38話 災厄、もしくは上位者


 ――次世代を託されし者よ 吾は汝を尊び 寿ぎ 捧げ 従はむ……




 まばゆい青に染められたサシャの世界の、どこか遠くでそんな声が聞こえた気がした。




 やがてその青が渦を巻きはじめ。

 きらめく奔流となってサシャを取り囲み。

 ゆっくりとその半径を縮めてきて。


 そして。


「……何これ」


 途方もない青の奔流が、サシャの身体の奥に佇む青の源泉に流れ込みはじめた。


 かなりの量がまわりに零れてはいるが、源泉はさざ波ひとつ立てずに奔流を受け入れ、どれだけ注ぎ込まれても溢れる気配はまるでない。サシャが思っていた以上に源泉が深いのか、そもそも底がないのか。



「…………シャ、……シャ……!」



 サシャはうっすらと理解した。

 ここに来たことをコアが喜び、尊び、サシャの源泉にとんでもないお裾分けをくれているらしきことを。


 さっぱり意味が分からないが、なんだかそういうことらしい。


 お陰で新しい、魔法にも似たささやかな力を使えるようにもなっていることも本能的に分かって――




「……シャ、しっかりしろサシャ……!」




 渦巻く青の奔流のあらかたが源泉に流れ込み、周囲の光景がはっきりしてくると…………サシャは自分が地面にうずくまり、地面に馬体を投げ出したシルヴィエに背中を抱きかかえられているのを発見した。泣きそうなヴィオラの顔とシルヴィエの吐息が間近にあり、カーヴィが首元をくすぐっている。


「ん……」

「サシャさまっ!」

「気付いたか! どうなのだサシャ、大丈夫なのか!」

「……あれ?」

「あれ、じゃない! いったい何があった!? 青い光が突然――ッ」


 目に涙を浮かべて取り乱すヴィオラとシルヴィエをもう平気だからと宥めつつ、サシャは改めて周囲を見回した。


 円形闘技場コロセウムの昇り斜面はまだ先が長く、近くにいるにいるのは一緒に来た四人と、そしてサシャの肩の上でなぜか大興奮をしているカーヴィだけだ。


 サシャたちが駆け抜けてきた斜面の底には巨大なスライムが置き去りにした時のまま鎮座し、その向こうの斜面には最初に召喚された魔獣の生き残りが、召喚された場所のままで固まっている。


 どうやらあの青い光に包まれていた時間は長くはなかったようだし、その間に致命的なことは何も起きてなさそう――と、ひと安心したのも束の間。



 何かがおかしかった。



 サシャは違和感の原因を探るべく、小さく頭を振って意識をはっきりさせた。

 周りに魔獣が増えているとか、そんなことは一切ない。けれども逆に、あるべきものがなくなっているようで――



「……ねえ二人とも、コアってどうなった?」



 そう。

 この円形闘技場コロセウムに突入するなり感じていた太陽のような存在感が、綺麗さっぱりなくなっているのだ。


「は? どうもこうも、コアに辿り着く前にお前が――」


 背後を振り返ったシルヴィエの言葉が止まった。

 この昇り斜面の奥から燦然と放たれていた、あの強烈な青光が跡形もなく消え失せているのだ。


「……さっきまで確かにあそこに青い輝きがありましたわ。あったのですが、今は」

「うーん。完全に居なくなってはいない、ような感じはあるんだけどねえ。今までとは別モノになっちゃった、みたいな?」

「何だそれは!? サシャ、もしかしてお前、スフィアのようにコアの存在も感じとれているのか? じゃあさっきの閃光は何だったんだ? 怪我はなさそうだとしても、いったい何が起きているんだ!?」

「近い近い、痛いってシルヴィエ! さっきは平気だったけど今怪我しそうだから!」


 す、すまない、とシルヴィエがサシャの神父服の胸ぐらから手を離し、「とと、とりあえずコアのところに行ってみよう。話は歩きながら聞く」と立ち上がった。


 ヴィオラもオルガもエリシュカもそれでいいようで、けれども皆がシルヴィエと同じ疑問を抱えているようで、なんとも微妙な空気の中、それぞれがそれぞれに立ち上がっていく。


 素早く転移でシルヴィエから避難していたカーヴィも、再びサシャの肩へと転移してきた。彼らはそうして、再びコアを目指して進みはじめた。



  ◇



「――はああ。なんとも想像を絶する話だねえ、そいつは」


 すり鉢状になった円形闘技場コロセウムの斜面を登りながら、それぞれが見て感じたことを互いに伝え合ったサシャと同行者四人。


「だよねえ。なんか喜んでて、でもってなぜかたっぷりお裾分けしてくれたんだよね。でも、お陰で魔法みたいな技?も何となく使えるようになった気がするし、何より、今なら何人でも癒せるような気がするよ」

「んん? 魔法というのも気になるが、あの光を浴びてなぜ癒しに繋が――ああ、そうか。言われてみればコアのあの光は、スフィアと同様にお前の癒しの聖光にそっくりだったな。ということはつまり、それらはやはり同種の力だということなのか?」


 そう推察を広げてきたのは、サシャとのつきあいが一番長いシルヴィエだ。

 それは確かにそんな感じがするかも、とサシャも頷く。


「うーん、言われてみれば、確かにほとんど違和感はなかったもんね。あれだけの光の奔流だったのに、わりと無駄なく受け取れちゃったし」


 あっけらかんと状況を説明していくサシャだったが、それを聞くシルヴィエの顔は一人だけ徐々に強張っていく。


 彼女の中で、サシャを信じる、信じないという問題は、とっくに信じるということで結論が出ている。こんなことで嘘をついてもサシャには何の得もないのだし、人を騙して喜ぶような人間でないことも分かっているからだ。


 だが、これまでのあれこれとサシャの説明を合わせると、とんでもない可能性がひとつ、シルヴィエの頭の中には膨れ上がっていくのだ。それから続いたサシャの説明を聞けば聞くほど、思いついてしまったその可能性が否定できなくなっていく。



「…………なあサシャ、念のために確認なのだが」



 シルヴィエが斜面を登りきる直前で足を止め、振り返って恐るおそるサシャに尋ねた。

 口調は冗談めかしているが、その瞳は張りつめつつある緊張感に固まっている。周囲はシルヴィエが辿り着いた可能性に未だ気づいていない。


 ヴィオラやオルガ、エリシュカたちの狐につままれたような視線の中、意を決してシルヴィエがサシャに尋ねたこと、それは。






「……サシャ。お前まさか、『歩くラビリンス』ではないよな?」






「なっ、まさか!」

「ななな、何だって!」


 歩くラビリンス――それは、過去にザヴジェルを襲ったカラミタ禍の元凶だ。


 ラビリンスのコアが人の形を取って、数十万の魔獣を引き連れて野外を闊歩し、このあたり一帯を治めていた旧スタニーク王国を蹂躙した大災害――それがカラミタ禍だ。


 ユニオンでオルガが「カラミタ禍を忘れたとは言わせない」と副支部長のラドヴァンを非難する材料の一つにしていたように、カラミタ禍とは、ザヴジェルに住む人系種族にとって忘れられない歴史的な大惨事。


 元凶である通称『歩くラビリンス』は公式にはカラミタ災厄と名付けられ、大災害そのものの名称として今に定着している。


 そして。

 その『歩くラビリンス』ではないよな、とシルヴィエはサシャに直球勝負で尋ねたのだ。


「ば、馬鹿馬鹿しい質問だとは思うが、あえて尋ねさせてくれ。ありえない話だとは思うが、お前の話を聞いているとどうしても――」


 あえて冗談めかした口調で、シルヴィエはそう思った理由を率直に列挙していく。


 まず、サシャの癒しの聖光が、転移スフィアとコアの青光に瓜二つだということ。

 ただ、シルヴィエの父フーゴの持つ神槍がまとう青光も似たような色合いであり、それだけならまあ、単なる偶然だとも言えなくもない。


 けれどもサシャはスフィアとコアの存在を感覚的に感じ取っている。コアに共鳴してその位置を辿れる魔剣はヴィオラのレデンヴィートルしかり、世に何本かあるのだが、人系種族でそんなことが出来るのは歴史上にも存在しない……はずだった。


「それだけならば、そんなこともある、で済むのだが」


 シルヴィエが言うには、先ほどコアから迸った青光にサシャが飲まれた際の一連の出来事、それを併せて考えると大変なことになるという。


 初めは遠くからでも分かるほどの強烈な青光を放っていたコア。

 その青光が爆発的に膨れ上がり、稲妻のようにサシャへと走って、その後消えた。


 結果だけ見れば、それはコアの青光がサシャに移った、そうとも捉えられるのではないか。


 しかもサシャ本人曰く、その青光は自分が行う癒しの源であり、コアにたっぷりと「お裾分け」してもらってそれを「わりと無駄なく受け取れた」らしいのだ。


 つまり、ラビリンスコアや転移スフィアの象徴ともいえる青い光は何らかの力の表徴でもあり、それと同種の力をサシャが持っていて、癒しという形で日常的に使用しているということだ。


 そしてつい今朝にしても、ヴィオラのレデンヴィートルが見事にサシャに対して反応したばかり。


 それら全てが、何を意味するのか。


「……そういうことかい。また何とも言えない難儀な話だねえ」

「ちちち、違いますっ! サシャさまはそんなお方ではありません!」

「ふうむ、なかなかに興味深い理論だ。さすがはシルヴィエ」

「んん、今ひとつよく分からないんだけど……」


 オルガやヴィオラから三者三様の反応が返ってくる中、一人ぽかんと首を傾げているサシャに教え諭すように、シルヴィエはことさら淡々と話を進めていく。


 サシャは、ラビリンスのコアやスフィアの存在を感じ取れる。サシャは、ラビリンスのコアと同種の力を持っている。ならばサシャ、お前はもしかして――


 お前とラビリンスは、同種の存在なのではないか。


 ラビリンスのコアはただの巨大な魔鉱石だ。人がそれと同じ存在などとは普通考えもしないことだろう。けれども。


 ここはザヴジェル、わずか百年ほど前に『歩くラビリンス』が大災害を引き起こした土地だ。もしかして、万にひとつではあるけれど、サシャは『歩くラビリンス』の再来だという可能性が――




「あはは、ないない」




 重苦しい空気の中、サシャがけらけらと笑い出した。


「歩くラビリンスって人の形をした魔鉱石なんでしょ? 違うって見れば分かるじゃん。この顔だって手だって、魔鉱石なんかじゃなくてちゃんと血が通ったぴちぴちのお肉だよ? それに、孤児だったと言ってもそもそも生まれからしてザヴジェルじゃなく、ラビリンスなんて近くにひとつもないアスベカ王国だし?」

「だだだ、だよな!? わ、私もそう思っていたぞ」

「もう、シルヴィエったら深刻なお顔をしてなにを言い出すのかと思いましたら。さすがに荒唐無稽にも程がありますわ」


 緊迫した空気が一気に弾け、それで一番安心した顔になったのはシルヴィエである。


 サシャにしても確かに奇妙な符合はあるけれど、彼が内心で唯一恐れているのは、世間で忌み嫌われているヴァンパイアとの類似点を指摘されることの方である。

 百年も前に一度出現した魔石のお化けと似ていると言われても、それはさすがに笑ってしまうというか何というか。


「まったく。どう見ても違うって一目瞭然なのに、シルヴィエって結構理屈だけで突っ走るところあるよね」

「そそ、そんなことはない……はずだ。けれどもサシャ、もしそのあれだ、もし無闇矢鱈と街を破壊したくなったりとか、もし魔獣を数十万単位で召喚したくなったりしたら――」

「もう、何がどうなったらそんな魔王みたいなことしたくなるか意味が分からないし、そもそも数十万位で魔獣召喚とか、そんなこと逆立ちしたって不可能だから」


 口を尖らせて文句を言う普段どおりのサシャに、シルヴィエの強張った顔が更にほぐれていく。これまで弟のように感じていた少年、サシャ。それが歴史に残る災厄の化身だったなどと、彼女にしても到底信じたくはなかったのだ。


 それにシルヴィエは、サシャが基本的に善良であることを知っている。少々ぼんやりしているしお人好しすぎるきらいもあるが、やはり、その本質を考えれば『歩くラビリンス』のような世界を飲み込む災厄などとは真逆の存在であるはずなのだ。


 シルヴィエは大きな安堵のため息を吐き、サシャに薄く笑いかけた。


「ま、まあ普通はそうだよな……。すまないサシャ、変なことを聞いた。あとは――」

「あとは、何?」

「あ、いや、さっき言っていただろう? あの青光のお陰で魔法みたいな技が使えるようになったと。それ、まさか魔獣の召喚だったりはしないよな?」


 それもシルヴィエが密かに怖れていたこと。

 サシャがコアに力を注ぎ込まれ、魔獣召喚が出来るようになっているとすれば。


 それはつまり、サシャが『歩くラビリンス予備軍』になったのではないか、そんな怖れが棄てきれないということだ。今はサシャの意識が生きているにしても、将来何かの拍子にそれが乗っ取られ、サシャの身体が災厄として動き出す――そんな未来は絶対に避けたかった。


 けれどもサシャは、こわばった微笑みを浮かべるシルヴィエに、実に微妙な表情で首を傾げた。


「ああ、それねえ……」


 そしてオルガとエリシュカに顔を向けて、困ったように小さく肩をすくめた。


「ええと、魔獣の召喚とかならスゴイんだけど、なんて言うか、たぶん使い道すら良く分からない一発芸みたいなものなんだよね。ちょうど魔法使いの人もいるし、実際にちょっと見てもらおっか……笑わないでね?」

「わわ、サシャさまの魔法ですか! わたくし、ぜひ拝見したいです!」

「ありがとヴィオラ。ええと、土魔法の親戚みたいな感じでね? 地面を動かして表面に絵を書いたりできるっぽいんだよね」

「ふは」


 ところが、サシャの念押しにもかかわらず、そこで早速シルヴィエが吹きだした。

 それは笑い声とも安堵のため息とも拍子抜けした反動とも取れる微妙なものだったが、サシャはいつもどおりの賑やかな抗議の声を上げた。


「えええっ、やってもないのに秒速でシルヴィエが笑った!?」

「い、いや今のは予想外すぎて力が抜けただけだ。言うに事欠いて、お、お絵かきとか……まあ召喚でなければいい、のか? だったら見せてもらうのは後でにしておこう。余計な不安がないのであれば、先にコアを確認したいところだからな。オルガたちもそうしないか?」


 そうだった!と、サシャがオルガたちの返事も待たずに登り斜面の頂きを振り返る。


 思わぬ横槍が入ってすっかり忘れていたが、そもそもコアを目指してここに来たのである。けれども。


「あー……。コアの光、なくなっちゃってる、よねえ。なんとなくうっすらと弱い気配だけはあるんだけど。行っても微妙に無駄足のような……行くの、やめとく?」

「何を言ってるんだい! まずは行くに決まっているだろう。まったく、アンタたちに話を任せていると脱線ばかりでそもそもの目的が分からなくなっちいそうだよ」

「そうだ、せっかくここまで来たのだぞ。結果がどうであれ行って確かめねばならないだろう。例え何もなくても、調査の一環なのだから絶対に行かねばならない」


 サシャの消極的な提案はオルガとエリシュカに即座に却下され、サシャの一発芸の披露も後回しという結論が下された。


 ちなみに先ほどのシルヴィエの指摘については、オルガもエリシュカも「確かに興味深い関連性はあるようだが、サシャはどう見ても生身の人間、さすがにありえない。サシャの特異性は特異性として要研究」という判断のようだ。


「……あれ? でも調査したならどこかに報告しなきゃだよね? どこに話すにしても、きっと全部は信じてもらえない気がするんだけど」

「その辺はコアがどうなっているか確認した上で、全部まとめて考えればいい話さ。概ね望んだとおりにスフィアで転移できるっていう、あんたの体質も含めてね。それに、あたいが思うに――」

「うんうん、オルガが思うに?」


 サシャのおうむ返しの相槌に、オルガは小さくため息を吐いてから話を続けた。

 もちろん、コアに向かって足早に歩きながらである。一同もぞろぞろとそれについて歩いていく。


「――もしこの先からコアがなくなっているんだとしたら、今日のことはあたいたちの胸に留めておいた方がいいのかもしれない。そんな気もしてきてるよ。ま、もしコアがなくなってなかったらどうあっても持ち帰ることになって、胸に留めるなんて選択肢は飛んで消えるんだけどね。まあとにかくコアがどうなっているか、全部確認してから考えりゃいい話さ」

「コア、かあ……」


 サシャは眉間に皺を寄せ、いよいよ間近に迫った円形闘技場コロセウムの上縁を諦め顔で眺めた。


 昇り斜面はもうすぐそこで終わりだ。

 けれども、ここまで接近したというのにコアの強烈な青光も見えなければ、あの太陽のような存在感すらうっすらとしか感じられない。


「たぶん、今はもうカケラぐらいしか残ってないよね……」


 サシャのその言葉は、八割がたの確信が込められたものだ。


 思えば、コアは実に不可思議な振舞いをしたことになる。防衛反応だと言われている魔獣の召喚を、サシャに気付くなりピタリと止めたり。あとはもちろん、膨大な量の青の力を惜しげもなく譲渡してくれたり。


 そして僅かに聞こえた気がした、コアの声。



 ――次世代を託されし者よ 吾は汝を尊び 寿ぎ 捧げ 従はむ……



 そう囁いていたように思う。


 そんなことを言われてもさっぱり理解ができないことはさておき、その言葉はあたかも、まるでサシャが初対面ながらもコアの絶対的な上位者か何かのような、そんな恭しいものとして受け取れないこともなかった。


 第二十層の空飛ぶ崖で侵入者を断絶し、その奥に引きこもっていたここ<密緑の迷宮>のコア。


 そこにサシャたちが突然侵入していったのだが、魔獣の召喚を止めることで敵意がないことを示し、間髪を入れずに青の力をたっぷりと譲ってくれた。


 それはまるでコアの絶対的な上位者、ラビリンスにとっての神のようなものに謝罪を兼ねて己を捧げたような、そんな振る舞いだったように思えて仕方がないのだ。


 今、この最奥の間に残っているのは、おそらくこのラビリンスを維持するのに最低限と思われる僅かな力だけ。うっすらとながらも感情すら感じたコアの存在は、その自我を含めて限りなく希薄なものとなってしまっている。








 ……ま、考えても仕方ないか。








 サシャは持ち前の切り替えの早さであっさりと回答者不在の難問に見切りをつけ、どんどん歩いていってしまっている皆を足早に追いかけた。


 とりあえず。


 たとえその存在が希薄にしか感じられなくなっているとしても、あそこに行けば何らかの情報なりヒントなりがあるかもしれない――とりあえずは、そう信じて。


 誰にとっても予想外の展開をもたらした謎だらけのラビリンスコアが鎮座していた場所は、もう目と鼻の先に迫っている。



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