第26話 深海族の抱える問題
国王の元へ行って国の現状を聴きました。
問題点その1 食料不足
米、果物、野菜の供給が途絶えてしまった。惑星ドリームファームやユートピアとの交易が出来なくなった為、魚介類以外は不足している
問題点その2 攻めてにかける
食料による交易は盛んだが種族間を大勢で往来する事はほとんどなく、食材を入れるのに特化した船のが多い。
敵の要求を蹴ったのは、あまりにも理不尽な内容だったからだ。美人と美少女を全員よこせ、男は奴隷として働け、そうしたら5日に一度、米1㎏か野菜1個、果物1つずつ老害共に輸送してやるとふざけた内容だった。
自分達の経緯を話して共闘戦線を持ちかけると手始めに近くにある惑星リバーサイドの連中を助けたいと申し出がでた。使者を捕まえて尋問した情報によると奴等がここを攻める為の拠点としている。取引に応じぬなら海の底まで汚染出来る物質を開発中みたいだ。完成後、僅かな地上に上がってきたら止めを刺しにいく計画を立てているらしい。この話に応じることにした。奴等の拠点の一つに踏み込む反撃の第一歩だ。
船へ戻ると気になり本を読んだ。惑星リバーサイドにて強力な汚染物質を完成させた。開発にはかなりの時間がかかった。時折、捨てゴマを使い失敗作の汚染物質を乗せて小型宇宙船ごと着水大破の実行をして連中にストレスを与え続けた。遂に完成させて投与5日後、深海族を絶滅させた(未来の記憶録本)
1つだけ解決出来そうな食材問題があったのでポーとポッポに聴いてみた。未来の技術はすごく、空気のある場所なら何処でも育てる事が出来るそうだ。最初が肝心の為、実践形式で教えるので広い場所と人材を3人ほどだそうです。
水上まで一緒に上がってきた王にその事実を告げるとちょうどいい空き家があるそうだ。縦や横に太く家用の改造をしていないので良さげだ。
海底に行くと聴くと2人は泳げないと焦っていたが、問題ないと言って二人を抱えて水へ飛び込んだ。
『ギャー僕らを放さないで』
『僕らを溺れさすのが目的かこのろくでなし』
バオバブの気泡で守られているのに直ぐには気づかない兄弟だった。それに気が付くと失礼な事を言ったと反省し家に着くまでは水中散歩を楽しんでくれたみたいだ。
一応、必要な物を持ってシャークに空き家まで案内してもらうと2人に場所のお墨付きをもらえた。シャークが声を掛けると育てることに興味を持った者が5人も来てくれてバイオテクノロジー農業の伝授が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます