第17話 夢の話
朝の朝食が終わると、王と3人で話をしました。 『可笑しな話かも知れないが聞いて欲しい…』
真面目な顔をしている。ラルゴは深刻そうな表情だ。
巨大な筒から黒い何者かが這い出て来た。奴等は太陽を闇で覆い隠し赤い小粒と大粒の雨が入り交じりながら降り注いだ。
夢の内容を人物や物に置き換えて考えるとこうだ。
筒型の宇宙船が着陸した。空を飛べる敵と鳥人族の空中戦が始まり空が覆い尽くされた。血しぶきがまい、空から墜落する。
『今までのから推測すると戦いが始まる予兆です』
『想像力豊かな夢だな』王は笑っている
『国王様、笑い事ではありません、これは王子の予知無なのですから』
『予知無があるなら何故惑星ザバンが滅びた?』
『最初話を聴いたとき貴方みたいに思っていました。予知と理解したときにはもう手遅れでした』
予知内容 海賊船が出現して、無数の小型船が突き進んで全てが少しずつ街が水に呑み込まれていった。最初は青い海だったが、真っ赤かに染まっていった。小型船の残骸や街の瓦礫と一緒に荒波に揉まれながら国の皆が流されていく。声をかけても返事は返ってこない。岸に上げようとするが手は氷の様に冷たく流れに逆らえないようで引っ張りあげる事ができなかった。
『情けないことに騎士団を率いて街に駆けつけ先行の敵を倒した時にこの事に気が付いたんです。』
『そこまで言うなら信じよう、いつ敵はくるんだ?』
『7日~10日の間に起こると考えられます』
『分かった、緊急時戦闘非難訓練と称して全国民を城に居れるように指示を出そう』
『騎士団の戦闘訓練は私もキース団長と共に協力して当たっていきたいと思いますがいかがでしょうか?』
『期間が短いのでキースと共に頼むよ』
『かしこまりました。王子、これで民の死者数を減らせて後は、我々の頑張りと作戦次第です』
『分かった、騎士団訓練には僕も参加するね』
『ほどほどにお願いしますね』
『敵はどんなのか分からないのか?』
『黒い翼で羽ばたいていて黒かった事ぐらいです』
『その筒型は幻術を使用して誘き寄せて起動させる眠りガスか何かで敵はカラス天狗一族の変身姿とも考えられるぞ』
『鳥の羽とは形が違いましたよ、横に長くってドラゴンの羽よりかなり小さい感じです』
『奴等の正体は吸血族に違いない』
『吸血族??』
『奴等は同胞の強い者の血を他の雑魚に分け与えると少しずつだが力を吸収し強化する事ができる厄介な連中だ、コウモリ族と言う事もあるぞ』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます