今日は飲み会の帰りなんだけどね

今日は会社の飲み会の帰りです

最近は、以前よりも妖怪の出る率が減って、また、出ても警察が来てすぐに退治、場合によっては一般人でも退治できる程に弱体化したので、夜の飲み会とか普通のやります。

今日も、さっき、何かひとつ目の妖怪が出たんですけど、部長が蹴飛ばしたら黒い煙になってどっかいってしまいました。

で、駅から出て、家に向かおうとしたところで、妖怪よりも達の悪い、人間の男が二人組が出てきました。

「へっっへー、かのじょーあそばなーい」

「いや、もう、急いでますんで」

と、前を通り過ぎようとしたら

「まてよ、馬鹿にしてんのかてめえ」

いやもう何食ったらこんなに沸点低くなるのさ

そのまま塀の間に連れ込まれて、人の居ない所に

「止めて、離してって」

「うるせえ」

人のスカートの下に手を入れてきます

「てめえ、やめろって言ってるだろうが!」

ここは何かの会社の建物の間、だから人も居ないし見られてる様子もない

「うわっ!」

ひっぱたくとそのまま壁に激突

「なんだあ、このアマ」

ナイフを出してきます、おおい、準備がいいなあ

と、その時、あたりを黒い霧が覆いかぶさってきました

どうやらこの近くにいた地縛霊が反応したみたいです

「うわ」

「わあ」

逃げようとする男たち、私はなんとかたちあがります

男たちはどうやら黒い霧に捕まったみたいです

でも、その霧は私も締め付けてきます

見境がないな

「わあっ!助けて!」

体を締め付けられてきます

男共はもう、倒れて、動けない様子

「ええかげんにせえよこら!」

私はパワーを振り絞って魔力を炸裂手の間に光を溜めてそれを放射します。

またたく間に四散し消えていく黒い霧

男共は・・・・・目を回しています

「いやまったくもう」

私は落としたバッグを拾い、ビルの隙間から本通りに出て、そのまま帰ります


実はそれを見ていた奴がいるんです

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