解答編2

 B. Cくんの言葉 及び D. Aくんの言葉


 問題文でAくん/Bくん/Cくん/Dくんが個別にカウントされている以上、Dくんの「BくんはCくんである」という言葉は政治的に正しくありません。

 するとCくんの「Dくんは間違っている」という言葉は正しいことになり、Aくんの「BくんとCくんはどちらか一方のみ正しい」という言葉とBくんの「Aくんが正しい」という言葉が矛盾するように見えますが、AくんとBくんが「BくんはCくんである」と認識していた場合、AくんとBくんの主観ではAくんの「BくんとCくんはどちらか一方のみ正しい」という言葉は正しくなく、従ってBくんの「Aくんは正しい」という言葉もAくんとBくんの主観では正しくありません。


 つまり、AくんとBくんの主観では、AくんとBくんとCくんの言葉が正しくなく、Dくんの言葉が正しく見えています。

 しかし、事実及びCくんとDくんの主観では、AくんとCくんの言葉は正しく、BくんとDくんの言葉は正しくありません。

 問われているのは「誰が正直者か」ではなく「誰の言葉が正しいか」なので、正しいのはBのCくんの言葉及びDのAくんの言葉です。

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