ええっ!どうしたの?
「クミコ、クミコ、大丈夫?おちついて」
「妹が誘拐されたの、殺されちゃう!」
「おちついて、すぐに行くから!」
ぽん!とばかりに王女様が私の部屋の真ん中にでてきた。
王女、こんな所に転移のアンカー打ってたんだ。
「どうしたの?マイがどうしたって?」
「こないだの倉庫の奴、あれの仲間が、私の事嗅ぎつけて、で、家に来て、家の中滅茶苦茶で、お母さんが怪我して、妹が誘拐されて」
泣きじゃくる私の背中を優しく撫でる王女。
「じゃあ、迎えに行かないと、場所わかる?」
「うん、相手から場所いってきた」
「パソコン動く?地図で見せて」
パソコンから地図を出して場所を確認する。
「どうしよう、どうしよう」
「まあすぐに殺す事はないと思う。ここはふた手に別れましょう。多分マイは一番奥の部屋に居ると思うから、クミコは天井の窓を探してそこからいきましょう。私は正面から行くわ」
バイクで倉庫の近くに行く。
そこから、空から倉庫の様子を確認
マイの居る場所の確認
「倉庫は、2階建てね、マイは2階の奥かしら、そこは・・・窓があるわ!クミコはそこの上にとりついて。正面から私と兄が行くわ・・・・」
倉庫に向かう
と、そこに王子がポポンと現れる
「クミコの危機とあれば俺の出番だ!」
「王子!?何でココに?」
「しばらく前から交換留学生とかいう事で大学に来てるんだ」
「どこの国よ」
「まあそこら辺はな、世界にはそういう国があるんだ」
また変な事に手を出してなかったらいいが・・・・
「って、そんな事言ってるばあいじゃないな。クミコ、俺と王女が一緒に正面から突入しよう。
え〜と、10人くらいか、皆、鉄の棒を持ってる、剣とか鎧とかは無いんだな、ふ、ちょろいな」
「王子、この世界は銃というものがある、用心して」
私が
「銃?ああ、錬金術で金属の塊を飛ばすあれか、そういうのも持ってないみたいだ、大丈夫だよクミコ、正面からは私と王女で行こう。クミコは裏口の窓から、妹を助るんだ」
王子と王女が正面から向かう
「なんだお前は?」
「クミコの妹をお返しいただきたく存じます」
「なにをい・・・・・」
ヒュンヒュンと風切り音が響く
救出作戦がはじまる
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