「昨日、家に呼んだらしいな」
「日本は弥生時代に稲作が始まったが、それは、中国、朝鮮半島、台湾から海を超えてホモサピエンスが日本列島、今の九州や山口県に移り住んだことから始まった。
それまで日本は狩猟人種=ネアンダール原人が住んでいた、ホモサピエンスとネアンダールはいろんなところで衝突した。そして、知的能力の高いホモサピエンスによってネアンダールは駆逐され、関東の方に逃げ延びた。
ネアンダールの子孫は関東平野に少数残っている。がに股、低い鼻、低い知能、腕力は強い、それがネアンダール、東京の警察の人間の特徴である」
「おい、聞いてるのか?」
警視長官がテーブルを叩いた音で、関東の陰陽の宗主はわれを取り戻した
「ああ、すまんすまん、で、なんの話だ?」
「先日、あの女をやんだんだろって!」
「ああ、その話だったな、長官、あれは!普通の人間だ」
「はあ?そうなのか?」
「まあ、なんの法力の流れも魔力も感じなかったからな、魔力が仮にあったとしても、アンタが考えてる程ではないよ」
「そうかよ、それは残念だったな」
長官はそう言って宗主の家を後にした。
長官が帰るのを見ながら、宗主はひとり思った
「魔力が無い?バカを言え、あの魔力の奔流を感じなかったとでも?
今までに、どんな化物からも感じなかった強烈な魔力、あの女が怒ったら地球が破滅すると直観したからおとなしく帰したのだ。
まあいい、あの女の住所や名前、電話番号はちゃんと聞いた。今後はゆっくりと考えていくさ。」
そして、先日とは違う手下を呼び出す
「この女を見張れ、そして、すべてを報告しろ。いいな、決して、手を出すな。距離をおいて、ただ、監視しろ、こちらを絶対に悟られないようにしろ」
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