第219話 ダンジョン1

励ましのコメントありがとうございました。


長らく休止しておりましたが、再開致します。毎日更新出来るか分かりませんが、引き続きご愛読いただければ幸いです。

宜しくお願い致します。


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「ゆけー、ゆけー、サトウタクミ

ゆけー、ゆけー、サトウタクミ

ゆけー、ゆけー、サトウタクミ

どんとゆけー♪」


俺が右手を振って鼻歌を歌いながら、ブラックジャガー獣人のノワの後ろについて、ダンジョンを進む。


このダンジョンは5階層毎に中ボスがいるダンジョンで、未攻略のダンジョンだ。


現在29階層まで到達しているが、30階層の中ボスを攻略出来ない。


「先ずは5階層の中ボスだな」


俺は中ボスに部屋の扉の前に来ていた。


「さあ、どんな敵かなぁ」


俺は聖剣を肩に担いで扉を開けた。


現れたのは4体のグレムリン。


ピンクの身体に黄色の顔と腹。

青い角と1対2枚の青い羽に竜の尻尾が生えている。


グレムリンは舌を出して宙に漂う。


「ケケケ、その女を渡しナ」


「はぁ、何言ってんだ。馬鹿か?」


「ケケケ、バカなやつ……

お前たちをここで食ってやろウ」


何だか訳が分からん事を言ってるので、時を止めて、聖剣で一気に斬り殺した。


炎のブレスを吐く寸前だったらしく、口を大きく開けて、転がるグレムリンの首。


時を動かす。


「4体同時に炎のブレスを吐く寸前だったみたいですねー。4体同時に吐かれると厄介だと聞いていましたが、流石タクミ様ですー。素材は回収しておきますねー」


ノワが、闇魔法でグレムリンの死骸を収納した。


「まあ、私が結界を張れば問題無いです」


ジャイアントハーフの聖騎士リンが胸を張っている。


「討伐報酬は『グレムリンのつばさ』でしたねー、ダンジョンから脱出出来るみたいですー」


グレムリンって翼か? どちらかと言うと羽っていうイメージだけどなぁ。


「要らないけど、取り敢えず収納しておいて」


「はーい」


「次いってみよー」


俺がダミ声で次の階に進むであろう階段を指差し、俺達は更に階層を進む。


10階のボスはピンクタイガー。


名前の通りピンク色の虎のモンスターだ。


と言うか、虎の模様が無いんだけど……。どっちかって言うとピンクパ○サー? 著作権に引っ掛かりそうだ。


このダンジョンのモンスターって、何だか愛嬌があって、怖く無いんだよねぇ。


時を止めてサクッと倒した。討伐報酬は鉄の槍……。


要らねー。まあ、アイテムボックスに収納したけどね。


そして15階層のボス部屋に入ったら、ボスはベビーデビル2体だった。


グレムリンの色違いで、オレンジ色の身体に青い顔と腹に、明るいオレンジ色の角と羽。


と観察していたら、いきなり炎を纏った雷撃を吐き出しやがった。


ベギ○マ的なヤツ。


目の前が真っ赤に染まった。

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