第6話 芸術って奥が深い!
昔は夜が好きだった。敵から襲われることが少なく、何か普段と違うことが起きてくれるのではないかという期待を見せてくれていたからだ。乗り物の窓から見える、暗く流れる景色の中に煌めきが混ざる様子は幻想的であった。陽の光が当たるところでは危険を感じていた。そこにいてよい人間ではないという考えがしばしば襲ってきた。夜に散歩をすると心が落ち着いた。静かで、視線も少なく、周りに自分の姿が見えていない。闇の中から何か、きっかけになるものが出てきてほしいと、あり得ないと知っていても期待してしまっていた。夜は非日常だ。日常が地獄だったから、尚更夜に憧れと安心感を抱いていたのだと思う。追い込まれると夜電気が点けられず、昼間もカーテンを開けられなくなった。明るいことが怖かった。非日常に助けてほしかった。
*
中学生になった。入学式で懐かしい顔を思い出すのは小学生の時と同じだった。本当は私立に行きたかった。弟がいない分家庭に余裕があるはずだからと、聞くだけ聞いてみたが、結果は全否定だった。子供のうちから云々、自分の頃は云々、話が通じなかった。死ね。激痛さえなければ。その替わりと言っては何だが、部活動に入れるようになった。これは前回と違う。大収穫だ。弟がいなくて良かったと改めて思う。
別段授業は難しくもない。英語に至っては先生よりも私の方が上手いと思う。こういう町の公立に入ると成長や興味の機会が失われるのがよく分かる。教育は平等ではない。金持ちは私立に行く。もっと金持ちは都会に行く。もう少しすれば動画サイトやインターネットでいくらでも学べるが、そうするきっかけを起こす気にさえならないのだから、本当に時間の無駄だ。
1年生はまだ小学生のノリが抜けておらず、同じ小学校出身の生徒はまとまっているが、この先どうなるだろうか。不良まがいがいたり、柄の悪い先生がいたりと平穏な生活にはまだ努力が要りそうだ。これも公立の欠点だ。
中学校の図書室を使うことができるのは大きい。町の物よりも規模は小さいが、初めて見る本が多々ある。さらに、中学校にはコンピュータがある。ようやく使えるようになった。ブラウン管モニタとボール式マウス、Returnキーを久しぶりに見たときには懐かしさで涙が出そうだった。
それと、前回と同様クラスに知的障害者がいた。そうだ。背の順にしたら近いからという理由だけでお世話係を強要され、そうなれば、席順も変えられ、別の小学校出身の生徒と仲良くなる機会を奪われた。おまけに授業中にずっと意味の分からない言葉を言ったり、急に意味の分からない質問をしたりして不快極まりなかった。そのせいで授業の進行は遅れ、テスト前に駆け込みで間に合わせていた。そんなのと近づけられただけでまとめて疎まれて、きっかけを掴むことさえ許されずに苦痛に満ちた生活を送っていた。幸い次のクラス替えで切り離されたが、その頃には手遅れだった。死んだ町の公立はこれが最も恐ろしい。
今回やったことはシンプルだ。教室移動の連続する授業の前に、中庭に接するベランダの扉を開けておいた。中庭には奴が執心している昆虫が飛んでいたから、間違えて教室に入った奴はベランダに行って、手すりから身を乗り出した。ベランダの大半はコンクリートでできているが一部分鉄筋の柵になっている。すると、あら不思議、柵は外れて奴は下に落ちていきました。それ以来、高い所が怖くなり、特殊学級送りになりました。パチパチ。
まあ、前回は、その昆虫にこだわる奴がベランダに行って危ないからと、窓の鍵を閉めたまま夏場授業をしたからな。ベランダは近々補修されるはずだし、奴は何故か柵の部分が好きだ。前回の記憶のおかげで知っている。その昆虫を集めて中庭に放っておけば、奴は興味を持って本能のままに向かっていく。止める人がいなければこんなものだ。あ、落下地点にはちゃんと岩を置いておいた。背中にヒットして腎臓が一つ破裂したそうだ。
*
部活動は何にしようかと、色々考えながら廊下を歩く。コンピュータが使えるパソコン部が最有力候補だ。芸術系も捨てがたい。運動部は拘束が長いから無理だ。そう考えながら廊下を歩くと、ふと、ある教室の前で足が止まった。理科室だ。何故か吸い寄せられるように足が進んで行く。扉を開けると図書館の子がいた。
「見学ですか、あ、君は図書館の」
彼女も私を図書館の、と名付けていた。少しかすれたような声が心地よく沁みこんでくる。
「こんにちは、図書館でよく会いますよね。××○○です」
「やっぱりそうだよね。私は椿川沙那恵です。2年生です。部活見学?」
彼女は、私と同じくらいの背丈で、ショートボブの艶のある髪の毛が夕日に照らされて輝いている。薄い眉毛が隠れるほど前髪は長く、長い睫毛に綺麗な瞳が覗く目は二重で細アーモンド型、ほんの少し吊っている。唇は自然な血色で、はにかんで上の歯がかわいらしく見えている。手足は長細いが、体の凹凸は同学年よりも乏しく、あまり成長はしなかったようだ。
(こんな子がいたのか……。いたのか?)
前の人生では頻繁に図書館に行かなかったから、今回、彼女が図書館にいても気になることはなかった。よく会うな、読んでいる本も似ているなと思ったくらいだ。そういえば宿題もしていたな……。ともかくしかし、前回中学校にいたか、思い出せない。2年間で一度も気付かないことなどあるだろうか?
「○○君?」
反応しない私に問いかける彼女の方をじいっと見つめると、彼女の瞳がキョロキョロと動く。
「あ、はい。そうです。生物部は何をしているんですか?」
「うん、実はね、私も今年入ったというか、入れさせられたんだよね」
どうやら彼女が生物部に入った理由は、1人でいてばかりの彼女を心配した担任が、新しく部を作って、入部を強く勧めたためらしい。確かに中学生からしたら同性でも異性でも近寄りがたい容姿で、彼女もおとなしく、しかし自立した性格だからそうなったのだろう。
少し話しただけで、波長がどんどん合っていくのが分かった。私は生物部に入部することに決めた。彼女の嬉しそうな笑顔が脳に焼き付いた。
*
それから放課後、椿川さんと会うのが人生の楽しみになった。彼女も楽しんでくれていることがまた楽しく、彼女の担任の、優しそうな中年女性からもお礼を言われた。生物部の残りの3人は校外で習い事をしている2年生から名前だけを借りて人数を合わせた、とも言っていた。そういったわけで、理科室で2人で本を読んだり、宿題をしたり、飽きたら話をしたり……。生物部とは何なのか、という話が出てきたので、まずは校舎の裏に野菜を植えて観察することにした。
椿川さんは祖父母と3人暮らしで、両親は生まれてすぐにはもういなかったそうだ。成績は良く、運動もそこそこできるという。昼休みに彼女のクラスの前を通りかかった時は一人で本を読んでいた。彼女は何と言うか、一緒にいて落ち着く。今の年齢で言えば姉?、前からので言えば妹?、娘?、くらいの年齢だが、とにかく、合う。ずっと昔から一緒だったようだ。私が生きていることを、人間であることを肯定してくれる。私も彼女を肯定すると優しく温かい視線がこちらに向けられる。
なぜここまでかみ合うのか? 元々図書館で顔を合わせていたこともあるが、分かったのは、境遇が同じなのだ。私は2周目で、彼女は1周目だけれども。だから、お互いの存在が癒しで、救いなのだと思う。もちろん、親の耳に入らないように、近場の連中には知られないようにと気を遣う必要があった。知られたら殺されかねない。
それでもどうしようもない連中はいるもので、上の学年が卒業していきり始めた不良共が下級生にちょっかいを入れ始めた。鬱陶しい。平和のためには見せしめになってもらおうか。
*
ゴールデンウィークも過ぎ、椿川さんが町の図書館に用事があって生物部が休みの日、私は一旦自転車に乗って家に帰って――いる振りをするために、少し遠くの空き家の中に自転車と制服、諸々を置いて別の服に着替えた。それから中学校まで歩いて戻り、予め開けておいた窓から隙を見て侵入し、再び体操着に着替えて2階の社会科準備室に潜んだ。
(よし、いるな)
窓から見えるのは不良たちの巣、大抵の相場同様の校舎裏だ。1、2、……5人、全員いる。誰かが絡まれている。ごっこ遊びなのかもしれないが、冗談でもやっていいことと悪いことがあるよな。そういうのは身内でやりあっていろ、人間を巻き込むな。
やがて下校終了時刻を知らせるチャイムが鳴った。このチャイムが鳴る前に帰るのが本来の校則だが、実際は鳴ってから帰宅準備をする場合が多い。時間だ。
準備室から出て、暗くなった外に出る。1年生の誰かの振りをして、間違えて迷い込んだ振りをして、校舎裏を歩けば、ほら……。
「あーい、こっち来てなんかしろよー」「うぇーい!」
まだ残っていた。一発芸をさせて笑いものにでもするのか、小さいな。でもね、私達に手を出す可能性があるなら、嫌な気持ちに少しでもなるなら、摘み取ってもいいよね。先に手を出したのはお前らだろ。
「つか、何そのお面? だせぇ」
そう。私はいかにもなお面をして髪型を変えてある。
無視をして、一番無鉄砲そうな奴に近づく。奴は顔を近づけて目を見開き、拳を振り下ろす振りをしてきた。幼稚だ。
「俺の周りに手を出すなよ」
最初で最後の警告だ。できる限り低い声を出す。理解されなかったようだ。笑いながら小突いて来た。周りは笑って見ている。それが答えか。まあ、いいか。
ドスッ
肝臓を狙って一撃を決める。手加減はしてある。腹を抑えようとしている。右腕を握って握力で締め上げる。こうすると痛いだろう? それから片足を踏みつける。動けなくなるだろう?
「なあ、何かやってみろよ」
奴を解放する。腹を抑えてうずくまっている。
「何かしろよ、早く」
語気を荒げずに、しかし逆らったら死ぬと思わせるように。奴は半泣きで立ち上がって流行りの芸人のまねをし始める。
「他は?」「ふざけてんの?」「もう一発いる?」
奴が何かするた度に評価をする。周りは動かない。動いたら死ぬと思っているのだろうか。
「すいませんでした! 許してください!」
リーダー格がついに泣きを入れてきた。意外と連帯感あるのね。でも、それを聞き入れる義務はない。時間も押してきた。面倒だ。だから、背中に隠していた金属パイプを取り出して、全員を、骨折手前になるくらいに、滅多打ちにした。人間、咄嗟に逃げたり戦ったりできないものだね。やっぱりただのパフォーマンスだったね。
それから再び空き家に戻って、着替えて家に帰った。体操着とお面は空き家に残した。後で処分する予定だ。この体操着は不登校で、3年間学校に来ない生徒の物を盗んだから誰も困らない。
翌日、不良共は全身を腫らして登校してきた。それが1年生の誰かに殴られたためという噂も流れた。体操着の色からやったのは1年生と分かっても誰かは分からない。不良共も恥ずかしくて大人に相談できなかったらしく、やがて更正した。これで平和な学校生活を送るための障害は取り去った。良かった。今回は椿川さんもいてくれる。尚更素敵になるだろう。
*
梅雨が明けた頃、男親が碌でもないことを言い出した。妹が武道をもう一度やりたいと言ったから、お前もやれということだった。死ね。無論、断りは通じなかった。抵抗しようとしたら激痛が走った。前回はまだ武道を続けていた期間だからその修正なのだろうか。屋根と食事のために週に1回、日曜日の午前中、連れていかれることになった。
教える人が変わっても武道に面白味を感じることはなかった。それに、椿川さんとの時間が少なくなってしまった。私達は休日も学校や図書館で会っている。ただ一緒にいるだけで、話をしていなくても落ち着く。優しい、ミルクのような、果物のような香りが心を和ませてくれる。彼女の前なら安心して仮眠をとることもできる。彼女も本を片手に机に伏していることがあって、起きると恥ずかしそうにお互いさまだね、なんて言ってくれる。
大切な時間を奪われるわけにはいかない。おまけに指導者のHTは体罰が当たり前の、体育会系のノリの老人だ。どうやら結構偉いらしく、指導者を育てる立場にもあるようだ。そんなわけで何人か指導者はいたが、新しく入った、自分たちの仲間でない者である私はそういう連中の格好の的になるのだった。男であることがそれに拍車を掛けたようだ。
とはいえ、今度の練習先は車で数十分行ったところにある。さらに指導者の情報を調べるのが難しい。取っ掛かりが乏しいからだ。住所を聞いて、翌日に奴が死にでもしたら疑われることは間違いようがない。どうしようか。確実に辞める方法は何かないか。確実に、一撃で、気付かれずに止めを刺す方法……。まあ、あれか……。別で使おうとしていたが仕方ない。事前に設計は終わっている。
*
秋口のある練習日、いつものように無駄な時間が流れていた。今日はHTの孫が見学に来ている。いい気になっているのか、一層激しさは増している。だからと言って、私がやることは変わらないけれどもね。
「トイレ行ってきます」
練習開始直後、そう言って抜け出し一番奥の個室に行く。朝から腹が痛いと言っているから疑われまい。胴着を脱いで予め用意しておいた、サンダルと手袋――トイレットペーパーと糊で作ったものだ――を装着する。それから個室の窓を開けて外を見る。
(よし、誰も見ていない)
窓から身を乗り出して脱出し、配管や出っ張りに手足を引っ掛けて壁伝いに移動する。
(ここからだ)
飛び降りて駐車場へ向かう。うん、誰もいない。HTの車はこれだな。周りの車も問題ない。準備していたVVVでHTの車のWWWを開けて、中のXXXをYYYで外し、ZZZを間に挿み、元に戻す。
VVV、XXX、ZZZは事前に廃品と、理科準備室にある色々管理が杜撰な化学物質から作ったものだ。サンダルや手袋と合わせて一式、前のうちに自転車で来て隠しておいた。トイレの天板を一部外したところに、ビニール袋に包んで入れておいた。施設の入り口には監視カメラがあるから、屋上まで壁伝いに上ってそこから侵入した。
(終わった! 戻ろう!)
掛かったのは数分程度、これなら不自然ではない。道具を急いで分解し、車の下と、ゴミ箱の中に置く。窓からトイレに戻り、衣類は分解して流せば完了だ。
その後、体育館に戻り練習する振りを続けた。HTはこちらが体調不良という設定なのに何の配慮もしなかった。まあ、いいけどね。もう会わないし。練習が終わり、着替えた後、親の車に乗せられて……。数分後、かすかな爆発音が聞こえてきた。
(上手くいったかな?)
途中で消防車や救急車とすれ違う。上手くいったようだ。心の中では笑顔になりつつ、無表情を装いながら窓の外を見続けた。
HTとついでに孫は車の中で焼死した。奴は最後に戸締りと鍵の返却をしてから施設を出る。だから、他の人と時間差ができる。周りの車はなくなるから迷惑は掛からない。車のエンジンがかかればZZZが作動して、大爆発だ。ばっちり作動したようだ。どうして自分が安全と信じてやまず、立場の弱い物に攻撃をしてくるのだろうか。そのカウンターがどこにどう戻ってくるのか考えないのだろうか。
で私は無事武道を辞めることができた。一応他の指導者が引き継いでやってはいるらしいが、練習場所がより遠くになって、通うことができなくなった。爆発事故を起こすような組織には普通、貸さなくなるよね。
当然警察が捜査をしたようだが、発火原因は分かっても道具は見つけられなかったようだ。車の下に置いたものは一緒に燃えたし、それ以外はどこにでもあるものだ。ゴミ箱にあっても不自然ではない。容疑者の目星は付かなかったらしい。仮に私が疑われたとして、どうやって外に出て、数分で仕掛けたのか、合理的に説明する術はない。証拠は何も残していない。仮に誰かが私のしたことを当てたとしても妄想として突っぱねられるだろう。
*
それからは邪魔されることなく休日を送ることができるようになった。家の中にいるときは人格否定がしょっちゅうだ。1つでもミスがあればスイッチが入り、あげく殴られる。生きていて小さな失敗をしない人などいないのに、そのミスと叱責の尺度が全く合わない。それも思い込みで始まるからどうしようもない。前回は自分が何をしても悪い、全て悪いと洗脳されて、挑戦ができなくなっていた。今回は大丈夫だ。学校に行けば、ほどよく付き合いのある生徒を雑談をして、授業は聞かず、芸術や運動を楽しんでいる。情報の授業は最高だ。放課後になれば椿川先輩と何をするでもなく、一緒にいる。幸せだ。彼女の微笑んだ時のえくぼとあの目が、あの目が、私には魅惑的だ。
そうだ、夏休みに少ない金を出し合って遠くの町の美術館に行った。お互いに周りの目を気にしながらバスに乗り、自然と隣の席に座った。少し体がくっついて、温もりと優しい香りを感じた。美術品は明らかな贋作との違い、というかオーラがあると思った。天気の良い日だった。美術館を出て、スーパーマーケットで弁当を買った。ショッピングカートが滑らかに動くのに心地良さを感じて、つい動き回っていたら椿川先輩にクスッと笑われた。幸せだった。それから、公園の木陰で昼食を食べた。木漏れ日が、光を浴びた噴水が、セミの鳴き声が、生きていることを祝福してくれているようだった。それから何をするでもなく商店街を歩いて、バスに乗って帰った。先に降りた彼女の、夕日に照らされたシルエットは、その日見た何よりも美しいと思った。
生物部では育てていた野菜の収穫が終わり、次は、ということで魚を飼育して生態観察や実験を行うことになった。それから、全財産を叩いて買った最新のPCを理科準備室に置かせてもらえることになった。建前は実験データの整理だ。もし家に置いて、買ったのが男親と女親に気付かれたら、何かの八つ当たりで壊されるだろう。それどころか電気代さえ請求されかねない。インターネットの、全てが、懐かしい。前回は情報の授業中に見ることができたくらいだったが、今回は好きに扱うことができる。プログラム言語なんかにも挑戦して、椿川先輩がいないときは専らいじっている。彼女かいるときはそちらが優先だ。
*
そうして、無事に進級した。クラスが変わっても当たり障りない関係を生徒と築いている。生物部には誰も入ってこなかった。宣伝しなかったからだろう。家では男親が軟化しかけているのに対して、女親の全否定とヒスが強くなっている。妹も女親を真似して何か気に入らなければわめき散らす。死ね。顔面を殴り飛ばしてやろうとしたが激痛で動けなくなった。何だかんだ、できないことは多い。平和を掴み取るための努力はこれからも続きそうだ。
ひーたすーらにいきーるーためにー
ああ、生きていても良いと、認められたことの誇らしさ、尊厳を取り戻せたことの喜び……。努力することが許される。自由が、ある。そのための障害物は、知ったことではない。身にかかる火の粉を振り払うことは、生存競争だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます