16歳からの迷宮探索には「国家資格:迷宮探索及び魔物討伐許可免許証:通称、迷宮免許」が必要です

作者 久城征博

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★★ Very Good!!

このお話珍しい事に「吃音」体質の主人公である。
吃音には連発、難発型の2種類有り、主人公の吃音は連発型だと思われる。
そもそも吃音とはという話が無かったんで説明するが、吃音は病気ではなく体質と言われている。大きな病院に行けば言語聴覚科に案内され、言語聴覚士の先生にお話を聞いてもらえる。
原因も治療も不明であり、治らない病気と言われている。昔の総理大臣が吃音とかなんとか。
吃音には軽度、重度の症状があり、個人的な感想ではあるが、軽度の連発型の人は個性として受け止めやすい。
軽度の難発型は吃音とは気付きにくい。ワードを言い換えたり(こころ、という言葉をハートと言ったり)、ただ心理的負担はこちらの方が大きいかもしれない。(これも個人的な感想)
重度はどちらも会話が成り立たないので、体質ではなく障害だなと思う。吃音の集まりに「言友会」というのがあり、話す機会があったが本当にそう思った。

前置きが長くなったがなぜ吃音の主人公にしたのか、というのが率直な感想。良い悪いで言えばうーん、悪いかもしれない。でも吃音について深く堀り下げていないのでそれは良かったと思いました。
「惡の華」で有名な某先生が吃音を題材にした漫画を書き映画にもなりましたが、吃音者が吃音と向かい合わされるのはちょっとキツいのよ。
吃音の嫌な思い出って大抵子供時代で、どもってる姿って本人は必死だけど端から見たら面白いみたいで、大人になればなるほどあの笑顔に悪意は無いんだなって思えるんだけど、それで傷付いた心が癒されるわけじゃないんだよね。
もう一度言いたいけど本当に吃音の主人公にする必要あったかな?なにか魔法的な要素で吃音が治るような夢を魅せてくれるのかな。
でも吃音は中々認知されない病気なので、誰か発信するべきなのかとも思う。とても悩ましいよ。

小説の感想は前置き、設定が長いので話の展開を早めてください。

★★★ Excellent!!!

主人公の思考を読み取って行くような文章が読んでいて面白い。また、戦闘も主人公や、相手がただ弱いだけで終わらないのも読み応えがある。偶に長くそこそこしっかりした解説が急に入るのが気になるものの、そこが程よいテンポ感に繋がっているように思う。最近のWEB小説とストーリーの運びが違い好みは別れるかも知れないが、自分としては是非このペースで最後まで読み終えたい作品。