令和の生き方
キシリトールに財布を盗まれた
「あのやろう許せねえ」
おれは刀を手に取りキシリトール討伐へと出掛けた
家来に問いかけた
「………で、キシリトールって一体なんなんだ?」
家来は言った
「というより家来なんて存在が始めからここにはいません」
じゃあお前は誰なんだ?
おれは思った
向こうから自己紹介してくれて助かった
「ドアノブです」
なるほど
どうりで冷たくてくるくるするわけだ
おれは一瞬、棒立ちした
一瞬な
次の瞬間にはもうパンナコッタを食べに出掛けている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます