前のエピソード――348.自分の家族は自分で守る！

　昨日ですね、散々発熱対策したじゃないですか。その時は、「私がしっかりしなきゃ」って凄く思いましたよ、えぇ。昨日はおいたんが休みだったので、ちょっとおいたんのパソコンでさせて欲しい作業があったんです。それで、パソコンを見させてもらったんですよ。そうしましたら……

　……貴様、エロサイトのブクマフォルダーを十個も作るとかバカなのか？　サルなのか！？　最近使ったファイルも、エロ画像をDLした履歴がありありと分かる感。検索履歴も、エロサイトを探した跡がたんまりと見えている。

「（こんなに証拠残すとかバカなのかな？）」

　私、一気にイライラする。

「（こいつ、前に怒鳴りつけたのに懲りずにまだこんなにエロサイトばっか見てやがる」

　思わず口を出た言葉が……

「おいたんはさ、パソコン壊れても買わなくて良いよね。ろくでもない用途にしか使ってないし」

　せめてね、ブクマを分からないようにするとか、検索履歴は残さないとか、見える所にエロ画像を置かないとかの配慮が欲しいわけ。で、すぐにそれを両親に言いつけたよね。そうしたら母が何だか凄く怒ってこう言うわけです。

「男なんていくつになってもバカなのよ！　そんなもんなのよ！」

　何かあった！？

　その真相はお風呂で解き明かされました。

「お父さんもね、お母さんがこの間そっと部屋に入ったらテレビでエロチャンネル見てたのよ」

　七十五歳後期高齢者のじじい、まだエロスに興味がある様子！？

「じじい、元気だな。いくつになったら枯れるんだよ」

　女二人はバカな男二人に対して冷笑かつ呆れ顔です。

　おいたんなんてさ、人畜無害で俺は性欲なんてありません！　みたいな態度しておいてそれだからねぇ。全く、男ってやつは……。どうせエロサイトブクマするなら、私みたくエロ漫画読んでる痕跡を残さない様に見ろよ！（ぇ

　それでイライラしてまして、昨日は久々にウィスキーを煽って寝たら、見事に値付けず。明け方布団を被らずに寝ていて寒くて目が覚めたら起床時間の様子。

　そうしたら、寝冷えしたのか風邪を引いたのか掃除してないからアレルギーなのか、鼻水がずびずびしてましてね。先ほどは微熱もございました。

「嫌だ。隔離は嫌だ」

　と、気合と根性と凍らせたあんずぼーを食べて平熱まで戻しました。案外すんなり落ちたので、一時的な微熱だったのだと思います。

　今日は午前中に音楽しようとしたら、音がヘッドホンではなくスPCのスピーカーから出てしまっていて、これはデバイスがちゃんと作動してないって事でてんやわんや。Cubase（きゅーべーす）はASIO（あじお）と呼ばれるドライブに対し、オーディオインターフェイスをかませて（私の場合UR22）音を出さなければならないので、PCのスピーカーから音が出てるのは本意ではないのですよ。

　それを直して、音色を決めたらやる気も無くなりだらーんと。微熱もあったので、何だか色々諦めモード。これが、体調不良か。

　もちろん、葛〇湯はぶっ込んでおきました。イ〇プロフェンも買い足しておきました。いつでも来いや発熱めが！！

　もう、おいたんとかじじいとか、エロ二人組を本気で守ろうとしている自分がバカみたく思えましたよ。あの人達、呑気っちゅーかエロボケっちゅーか、何なんだろうね！？

　まぁ、風〇に行ったり、外で浮気してるわけじゃないから良いんだけどさぁ、それでも妻としては面白くないわけ。パソコンやら誰もいない居間でそんなのばっか見られてたら嫌なわけ。もっと分からない様に見て欲しいわけ。

　いつか、架空請求とかが来て慌てても知らんぞ。慌てふためくのは自分だからな。架空請求されて払っちゃうのはやましい所があるからだからな。