落差の激しい日常と絶望の物語、その魅力に人は惹きつけられる!

「ひぐらしが鳴く頃に」をご存知だろうか?
この作品の一番の魅力は、やはり落差だと感じました。日常パート、のほほんとした雰囲気から一転、天国から地獄へ突き落とすかのように、絶望へ。

狂気、血が舞い、ハッピーなエンドロールは決して流れることを知らずに走り続ける光の速さで物語が進んでいきます。

ここまでの落差、そして狂気を書けるのは、純粋に同じ作者としては、心が強い人だと感じましたね。
同じ作品を書けるかと言えば、書ける書けないの問題ではなく、持たないが正しいでしょう。

それほどまでに、描写や血の濃さが激しいものなので、読者を選んでいる分、とても深く、険しい道を進んでいますね。

読み続けると、狂気に慣れ、血の濃さや味にもなれ、いつの前にか夢中になっていることでしょう!
素晴らしい作品です、是非ご覧あれ!

その他のおすすめレビュー

白雪❆さんの他のおすすめレビュー420