応援コメント

結 そして一歩を踏み出した」への応援コメント


  • 編集済

    こんにちは、はじめまして。
    TLで偶然ポストをお見かけして、「カクヨムでアカウントお持ちなんだ」「夏がお好きなんだな(一緒だ)」「綺麗なものを書かれるのかな」の流れで伺いました。

    伺ってよかった、と思える時間を過ごせました。
    今はオケアノスを聞きながら書かせて頂いています。

    全四話でほぼ一万字。
    短編を書く(紙幅を制限した状態で短く書く)というのはとても難しいのだなと改めて感じさせられました。
    雰囲気や風景、叙情の質……という柱が一本、
    SFとしての設定をしらせる……という要件が一つ。
    起きて家を出るところから始める、というのみ込みやすい筋で書く構成の選択が一つ。
    三本立て、難事すぎる。
    全部捨てずにまとめられた当作をめくったことで、肌で感じました。

    前二つは「そうしたかった」前提だとして、構成選択も同じく動かせないところだったのでしょうか。
    (例えば、主人公がヒロインの円の中へ踏み入るところから始めて、そこから演奏終わるまでを紙幅取って描きながら圧縮した地の文語りでの回想を挟んでいく、とかだと紙幅が少し楽になりそうと思ったのですが、それだと時間軸の移動で読む時の負荷が生じて、読者さんの間口が狭くなってしまう……だとか)

    公募勢でして、後を追いかけられたらなと思っていて。
    「いいな」と思うお話を読者さんに差し支えなく届けられるようになりたくって。
    もしよかったら、紙幅や書き方に課題を感じている後輩に、舞台裏を覗かせて頂けませんでしょうか。

    作者からの返信

    伊草いずくさん コメントありがとうございます!

    舞台裏、というほどのものでもないですが、本作は飛浩隆というSF作家の『海の指』という短編をリスペクトして作られました。
    『海の指』では冒頭から主人公が家でテレビを見ながら朝食を食べ、仕事場に向かい、仕事道具で音を奏でる、という一連の流れがあります。
    一見すると平々凡々な流れですが、『海の指』は世界観が現実とは大きく異なっており、その世界での”普通”を描くことがすでに物語になります。
    そして『海の指』をリスペクトしている自作もそのような流れを取っています。構成については、基本というか立ち上がりはそのようなわけです。
    上記のコメントで伊草さんがおっしゃられているような構成でももちろん作れると思います。あるいはもしかしたら、もっと良い構成や物語が伊草さんには見えているのかもしれません。ただ、この作品を作った当時の僕にとってはこの構成と物語が最善かつ最良でした。

    このような回答でよろしかったでしょうか。
    伊草さんの望まれていた答えが少しでも書けていることを願います。
    執筆の方、応援しております。一緒に頑張りましょう。

    読んでくださってありがとうございました!


  • はじめまして。
    読んだ瞬間、大好きな80年代SFの雰囲気を感じました。

    こういう設定、たまらないですね。
    一気に読ませて頂きました。

    作者からの返信

    杉浦ヒナタさん コメントありがとうございます!

    自分はまだ若輩の身ゆえ、年代ごとの傾向など掴めていないのですが自分なりの面白いを形にしてみた次第です。
    楽しんでいただけたなら何よりです。

    読んでくださってありがとうございました!

  • 最近このアプリを知り、始めましたが、このアプリはいいアプリですね。
    こんなにも素敵なお話が読めるなんて。
    「耳が聞こえないんでしょう。」のところでとても驚き、
    そしてすごいな〜と一人感心しました。(伝われっ、この感じ!)
    少し続きが気になるところですが、余韻が残って素晴らしい終わり方でした。
    とても楽しませていただいたと同時に、勉強になりました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    山城かなのさん コメントありがとうございます!

    種明かしは最初のインパクトが重要だと思っていますので、驚いたというその言葉を聞くことが出来て安心しています。
    なにかの参考になったのならこちらとしても幸いです。

    読んで頂きありがとうございました!

  • 千歳さんが死んで終わりとかじゃなくて良かったです。

    人間が生み出したテクノロジーというのは、いつでも人間を滅ぼしますね。
    皮肉が効いているだけじゃあなくて、少年少女(千歳さんはめちゃ年上?)の反世界的な冒険が描かれていてワクワクしました。

    ピアノ式筐体を弾くシーン、美しかったです。
    しかし耳が聞こえないのに、間違えることなく弾けるとは、相当練習しましたね。そういう努力を好きな子のために惜しまないところが、カッコイイと思いました。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    詩一さん 三度コメントありがとうございます!

    あの広場では音は聞こえるので、あの場に何度も通って練習したんだと思います。

    作品を読んでいただき、本当にありがとうございました!

  • SFの楽しさがあって、構成も良くて、読後も爽やかでした!
    広くおすすめできる作品と思います。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    瀬夏ジュンさん コメントありがとうございます!

    構成に関しては頑張ったと思うので報われて良かったです!
    ぜひぜひ、身近な方などに広くオススメしてください

    読んでいただきありがとうございました!

  • 設定、意外な展開と面白かったです!名作

    作者からの返信

    坂井令和さん コメントありがとうございます!

    名作と言っていただけて感謝!
    楽しんでいただけたようで何よりです!


  • 編集済

    素晴らしかった。
    この一言に尽きます。

    読後感の余韻に浸りながら

    作者からの返信

    安里夜さん コメントありがとうございます!

    ツイッターの方でもリプをくださり感謝です。
    楽しんでいただけたなら何よりです。

    読んでいただきありがとうございました!

  • え、なにこれ。めっちゃいい話ですね。好きです。

    音を聞くと死んでしまう世界で、欠陥を抱える耳を持つ主人公とAIの君。
    面白い設定がいっぱいあるのに、話がごちゃごちゃしていなくて面白かったです。設定の混ぜ方が上手だなぁ。
    鮮やかな表現の仕方もぐっと物語を引きつけていました。

    音のない世界で、音を奏でて世界を救う。
    うわああ、素敵すぎる。その矛盾的なのが上手すぎます。

    もう一度、彼が千歳ちゃんに会えますように。

    素敵な物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    聖願心理さん コメントありがとうございます!

    設定の開陳方法に難ありだと思っていたのでそう言っていただけて本当に嬉しいです。
    彼が彼女に会えるかどうかはわかりません。

    読んでいただきありがとうございました!

    編集済
  • はじめまして、拝読いたしました!

    素敵な物語でした。
    独特なSF的設定が、ピアノや城・塔というどこかロマンチックな箱に収められた、すごく惹きこまれる世界観でした。

    二人の「心中」、少女の正体の判明と別れ、そして少年の決意へと向かう一連の場面は、巧みな比喩を用いた文章の美しさも手伝って、もう「凄い」以外の言葉が見つかりません。

    とても美しい物語を読ませていただきました。ありがとうございます。

    作者からの返信

    水本照さん コメントありがとうございます!

    美しいと言っていただけて作者冥利に尽きます!

    読んでいただきありがとうございました!

    編集済
  • これは凄いわ( •́ .̫ •̀ )

    言葉に対しての先入観を
    上手く利用してるなと思った。
    そしてそう思わせる為の
    ミスリード(使い方あってる?)が適当で
    なんの疑いようもなくそうだと思わされた🙂

    そしてこの作品は物語中で完結しないのが
    本当にいい終わり方だと思った。

    続き気になるけど笑

    作者からの返信

    雫つゆさん コメントありがとうございます!

    ミスリード(合ってます!)はいわば作者と読者の勝負なわけですが、みなさん上手く乗ってくださり、なおかつ楽しんでくださっているようで作者冥利に尽きます。

    続きを熱望してしまう、というのが短編の良さだと僕個人は思っていますので、どうか先を想像してみてください笑

    読んでくださり、本当にありがとうございました!

  • コメント失礼いたします。

    音を聞き続けると死ぬという世界で、主人公は音を聞くことができず、少し音に憧れを持っているというのが、おもしろい設定だと思いました。
    それに描写が美しいのが羨ましいです。僕は描写が苦手なので。笑

    作者からの返信

    烏目浩輔さん コメントありがとうございます!

    主人公が音を聞けないという設定は最後の最後に思いついて加えたものなのですが、これがなかったらもっと味気ない作品になっていただろうなと思います。

    描写の美しさに関しては自分の中にある光溢れるありったけの美しい風景と向き合いました。お褒めいただき光栄です。

    近況ノートの方にまでコメントしていただき、本当にありがとうございました!

  • ※ネタバレ注意

    個人的に最後、えっここで終わり!?となりましたが、ここで終わっているからこそ良かったのかもしれないなとも思ったり。短編だから仕方ないのですが序盤の設定、世界観説明で少し読む手が止まってしまいました。が、中盤からはグッと引き込まれてました。デュオシーン、千歳が消えるシーンの表現が好きです。特に、湖面の白鳥が一斉に飛び立つように。には溜め息が出ました。これぞ表現力。

    スッと胸に染み入るような短編でした。ネットの海に放っていただきありがとうございました。

    作者からの返信

    深田さん コメントありがとうございます!
    序盤の世界観や設定の説明に関しては至らなさを実感しているので、もっと読者にわかりやすく入り込めるような工夫をしていけるよう努力していきます。

    湖面の白鳥が一斉に飛び立つように、という文章は自分でも気に入っているので、お気に召していただけて何よりです。

    読んでくださってありがとうございました!

    編集済