で、どうするの?
「せっかくのお金儲けだったのにもったいないね」
「まあ、それまでにこの世界の珍しモノを沢山買って、元世界で売ってるから、まあ損なしてないわよ」
王女はけろっとした顔で言う
「ただまあ、あんな連中にはちゃんとオトシマエをとってもらわなくっちゃね」
「何をする気よ」
「じゃあ、これからいきましょうか」
転移も魔術を使って、なんとそこは輸送船の上だった。
見たことのある、船舶
見たことのある・・・王女のお付の皆さんじゃない!
王女のお付の皆さんが船員として船を動かしていた
貨物船、コンテナ輸送船の上には大量の鉄鋼材が乗っていた
「どこにいくつもり」
「まあみてないさいよ」
海のうえにぽっかりと島が見える
と、その周囲におびただしい小型船と、その向こうに軍艦が
小型船が貨物船を囲む
と、王女他数人の魔術士が貨物船に積んでた木材を船に向かって飛ばす。
木材とはいえ小型船と変わらない大きさ、小型船に木材が命中すると小型船は木っ端微塵となり、次々と沈没していく。
水面を浮かぶ船の残骸と、乗組運達
貨物船が全速で進みだすと、そのスクリューに巻き込まれたのが、水面に浮かんでいた人間の姿が次々と消えていく
と、どパーンと貨物船のすぐ近くに水柱が
どうや向こうに見える軍艦からの艦砲射撃のようだ
と、王女が船の上に出る
金髪を風になびかせ、腕を広げる
と、船に積まれているH鋼が高く宙に浮かぶ
と、H鋼が急降下し、軍艦を襲う。
大量の鉄の砲弾をくらい、爆発を起こして沈んでいく軍艦。
「思い知ったか、さあ、帰りましょ」
輸送船は沈むゆく軍艦とおびただしい船の残骸を後にして、どこともなく消えていった。
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