譬喩・文体・ルビなど、言葉の表徴や装飾性に関心があります。 独り善がりな不定期更新であ…
どこまでも醇乎たる少年の、一縷の望み。それは優しく綺麗だが、現実と両立するには余りにも酷なもの。……でも。そこまで残酷で苦しいのは、何故だろうか。清廉な彼の心のせい? あるいは彼を取り巻く現実の…続きを読む
図書館の暗がりの中で、少年と青年は出会った。青年は少年に、「金色の薔薇を知らないか」と問われたので、薔薇の図鑑で示した。少年は、この薔薇から自分が生まれたと信じていた。 青年は東洋医学を学んでい…続きを読む
希を叶える黄金の薔薇。僕は土に還かえりたい。あの人の希いを受け入れる優しい花に、なりたいんだ。幻想的で、儚く、美しい。このセンスに酔いしれます。文体、見習いたいです。漢字のセンスなど…続きを読む
アキラさんは、病院でとても美しいミコトさんと出会います。ミコトさんは、薔薇から生まれたと言いますが……。流れるような文体、言葉選び、すべてが美しく、美へと終着します。まずは、読んでみてくださ…続きを読む
もっと見る