第28話 敵地に初乗り込み
1週間後、科学班が戻ってきました。水を綺麗にする
出発!少し行くと淡い水色の惑星が見えてきました。空から観ていると水は濁っていました。作戦通り着地して源流からまずは水浄玉を放り込みました。水には入らないようにして進んでいきます。サポート役の8人は上空に舞って湖に水浄玉をばら撒いてもらいました。右側を歩いてると緑人族に会いましたが怯えています。
『嫌だ、連れてかないで下さい、許して』
『許しますよ、何処にも連れていきません』
驚きのあまり目を見開いています
『よく見れば蛇足族じゃなかった、助けなの??』
『ええ、良ければ連中の居場所を教えて下さい』
『奴等は普段城に籠りっきりです。時折、一人捕まえては、実験体だ喜べと連れていきます。戻ってきた者は居ません』
『連中を叩くつもりなので安心してください』
『きおつけて下さい。ストーン族が一匹混じっていて強敵です』
『ストーン族、奴だけはぶっ殺す』
冷静さを失い飛んで即乗り込もうとしたレオンだったが、隣にいたシャラク団長に腕を捕まれ止められた
『作戦中です、独りよがりな行動はつつしみなさい』
『せっかくの情報源を即殺すのは勿体無いぜ』
『情報なんてどうでもいい、奴さえ倒せれば』
バシッ 頬を叩かれた『痛い、何すんだ』
『落ち着きましたか、敵を確実に包囲して逃げられない為の作戦でもありますので単独は困ります』
頭では剣を折られ右腕に怪我をした時の光景が渦巻いて飛び出したい気持ちと葛藤しているようだ。
『深海族とその連合軍が奴等を速攻で倒すから巻き込まれないようここで待っててくれ!』
『えっと、はいお願いします』
『任せとけ、俺の大活躍楽しみにしてろよ』
『ほう、弱い癖に生意気なこと言うな』
ヘッドロックをされて落ちかかっている
『ごめんなさい、調子にのりました💦』
『… ごめん、ストーン族がいると聴いたらあの悪夢が脳裏に浮かんで』
『冷静さを取り戻してくれたようで安心しました』
『お調子者の茶番のお陰かな』
『おれっちはいたって大真面目だー』
『少し時間を食ったので皆早足でいきますよ』
『了解!』
二つの川が交わり湖になっている場所までたどり着きました。水浄玉は効果抜群で濁っていた水が太陽に反射して輝いています。連中はいまだに気が付いていないようなので作戦を一部変更する事にしました。
射撃の得意な2人オウムのムーとアポロを残して6人とレオン、ウィルが上空から突入、下からも予定通り突入する方法に変更です。
同時突入開始、敵は襲って来るのを全く想定していなかった用で丸腰状態です。確実に仕留めながら制圧していきます。城の天守閣にストーン族がいました。丸腰だろうと一撃では逝かなかった。
『他は制圧しながら下に降りていけ、僕の獲物だ』
探していたのと違うが、敵の急所を見付けるためにも退けない。光沢を放つ皮膚で硬い
『王子を一人にする訳にはいかないので俺が残るよ』
『了解、ハヤテさんお願いします』
6人は敵を仕留めながら降りて行った。
ガンッ、ガンッ、とまるで金属でも叩いてるかのような音が鳴り響く。敵は、スピードに着いてこれない用で攻撃は難なく当たるが、首やお腹、背中など急所に攻撃を入れるも倒れない。硬い物をひたすら殴り続けている感覚で腕が痺れるが、顔だけは僅かながら効いたようだ。
『痛いのう、その程度でワシを倒すことはできぬよ』
爺いは不適に笑っている
剣を光魔剣へと切り替えた。以前の金色の輝きとは違い茜色に輝いている。剣先も紅く燃え盛っていた。
ズバッ 雷の時ほどのスピードはないが、ガードした腕ごと切り落とした。
『待て、ワシが悪かった 命だけは』
『王子、大事な情報源です、殺してはいけません』
『チッ …縛って拘束しといて』
どうやら、制圧もあっという間に完了したようだ。
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