節分スペシャル
「なっな……なんと、PVが50000突破! まさか、こんなに沢山の人に見て頂けるなんて……!」
「本当にありがとうございます」
「読んでくれた、皆様のおかげで、ここまで来れました! 作者も、俺達もまだまだ未熟ですが、暖かく見守って頂けたら幸いです!」
「私の絵も、貰えたしね」
「あれは、めちゃくちゃ嬉しかった!」
「作者の涙腺が、緩みまくるね」
「そんな訳で、節分編スタートです」
「ぜってえ見てくれよな!?」
「そのネタ、通じるの?」
「蘭……そう言うツッコミはやめて……」
♢
「節分って、異世界だしねえ。オーガとかゴブリン? に豆でも投げる?」
「ゴブリンって、鬼なのか?」
「小鬼って、書くしね」
「あっ! 某スレイヤーさんが、小鬼って言ってた気がする!」
「じゃあ、僕がゴブリンとオーガを出してあげるよ」
「師匠! ガチな奴に、豆を投げても殺されるからやめて!」
「まあまあ、良いじゃない」
「良くなあああああい!」
「そりゃ!」
師匠が剣で地面を叩くと、赤いオーガと、青いオーガが、虎柄の腰蓑をつけて。元気よく飛び出してきた。ゴブリンのおまけつきで……。いや、これ死んだろ。
「グウオオオオ!!!」 「ぐぎゃっ! ぐぎゃっ!」
オーガは元気に、金棒を振り回している。ゴブリン達は、棍棒で地面を叩いている。
「さあ、洋一君。豆を持つんだ!」
「はっはい……」
豆を渡された……。こんな小さい豆で、倒せるはずがないのに。
「じゃあ、僕から行くよ!」
━━━━ぱちゅん!
ゴブリンの頭が弾け飛んだ。
「当たりー!」
「ひえええ!! 豆って、ゴブリンを殺せるんだな……」
「いや、殺せる訳ないでしょ。葵がおかしいだけだよ」
━━━━ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん!
「あはは、めちゃくちゃ面白い! ゴブリンの新しい倒し方だね!」
「オエエエエ! グロい! グロすぎる!」
逃げ惑うゴブリン達。オーガ達は、岩陰に隠れている。これじゃあどっちが鬼かわからない。
「鬼はー外!」
師匠が、ノリノリすぎる。
「はあ。もうめちゃくちゃだよ。そもそも、洋一達は節分の意味をちゃんとしってるの?」
「知らない」
「豆投げるイベントじゃないのー? そりゃ! 逃げるな、オーガ!」
※豆は
京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げにり、大豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたという話が残っている。
魔の目(魔目=まめ)に豆を投げつけて、魔を滅する(魔滅=まめ)と言う説がある。
「なんか、親父ギャグみたいだな……」
「あくまで、昔話の一つだからねえ。邪気を避けるって言う意味合いが強いんだよ。歳の数だけ、豆を食べるって言う厄除でもあるんだよ」
「なるほどなー。瘴気を放つ神殿には、これから豆をぶつけて終わりにしよう」
「それで祓える訳ないでしょ」
「豆を歳の数食べるんだよな? じゃあ俺は、なん個だ?」
「えっ? さあどうなんだろ?」
「邪神の因子も豆で祓えないかなあ」
「それで祓えるなら、話は簡単なんだけどねえ……」
「死ねい! 鬼どもめええ!!」
「師匠は、鬼退治に夢中だし……」
♢
「あはは。結局めちゃくちゃになったね。これからも、鷹と一緒に異世界転生 〜相棒任せの大冒険!〜よろしくお願いします」
「応援、お願いしやーす!」
『ちょっと! アタチの出番がないんだけど!?』
「いや、あのな? リュイ、もう挨拶だから」
『鬼とヨーイチに〜ッ電撃! 福はーアタチ!』
「リズムが、悪ッぎゃああああああ!!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます