大島サイクル・少し未来の設定集

大島リツコ

大島リツコ　大島中の妻・大島レイの母

　五十代半ばだが非常に若く見える。見た目だけなら三十代前半と言ったところ。中の没後、落ち込んでいたが立ち直った模様。良く呑み良く食べる。若い頃よりも酒量が増えた。重力に逆らえず少し体形が崩れて来た模様。補正下着を使っている。スリットが入ったスカートを愛用するのは変わらない。娘のレイと並ぶと年が離れた姉妹に見えないことも無い。

　体力は二〇二〇年ごろよりさらに衰えた模様。ゼファーに乗ると疲れてしまうのでたまに乗る程度。通勤は主にリトルカブ改、お買い物や近所への移動時はヤマハミント改に乗る。ヤマハミント改はとんでもない改造をされているらしいが、性能を上げるのではなくて耐久性を上げる方向に極振りされているのでノーマルにしか見えない。

　ミントはチタン・カーボン・アルミを多用して純正より大幅な軽量化をされている。だが最高速は変化が無く、軽量化により加速と取り回しが向上している。リトルカブ改はカブ九〇のエンジンをベースに四速化、更にマフラー交換や電球のLED化など、細かな部品を純正品より高品質かつ少し未来の世界で入手しやすい近代的なものと交換してアップデート済み。

　令和初期に使っていたジャイロXは修理部品が無くなり本田サイクルでも直せないので廃車した。廃車後は本田理恵が電動にコンバートに挑戦したが子育てが忙しくなって中断している模様。嵩張る物を買うときには娘に車を出してもらっている。

　夫の入院時、バイクの部品を漁りに来たハイエナを「夫は店を再開します」と言って必死に追い払っていた。

　少し未来の世界である二十数年後も料理は下手。娘のレイにご飯を作ってもらったり、同居人の浅井楓に頼んだりしている。