第243話 討滅作戦開始!
新たに来た援軍、神四柱。
本来であれば、下界のあれこれには不介入だったはずなのだが、何故ここに?
「あ、俺が援軍要請しといたぞ」
まぁ、なんというか、案の定、犯人はゼロであった。
「本当に頼むからさ……報連相くらい、しっかりやってくれっ!」
とりあえず文句と釘を刺してはおく――が、正直な所、助かったとは思っている。
邪神との戦いとか初めてだし、情報もねぇし。
神喰の時だって、なんちゃって神殺しだし。
腐竜の時の出来損ないとはわけが違うので、なんやかんや初めての試みだからな。
と、考えていたのだが、思わぬ人物から待ったが掛かる。
「私達は、攻撃には参加できませんよ」
「はい?」
シーエンからの思わぬ発言に、思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
いや、つうかさ、攻撃しねぇなら、何しに来たのかって話なんだが?
ちょっと困惑気味だったのだが、顔に出ていたのであろう。
リュラから説明にもなってない説明が入った。
「こちらにも事情がある。漢なら小さい事に拘るな」
「小さい事じゃねぇよ! 後、イントネーションおかしかったからな!? 漢じゃなくて、男なんだよ!」
思わずツッコんでしまったが、いつ動き出すか分からない敵を前に、グダグダするのもちょっと違うなと考え直して、シーエンとレーネスの方を見る。
早よ、事情を話せ――と。
察しの良いレーネスは、直ぐに話し始めたのだが、こっちにいたのに何で知ってんの?
「定例報告はちゃんとやっとったからなぁ。当然、緊急連絡用の構築もバッチリやで」
「あ、そう。で、事情ってのは?」
「端的に言うたら、世界終了のお知らせやな。結構な数が連鎖崩壊するんや」
「……は?」
ちょっと理解が追い付かなかった。
思わず出た言葉と態度に加え、地味にフリーズ中。
しかし、こちらの状態などお構いなしとばかりに、レーネスは説明をしてくるのだが……止まった思考で理解しろという方が無理なのである。
なので、リエルが代わりに聞いた後、分かりやすく説明してくれた。
勿論、復活した後に。
で、再度確認。
「えーっと? あれが生まれたせいで、大規模次元震が大量発生。次元境界が曖昧になって、他の世界と繋がりそう? 世界の隔たりを維持する為に、ジェネス以下、神総出で対応中だっけか?」
「せやな。捕捉説明するとな、ジェネス様が陣頭指揮を執りながら、同時に楔もやってるんや。ほんで、ジーラが主軸となって修復と調和をしとるんやけど、元凶を倒さんことにはどうにもならんって結論に至ったんや」
「で、丁度その時に、ゼロからの連絡があって、渡りに船だったと。……なんで、この四柱?」
「向き不向きやな。後はなぁ……トラーシャやと、どっちにしてもこの世界の崩壊待ったなしになりそうやて、ジェネス様がなぁ……」
神側にも都合があると納得したところで、シーエンが追加補足をしてきた。
「リュラとアシスですが、結界魔法なら得意と言うのもありますから。セブリーを起点として、断界五光神結界を発動させます」
「ん? セブリーが起点? 結界魔法が得意なイメージが無いんだけど?」
「彼女の役目は、燃料ですから。電池? バッテリー? そのようなものです」
「おい! 言い方が酷いだろうが!」
シーエンの言葉に噛みつくセブリーだが、誰からも味方は出なかった。
割と仲の良いメナトすら、シーエンの言葉を肯定していたくらいだし。
ついでに言っておくと、メナト曰く、セブリーは神の中でも3番目に保有神力が多いらしい。
一番は勿論ジェネスで、二番目がトラーシャだそうだ。
「まぁ、そっちの事情は理解したけど、攻撃手が俺だけってのは戦力不足じゃないか?」
疑問をぶつけてみると、全員から、え? こいつ何言ってんの? 的な目で見られた。
間違った事、言ってない気がするんだけどなぁ。
なんて話していると、事態は唐突に動いた。
今まで沈黙していた邪神と神喰の融合体が、雄たけびにも似た空気振動を起こし、大地への浸食を始めたのだ。
「話しはここまでの様だ。……グラフィエルよ、この戦いが終わった後、話がある」
「まるで、勝つことが決まっているような言い方だな」
負ける気など更々ないが、相手の力は未知数だ。
用心するに越した事は無い訳だが、アシスに鼻で笑われてしまった。
「ふっ、お主に勝てる者など、早々おらんよ。それは神でも同じだ。条件下を考慮しても、勝てる神は限られるわけだしな」
「過大評価し過ぎだ」
「そうでもない。そうでもないが故に、後に話があると言っているのだ」
これはあれかね? お願い事かなんかあるんかね? まぁ、可能な範囲でなら聞くけどさ。
「さて、ではゆくか」
「アシス、セブリーを忘れるなよ。あそこで拗ねとるぞ」
「む? 全く……ほら、早よこんかっ!」
アシスとリュラによって、ドナドナされていくセブリー。
頑張ってねー、と手だけ振っておく。
「さて、ウチもいきましょか。シーエン、最後の説明は任せますでぇ」
「ええ。私も直ぐに行きます」
レーネスもゆっくりと歩き出し、残るはメナトとシーエンのみ。
……あれ? メナト要らない子?
「何を勘違いしてるんですか? メナトはラフィの補佐ですよ」
「補佐?」
「アドバイザーでも良いでしょう。ラフィは、正面切って神力持ちと戦うのは初めてでしょう? ああ、元原初様は例外ですからね」
「そうなると、初めてかも?」
なんでゼロが例外なのかは気になるけど、時間も無いので話を進める。
「そのためのメナトですよ。それとですね、地上への被害は気にしなくて良いですからね」
「ん? それはどういう――」
「メナト、後はお願いします」
「あ、ちょっ――」
止める間も無く、シーエンも行ってしまった。
隣に何時の間にか立っていたメナトを見ると、やれやれだ……とか言わんばかりの表情と仕草をしている。
だがな、やれやれなのはこっちなんだよっ!
つか、説明早よっ!
ちょっとだけ急かすと、メナトは説明してくれたのだが、ついでに戦闘面の戦略も一緒にと言われてしまった。
やれやれとかって態度に出してたけど、乗り気じゃねぇか。
でも、口には出さない。
今はシリアスさんの出番だから。
「じゃ、さっさと説明しようか。今回行使される結界だけど、世界とは断絶されるから、外部への被害は気にしなくて良いんだよ」
「結界内は?」
「どうせ張るまでに、時間は少し必要だからね。浸食部分も切り取るんだよ。だから寧ろ、浸食部分の浄化か消滅を考えるなら、内部は徹底的に破壊し尽くした方が良いんだ」
「ふむ。……因みにだけど、絶対に大丈夫なんだな?」
「なんかフラグっぽい気もするんだけど……。まぁ、ジェネス様考案の結界だからね。燃料切れしない限りは」
「セブリー次第かよ」
本当に大丈夫なんだろうなぁ? と、目で訴えかけるが、メナトは自信満々だったよ。
もう一度念押しするが、大丈夫だと念押しで返されてしまった。
……後で文句は受け付けんからな?
(何かあったらメナトに押し付けるとして……初手はあの魔法でいっか。上手くいけば、一発で終わりそうだし)
考え終わると同時に、メナトに肩をガッと掴まれてしまう。
あれ? まだ何かあるのか?
「先に聞いとくよ? 今、何を考えてたのかな?」
「メナト、笑顔が怖いぞ」
「怖くもなるよ! ラフィは気付いてるのかい? 今、自分が、どんな顔をしてるのか」
メナトに言われて、顔を触ってみる……うん、変わりない様だ。
そう伝えようとして、手鏡を渡されてしまう。
さっきまでの自信は、何処に行ったのかと言いたいが、結界行使の神力を感じ取ったので、言われるがままに手鏡で確認する。
「……誰、これ?」
「ラフィだよっ!」
メナト、ちょっと気が短くなってないかね? あれか? 女性特有の日とか?
「神にそんなものがある訳ないだろうっ!」
「ごもっともで」
ブラックジョーク過ぎたかな? とか考えていると、どうやら結界を貼り終えるまで後少し――と、いった感じだった。
なので、張り終える前に肝心な事を聞いておく。
「メナト、結界についてんだけどさ」
「……ラフィが聞きたい事は分かってるよ。喰らう事についてだろ?」
付き合いもそれなりな俺達は、阿と言えば吽と答える位にはなっていたので、頷いて聞いて行く。
結論としては、時間との勝負――との事だった。
「力を喰われ続けるのは、予定調和なのさ。完全に喰われるとか、消滅前には解除して離脱するよ」
「セブリーは?」
「あー……実はさ、セブリーの役目って楔なんだよね。結界構築には関わらない代わりに、力を放出し続けて維持しないといけない。勿論、他の神も同様だけど、その割合が違うってわけさ。まぁ、だからこそのセブリーだけどね」
「保有神力のせいか」
まぁ、普通に考えればそうだよな。
結界を張り終わって、内外との関係性を断つにしても、結界境界部分はしっかりと存在するわけで。
そこに浸食部分が触れたら、いくつかの防護策はあっても、少しずつ、確実に、神力は喰われ続けて行くのだから。
問題は、その喰う量か。
こちらの総量が百として、時間毎に一喰うなら、タイムリミットは100時間になる訳だが、途中で急激に増えるかもしれないし、防護策が機能して減らせるかもしれない。
この辺りは未知数で、ぶっつけ本番と言った感じか。
尚、俺の攻撃による神力の目減りもあるらしく、先程のメナトの笑顔がこれに当たる。
かなぁり、悪い顔をしていたらしい。
「まぁ、その件は置いといて」
「置いとけないから言ってるんだけどね」
「置いといて問題無いから言ってるんだけど?」
「その理由は?」
「長期戦なんてありえんから」
時間制限は絶対なので、長期戦はありえない。
絶対に、短期決戦という方法しか取れないのだ。
だから、多少の目減りは問題無い。
「減った力の回復は、頑張ってどうぞ?」
「なんで疑問形なんだい? まぁ、ラフィの考えは伝えたけどさ」
「それでなんて?」
「全員了承はしたけど、シーエン以外からは……と言うか、主にセブリーからの文句はあるね」
「想像に難くねぇなぁ」
「後で労えば良いよ。とりあえず、酒と飯だね」
「そこは喜んで提供しようじゃないか」
そして、結界完成。
なので、初手ブッパします。
「じゃ、やるか」
「……うん、これは張っといて正解だったよ……」
メナトが言い淀んだ訳――どこぞの魔王様も使った、開幕メテオである。
どこぞの魔王様は、多段式メテオだったが、こっちには創造魔法もあるので、一撃巨大メテオにしてみた。
その大きさ、結界内がほぼ隕石で埋まるという。
「これで露出してくれたら、楽なんだけどなぁ」
「そんなに上手く行くとは思えないけどね」
なんて話してる内に、結界内にメテオ着弾。
凄まじい轟音を響かせはしているが、外への被害は皆無。
着弾による風圧すらないのだが、何故、音だけは聞こえるのか?
「理由は簡単だよ。被害が無いから」
「あ、そういう」
どうやらあの結界、外への被害対策に主観を置かれているらしい。
実害が無ければ、その他の事は丸っと無視する方向性の様だが……うん、知ってた。
当然だが、勇気ある伝令がやって来て、今の状況について聞かれるのだが、どう答えたものやら。
それというのも、ダグレスト王都側にいる神達は、認識阻害や隠蔽などで、その存在を隠している。
つまり、今の現状は、同盟側の誰かが張った結界――というのが、各国の認識なのである。
ちょっとした、やらかし案件だった。
少し後ろじゃ、ツクヨに膝枕されたままのゼロが笑ってたりするし。
いや、本当にどうしようか?
「クロノアス卿?」
「あ、ああ、すまない。そうだな……うん、陛下には後で説明するとだけ伝えて欲しい。音は凄いかもしれないけど、今の場から動かなければ、暫くは被害皆無とも伝えてくれ」
「納得、しますかねぇ?」
「最悪、ゼロの名前も出して良いから。連盟って事にすれば、暫くの間、陛下は黙ってくれてると思うから」
「そのようには伝えます」
「あ、それと、伝令はなるべく控えた方が良いとも伝えてくれるかな。万が一、伝令に被害が出たら笑えないから」
「お心遣い、感謝いたします。でしたら、クロノアス卿への伝令は、自分が率先して行わせて頂きたく」
伝令さん、マジイケメン過ぎるんですが? だが、伝令さんにも下心はあった様で、イケメンは吹っ飛んだ。
「自分、下級貴族の七男でして。その、功績が欲しいなぁ……と」
「あー……自己責任で良いなら。功績については、陛下に直談判するわ。どんな褒章になるかは関知しないけど、それでも良いなら」
「ありがとうございます! 精一杯、伝令させて頂きます!」
「程々にねぇ……」
そして、一度目の伝令が返った後、メテオの確認をするのだが……うん、ありえんわ。
メナトもちょっと驚いてるし。
「どっちも化け物過ぎるんだよ。ラフィの攻撃も、あれの無傷にも」
「俺もちょっと驚いてる。流石に無傷は理不尽過ぎるわ」
喰邪神――メナトと相談した結果、命名――は全くの無傷で、いや寧ろ、体積増えてね?
「な、なぁ、メナト?」
「言葉にしないでくれるかな? 私もどうしようか困ってるわけだし」
どうやら、メナトの判断も俺と同じらしい。
つまりはこういう事だ。
――開幕メテオの運動エネルギーが喰われた――
ふざけんなって話である。
運動エネルギーすら喰らう奴に、どうやって勝てと言うのか?
今の時点で、魔法系統は完全に封殺されているのに、物理も無理とか無理ゲーならぬクソゲーだろ。
なにか? どこぞのゲームみたいに、
そんな状態ではあるのだが、何もしないわけにもいかず、多段式メテオで足止め中だ。
寸分違わずに、狙いを一点集中して落として、ようやく足止め出来ているという。
但し、体積は膨張の一途を辿っているけど。
そう言えば先程、魔法が封殺されていると言ったが、きちんと理由がある。
その理由から、メナトに止められているのだ。
「何もしないよりはマシだけど……」
「現状打破できる一手が無いからね。それと――」
「魔法は使うなだろ?」
「ああ。放出系なら、パスを繋げて喰らう事は出来ないだろうけど、生半可な威力じゃ、届く前に喰われて消失だからね。循環交えてとかは、更に最悪な結果を呼びかねない」
こういう事なのである。
先程、鑑定で力を少々喰われたわけだが、鑑定のスキル自体、そもそもが放出系と循環系の複合だったりする。
主に循環に重きを置いている鑑定だが、相手を視る際には、ほんの僅かだが魔力や神力を放出して、相手の魔力に干渉するというのを行っているわけだ。
前世風に言うならば、ハッキングしたらトレースされて、逆ハッキングされたわけだ。
だから、混ぜこぜ系は使用不可。
では、完全放出系魔法ならって話になるのだが、聖級や王級が喰邪神に効くと思うか?
答えはNO。
最低でも神話級でないと話にならない。
出来るなら神滅級が望ましいのだが、周辺魔素に被害が及ぶ可能性がある。
いや、一発や二発なら、ギリギリ大丈夫だろうけど、それで倒せるような奴ならば、苦労はしていないのだよ。
結果、魔法が封殺されているわけだ。
近接物理戦? 喰われに行くようなものである。
「これって、想像以上にヤバいな」
「だね。ラフィ、完全原初化したら?」
「断固拒否する!」
俺達がヤバいといってる意味、それは、千日手にすらなっていないからだ。
動きを見せた喰邪神ではあるが、こちらへの攻撃は一切していない。
結界を張っている神達にも、神力は喰らうも、攻撃らしい攻撃はしていないとの事だった。
つまりだ、攻撃され始めたら、一気に形勢不利になること間違いなしなのである。
じゃあ、先程メナトが言った原初化すれば勝てるのかって話になる訳だが、結論から言えば、多分勝てる。
じゃあ、なんでならないのかと言われたら、理由は二つ。
一つは、絶対では無いからだ。
正確に言えば、絶対にする方法はある。
でも、それに出来ない理由が二つ目にあるのだ。
その二つ目が、人を完全に捨て去る事。
死んでもごめんである。
ただ、裏技を使えば、理由二は消滅するとだけ言っておくが、やるとしても最終手段であると言っておく。
色々と条件があるからな。
「でもさ、このままだと時間切れになるんじゃないのかい?」
「原初化は最終手段! 結界完成前に決めただろうが!」
「もう、最終手段の段階だって言ってるんだけど?」
「ちっちっち。甘いな、メナト。大量の砂糖を煮詰めて、徹底的に甘くしたジャムよりも甘いと言わざるを得ない!」
「その例え……もう少し、どうにかならなかったのかい?」
「うっさい! つうかな、切り札は先に見せるべきでは無いんだよっ!」
「見せ損ねて、失敗ならまだしも、死ぬ可能性があるのはどうかと思うよ」
そんなん言われんでもわかってるわい!
なんでわざわざ、大量の魔力や神力を消費してまで、メテオによる足止めをしてると思ってるのか。
ちゃんと勝算があるからに決まってるからだろうが。
そして、その勝算が空からやって来てくれた。
「お、来たな」
「あれがラフィの勝算か。何があるんだい?」
「神滅級魔法、数万発分の砲撃が出来る」
「それって、意味があるのかい?」
「ふっふっふ、聞いて驚け! なんと、一撃収束砲で撃てるのだ!!」
「うん、だから、それに意味はあるのかい?」
「ロマン砲で、倒したい!」
「はぁ……。そんなことだろうと思ったよ」
バカな事を言ってはいるが、勝算が無いわけではない。
要は、喰い切る前に強烈な一撃を叩き込んで、核の露出を促してしまえば良い。
今現在、喰邪神格の位置が特定できていない以上、近接戦闘は不可能だが、最悪でも特定、上手くいって露出したならば、多少の力を喰われたとしても、斬りに行けば良いだけでの話だ。
保有魔力や神力、魂の強さと身体的強度を増せば、討滅は可能である。
「そう上手く行くのかな?」
メナトが何か言ってるが、やらない努力よりも、やる努力である。
可能性が高いわけじゃないが、そこまで低い訳でもない――と、リエルが言ってた。
そだよ、全部、リエルの入れ知恵だよ。
リエル曰く、試金石はあるだけあれば良いらしいので。
なので、行ってみよー!
『三人共、頼んだぞ!』
スマホもどきで、艦の通信機に連絡して、士気を挙げる。
この作戦における唯一の懸念事項と言えば、照準が大幅にズレる事くらいだろうが、弓矢の名手であるリリィがいる以上、早々外れないだろう。
狙いを定めるのは一緒だし。
――そして数分後、艦から光が放たれた。
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