第5話 夜。

夜が怖くて仕方なかった日々


夜は孤独で永遠だった


そして、寂しい気持ちは

傷だけが癒してくれる


傷ついてるよ

だから許してくれる?


もっと傷つけば

もっと許してくれる?


許されたい

ただ許されたい


そんなことばかりを思って

朝になる


でも、朝は単なる夜の始まり


朝がくるということは

また夜がくるということ


夜が優しくなるまで

朝さえも夜で出来ていたあの頃


傷つくことで救われていた








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