チートやハーレムはもう飽きたでしょう?少年の一生を描く本格ファンタジー
魔女が忌み嫌われ、魔法が魔女の象徴となっている世界。
アランは十歳以前の記憶を失い、ティアという女性に育てられていた。彼女はアランに全てを教え、しかし魔女に関わることの一切をひた隠しにしていた。
そのことに疑念を抱いたアランはティアを問い質そうとするが、『ごめんなさい。私はここにはいられない。アランはもう一人で生きていける。たくさんの隠し事もしたけれど、アランを騙そうと思っていたわけではないことだけは信じて。ごめんなさい、愛しているわ』という手紙を残して、姿を消してしまった。
悲しみにくれたアランは魔法を使えるという理由で王国審判にかけられ、処刑という審判を下される。だが王宮魔術師を名乗る少年の存在により処刑を免れ、アランはティアを探すために王宮魔術師を目指すことになった。
世界を冒険することを夢見るメイドの少女。透明盗賊として悪名高い猫耳女盗賊。そしてアランに好意を寄せるルイという名の美少女。
王宮に住まう人々に囲まれ、アランはついにティアを探す旅に出る。
ティアは何者なのか、アランの記憶はなぜ失われたのか、全てを知るためにアランは世界を冒険する。
絶望し、憎み、悲嘆し、喜び——そして全てを知ったアランは世界から朝を奪うことを決意した。
アランという一人の少年の人生を描く、本格ファンタジー。
※エピローグから始まっていますが、作者のミスではございません。
※コンテスト選考終了まで休載しております。落選の場合には構成等に変更を加えたものを改稿という形で連載予定です。