　C. 3回

　あなたが最初の時間移動で到達した500年後の未来は、核戦争により文明が崩壊した後の世界でした。地上は人類に敵対する変異生物が支配しており、人類は地下に僅かな数を残すのみです。

　時間移動直後に変異生物に襲われ、バケツ型タイムマシンを破壊されたあなたは、運良く通り掛かった自警組織に命を救われます。タイムマシンを失って途方にくれるあなたでしたが、自警組織の構成員達と交流を深めるにつれ、少しずつその時代で生きる決意を固めていきます。

　失われた文明の知識を持つあなたは、文明崩壊前の最新技術には劣ると言え、タイムマシンを開発した程の高度な技術をもっています。破損していた空調機器や家電類の修復、自警組織の武器や車両の保全等で貢献し、人類の勢力圏を広げますので、壊れたタイムマシンの発掘及び修復にも至ります。

　あなたは、恋仲にある自警組織の構成員からの説得によりタイムマシンを修復し、過去に戻ることになりますが、移動先は元の時代でも、その400年前でもなく、文明崩壊の原因となった核戦争直前の時代でした。あなたは自警組織で鍛えた戦闘力をもって核戦争を未然に防いだ後、未来が変わって「あなたが恋人や仲間達と出逢わなかったことになっている」、それどころか「彼らが存在すらしなくなっている」ことを覚悟の上で、あの時代へ戻ります。

　そこであなたが出逢ったのは、平和な世界に暮らす元仲間達でした。彼らはあなたと面識があり、以前にもこの時代を訪れた過去人であるという認識を持っていましたが、当然ながら自警組織の仲間としての記憶はありません。あなたは消えた未来で恋人だった相手と改めて恋をすることを目指しますので、この時代に定住し、以降の時間移動は行いません。

　よって、時間移動の回数は計3回です。