第19話 不都合な真実(2月22日 日本災害医学会の声明を追記)

 東日本大震災の後、某教授が給食が汚染されていないことを実証するために、陰膳検査という測定を提案した。

 ときのこと、某官僚は「放射性物質が検出されたら大変なことになる」と反対したらしい。


 ※陰膳検査は、給食一食分を毎回ミキサーにかけて、高性能の測定器で、放射性物質の量を測定する手法。


 某教授は、ポケットマネーと有志からの寄付でこれを実行して、汚染が無いことを公表した。

 この辺の事情は 「給食 陰膳 測定 放射能 汚染」  あたりで検索すればヒットするので、自分で調べて欲しい。この体質は、今も変わっていないようで、


  測ればわかる → 不都合な事実がわかるのは嫌 

→ 不都合な真実は、測らなければばれない


 検疫に従事した職員や協力者のPCR検査を故意に行わなかった。

 理由は、陽性が出たら、活動できる人員が減るので業務に支障をきたす。

 感染を防止する使命の組織が、組織の都合で感染拡大の危険を冒す。

 今後、組織の国内、国際的な信用は地に堕ちる。出てくるデータも疑われるだろう。


 国内のアウトブレイク当初から感じていた対応への違和感の原因が、やっと判明した。この手の手法は、隠蔽でも捏造でもなく、初めからデータが無いので、見つかりにくい。


追記(2月22日)

日本災害医学会 声明

jadm.or.jp/sys/_data/info/pdf/pdf000121_1.pdf

一応、報道記事ではなくオリジナルを確認した。

ここのメンバーには、感謝こそすれ、非難されるいわれはない。

現場で活動した医師を、ばいきん扱い。家族まで差別。支援活動に参加したことに非難

報道記事は 日本災害医学会 声明 抗議 バイ菌 等で検索するとたくさん見つかる。


あちこちの学会が、研究集会をやっているようだ。

第47回日本集中治療医学会学術集会

緊急企画(COVID-19)新型肺炎と戦う

www.jsicm.org/meeting/jsicm47/emplan.html


いちいち、学会を探すのは面倒なので、リストを

日本医学会分科会一覧

jams.med.or.jp/members-s/index.html


 陰性と判別されて下船した乗客に対して、感染研から、非常に遠慮がちの「お願」いが公開されている。

www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html




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