鋼鉄乙女フォビドゥンフルート

作者 小金井はらから

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★★★ Excellent!!!

フォビドゥゥゥゥゥゥゥゥン……ッ(レビュー者の搭乗音)

この、書いて読む世界に、足りないモノとは何だッ!?(だいじょうぶかな

……カタカタカタ、ソレハ、ロボ……ロボ……(ロボが自分で答えてくれた……ッ?

人類に敵意を向ける謎の生命体「LOVE」に対抗するため、叡智を集め開発されし、男女一組が搭乗し操縦を行うヒト型戦闘機体……「フォビドゥン・フルート」。「平和の落日」と称される過去の災厄の地―北海道は釧路にて、選抜されたパイロットたちはその花の名前を付けられた機体に乗り込み、日々「敵」との戦いに明け暮れる毎日。そして、

パイロットの才能はありながらも、優秀な兄の幻影に悩まされ、さらにはパートナーも不在の状態にて燻っていた少年―天内裕太は、異動/転校先で出会った少女―白砂桐に初対面で恋に落ちるのです……

「ドッグウッド(ハナミズキ)」の名を冠する純白の機体にパートナーとして乗り込むことになった裕太と桐。災厄の犠牲者である桐は裕太に対しても心を開くことは無く、それでも裕太は果敢にアタックを続けるというこの何と言うか、もどかしい恋愛模様もですな! 本作の見どころでありますのよ奥様っ!(途中まで良かったのにェ……

さらに機体に残留思念として憑依定着させられた「ドッグウッド」との確執もあったりで……それでも裕太は仲間たちの「恋愛」観から、自分なりの答えを見つけようと前向きに四苦八苦を続けるのであります……

特筆すべきは人間模様。テンプレ的な「キャラ」を誰もが演じる舞台のようなその書割の裏でッ! とんでもない愛憎が渦巻いているのが凄まじいのですな……カタカタカタ……ロボ、ニンゲンノ感情ワカラナイ……コワイ……(もう↑ええ→

私が心掴まれたのは、「モーニンググローリー」のイブ、桃坂恋花。天真爛漫の仮面の下に病んだ一枚皮を被せてさらにその奥の素顔を悟らせないとしているかのよ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

アダムとイブ(操縦士)が、禁断の果実(フォビドゥンフルート)に乗り込み、愛(LOVE)と戦う、というなんとも含蓄深い設定。

LOVEとは、12年前にどこからともなく現れ、なぜか人類を苦しめ文明を破壊するモンスター、
フォビドゥンフルートとは、LOVEに対抗するために開発された戦闘ロボットで、起動するためには男女ペアの操縦士、「アダム」と「イブ」のキスがスイッチになっています。

王道ロボットアクション作品でありつつ、登場人物が実に個性豊かで、描かれかたが繊細かつ鮮烈、
個人的なお気に入りは、ヒロインに思慕と愛情を寄せる機械知能のドッグウッドくんですが、どのキャラクターも心の動きがありありと伝わってきます。

元道民としては、北海道が舞台なのも嬉しい。
釧路をLOVEから取り戻す日までがんばれ!

★★★ Excellent!!!

男女ペアの『アダム』と『イヴ』になり、操縦するロボット『フォビドゥンフルート』
彼らは『LOVE』と呼ばれる脅威へと立ち向かう。

主人公、天内裕太はある日、北海道本部へと誘われる。自身の兄に対するコンプレックスを抱えていたが、一人の少女との出会いが彼を変えた。
自分だけのために戦っていた少年の世界に、色が付き始める。

人の数だけ出会いがあるように、彼らが紡ぐ愛の形も十人十色。
愛を知らない少年が手にするものは何なのか。
ぜひ、みなさんの目で確かめてみてください。おすすめです!

★★★ Excellent!!!

様々な世界とは想いの形を問わない。全て上手くは行かないだろう。アダムとイヴの関係、ロボットは起動の意味を知る。痛みを知る。隠している。これはコピーの解説です。
テンポはややスローな印象でバトルで加速し、どんどん引き込まれる。僕はロボット物が好きなんですが、この起動方法は難易度が高い。
独特の世界観が特筆される。独創的な描写も素晴らしい。パワフルなエネルギーを感じる。今後の展開に期待大。