青と赤ときどき緑

作者 獅子獣ROCK

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★★★ Excellent!!!

いじめは、いじめられたことがある人間にしか、わからない。
だから、簡単に、生きていいよ、誰にでも生きる価値がある、なんて舌触りの良いキレイごとは、全く信用ならない。自分が自分で一番良くわかっている。自分にそんな価値が無い事ぐらい。
でも人間はそれと同時に単純なもので、こうして自分と似たような境遇の人間が居ることを知ると、どこか気持ちが少し楽になる。
でもそれは救われたという意味ではなく、自嘲に似た共感、それ以上でも以下でもない。
だが副次的に、頭の中のぐるぐる、それが一瞬だけ止まる。
その一瞬が、欲しくて欲しくて、青と赤、ときどき緑、それを無機的に繰り返していた。耐性のついた精神薬のように。
それが、これを読み、一瞬だけ、止まった。
だから、無責任にありがとうと言いたい。
ありがとうございます。救われないけど楽になりました。

★★★ Excellent!!!

まさに、作者様の言う通りだ。自分は「モブキャラ」だ。世界は簡単に死を選ばせてはくれない。現実は辛いだけ。その気持ちがこの文章には強く乗っかっている。同意見だと言うしかない。実際問題、やったもん勝ちのこの世界では、私たちは上手く呼吸出来ない。でも、私たちには小説がある。文字に起こして発信することが出来る。それが微力なものでも続ける価値がある。応援しています。