第18話 コウモリとの対戦

 7日後の朝から城の地上門と天空門の扉の前に空を飛べない獣人が3人ずつ配置された。国民は全員城の中に収用した。予測地点に日常生活をしているように見える幻影の設置が施された。少し離れた所に全員深紅の衣を纏って戦闘員が待機した。

 

 配備完了1時間後、筒型の宇宙船が城下町外れに着陸して見事に幻術にはまってくれた。敵は船から降りると50人くらいで変身して漆黒の中に牙が見える。全部隊が先制の一斉射撃をして弓部隊だけ天空門まで一旦下がった。弓術や槍などの投棄きは見事に命中し前列の横並びの敵は全滅し、半分は仕留めたみたいだ。懸念事項の血の強化は、技術継承や精神支配はされない様だ。怯えて腰を抜かしたり、船に戻って行く連中がいて効果抜群だった。一部の兵士は戦意喪失した連中を降伏させる為に包囲した。

10人は前にいた味方を掴み盾の代わりに使ったり、飛んでくる物を味方ごと凪ぎ払う手練れもいるようだ。空を飛んで城に向かおうとしている。


 城に行く敵にこちらも飛び上がり戦闘開始だ。

ヒュルルドーオン、敵が瞬く間に墜落していった。 レオンとウィルは超高速の雷の力で敵を仕留めていった。敵を次々斬り伏せていったが四角い剣を持つ男に2人共止められてしまった。

『殺ってくれたなガキ共、ちょこまか動きやがって』

『残り3人だったのに残念』

『ウィル、僕1人で殺るから邪魔しないでね』

『俺様の血無駄にされた分お前を血祭りにしてやる』

『技術を磨かなかったことが問題だと思うよ』

『生意気言いやがってくそガキがぁー』

敵は剣を振り回すがかすりもしない

『僕らの剣受け止めた癖に全く当たらないよ』

『うるせー、ウォーミングアップだ』

『もう僕は暖まってるよお爺ちゃん』

『ふざけんじゃねーえ、誰が爺いだ』

ブッシュー 血渋きを盛大に浴びせながら敵は落下していった。大振りをした瞬間、カウンターを喰らわせていた。後の二人は騎士団に討ち取られていた。

船に戻った連中も降服して戦いは大勝利!

 騎士団死傷者0名 敵方死傷者40名 降伏10名 

降伏した者は一旦牢に入れて監視、事情聴取することになった。


 


 



 

 

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