第112話 物語 起
俺はスラムの夜の街を駆け抜けていた。
ディックさんを探しているが、見つからない。
男を追いかけているというあまりのテンションの上がらない行動に、つい、可愛い女の子とのニアミスを妄想して気を紛らわす。
その時、七宝袋の中の打神鞭から人探し占いをしてはと持ち掛けられ、打神鞭を棒倒し占いに使用して、倒れた方向へ向かう俺。
向かおうとする反対側から喧噪が聞こえてくるが、無視して走り出す。
100mほど走って曲がり角を曲がろうとした時に、白い人影とぶつかりかけた。
慌てて身を翻し、白い人影にぶつからないよう回避するも、勢い余ってそのまま地面に転んでしまう。
そして、転んだ状態のまま、その白い人影に傘を突きつけられる俺。
「何者です?無礼ナ!」
幼さの残る少女の声。明瞭な響きの中に、ほんの少し語尾にイントネーションが異なる部分が含まれる。
それは白い犬耳美少女だった。
「うわ、可愛い」
不意を打たれて、つい、本人を目の前にして呟いてしまう。
俺のそのセリフを馬鹿にされたと取ったのか、その白い犬耳美少女は、傘の先端を俺の喉元に突きつけてくる。
小学生くらいの大きさながら、傘を構えるその姿は一端の戦士の風格を備えていた。
え、俺ってピンチなの?褒めたんだから、そんなに怒らなくても。
「待ちなさい、モラ」
白い犬耳美少女の後ろから、これまた白いコートとフードを被った女性が現れる。
氷同士がぶつかって奏でられたような、凛とした冷涼さを感じさせる声。
顔は見えないが、声だけで間違いなく美人だと確信できた。
「どうやら暴漢の類でもないみたい。許してあげる」
「雪姫様、この者のおかげで、運んでいた荷物ガ・・・」
モラと呼ばれた犬耳美少女は、地面に転がる背負子のようなものを見る。
何やら荷物を載せていたようだが、俺がぶつかりかけたことで、ひっくり返してしまったのだろう。
おまけに背負子も破損しており、この少女が転がった荷物を運ぶにはかなり苦労しそうだ。
ああ、仕方が無い。俺の責任だし。
ディックさんは大人なんだから一人でも何とかするだろう。
「すみません。俺の不注意で背負子を壊してしまって。もしよろしければ俺が運びますけど・・・」
おずおずと荷物運びを申し出る俺。
白フードの女性はそんな俺を無視して、俺が来た方向をじっと見つめている。
んん?聞こえていないのか?
何か遠くを見ているような雰囲気。
しばらく待つこと30秒程。
「間に合った。ギリギリ」
ぽつりと言葉を漏らす白フードの女性。
「そうですカ。どうされまス?」
「ん。相手は黒爪団みたい。私は近づかない方が良い。パサーに治癒院に運ばせる」
「彼は治療費は払えないと思いますガ?」
「ん。治癒院には私にツケとけって言っておく。知らない顔じゃない。でも私が払ったって分かると面倒。彼には内緒にする」
「本当に面倒ごとが好きな主人ですネ。買い物の途中で、駆けつかなくて良かったのでハ?」
「むう。向こうからやってくるから仕方が無い。1年もいると顔見知りも増える」
白フードの女性と、白犬耳美少女との会話。
何を言っているんだろう?ここから離れた所の話をしているようだけど。
あ、白フードの女性がこっちを向いて近づいてくる。
フードを目深にかぶっているから、口元だけしか見えないけど、間違いなく美人だな。それに意外と若いのかも。ひょっとして今の俺と同じ年くらい?
「貴方、荷物を運ぶのを手伝ってくれるって言った」
「あ、はい」
さっきの続きか。聞こえてなかったわけじゃないのね。
「じゃあ。お願いする」
え、受けるの?言い出したのは俺だけど。
随分軽くない?
「雪姫様!こんな奴の手を借りるなんテ」
「モラ、私が決めたこと」
白い犬耳美少女は異議がありそうだったが、白いコートの女性には逆らえないらしい。
うん?ひょっとして、この白い犬耳美少女は機械種なのか?
それでこの雪姫と呼ばれる白いコートの女性がマスターなのか。
でも、このスラムで会ったばかりの俺に荷物持ちを頼むなんて、ちょっと不用心過ぎないかな。
それとも、このモラっていう機械種はそれほど強い機種なのだろうか。
んん?雪姫?
「貴方があの有名な感応士の?じゃあ、この可愛い犬耳美少女は機械種なんですか?」
「な、無礼ナ!誰が犬耳美少女ですカ!」
唐突な俺の質問に、モラと呼ばれた機械種が抗議の声を上げる。
また、傘を突きつけられたので、両手をあげて降参のポーズ。
そんな様子を見ていた雪姫と呼ばれる人物は、そっとモラの肩に手を置いて、一言。
「犬耳美少女。なかなか良い響き。私もこれからそう呼ぶ」
「雪姫様まで!私はモラでス!」
「じゃあ、犬耳美少女モラと呼ぶ」
「!!!貴方のせいですヨ!何笑っているんですカ!」
え、なんでそこで俺に当たるの?
いや、ちょっと白い美少女2人のやり取りが微笑ましくて、つい。
「雪姫様。コイツは無礼な奴。たとえ荷運びとはいえ、家に近づけるのは危険でス!」
「大丈夫。この人はモラを褒めてくれた。きっと良い人」
「雪姫様!」
え、そんな理由なの?
あ
白いフードから、雪姫と呼ばれた女性の素顔が一瞬だけ見えた。
その瞬間、俺は恋に落ちてしまった。
それが長い付き合いになる雪姫との出会いだった。
モラと俺とで、地面に散らばった荷物を拾い集め、雪姫の拠点へ運ぶこととなる。
雪姫の拠点はスラムのはずれ。一見古びた3階建てのビルだが、中はかなり豪華なリフォームを行っているようで、ちょっとしたホテル並みの内装となっていた。
「荷物はここに降ろしてくださイ。降ろしたらお帰りはあちらでス」
「モラ、お茶くらい出す」
「部屋まで入れるのですカ?酔狂が過ぎますヨ」
「いいから出す。お茶の良いのがあったはず。私はいつもの」
いや、そこまで気を遣ってくれなくても。
荷物をひっくり返したのは俺が原因なのに悪いなあ。
チームトルネラの客間とは比べ物にならない豪奢な応接間。
これまた高価そうなソファで、雪姫を向かいに紅茶を頂いている。
うむ。なかなかの味。元の世界の喫茶店で出てくるレベルだな。
まあ、お茶なんてあんまり詳しくないけど。
対する雪姫は優雅な作法で紅茶を口につけている。
それは美術館に飾られている絵画のよう。
白フードを脱いだ雪姫は完璧な銀髪美少女だ。
背中まである銀色の髪は室内の灯りを受けて輝きを増している。
まるで現実感を失わせるような幻想的な光景。
思わず心を奪われてしまう。
「ん?何?」
「いえ、結構なお手前で・・・」
イカン、見つめ過ぎたか。
視線を下に落とし、雪姫から目を反らす。
しばらく会話も無く、無言で紅茶を嗜む時間が1分程。
いきなり女性の部屋に入って何を話せばいいのやら。
しかもこれほどの美少女相手にどんな話題を持ち出せばよいのか。
少しばかり会話の切っ掛けを悩んでいると、雪姫の方から声がかかる。
「貴方は用事とかは大丈夫?時間は?」
「あ、はい。大丈夫・・・あ、一応、多分」
まあ、ディックさんも自分の意思で出て行ったようだから、大丈夫だろう。
スラムでの生活は俺より慣れているんだし。俺が心配するようなことでもないか。
「そう。良かった。貴方にはもう1体紹介したい。今、用事をしている。そろそろ帰ってくる頃だと思う」
「はあ、別に構いませんが・・・」
複数機械種を従属させているんだな。流石は感応士。
でも何で俺に紹介する必要があるんだ?
トントントン
ドアが3回ノックされる。
「雪姫様。ルフが戻りましタ」
ドアから現れたのは、モラと一匹の白い狼。いや、機械種ウルフか?
俺が倒したウルフとは少し形状が異なっている。
あっちが野生の狼なら、こっちは犬種で言えばシェパードのようなデザイン。
賢さと強さの程よいバランス。警察犬のような雰囲気がある。
「おお、カッコいいな。これも雪姫さんが従属しているんですか?」
「もちろん。私の大事な家族。カッコいいだけじゃなくて強い。それに足が速くて、時速150キロ以上で走ることもできる」
「時速150キロ!それは速い!正に白い流星か!」
「おお、それいい。白い流星 ルフ。良いセンスしている。犬耳美少女に匹敵するフレーズ」
「あの、雪姫様、それくらいデ・・・」
「ウオンッ」
なんか機械種2体には不評みたいですけど。
でも雪姫の目はキラキラしている。表情はあまり変わらないが、目だけが異様に感情が溢れている。
よっぽど自分の機械種を褒められるのが嬉しいみたいだ。
「貴方、やっぱり見込みがある・・・そう言えば名前を聞いてなかった。名前を教えてほしい」
「えっと、ヒロっていいます。チームトルネラに所属しています」
「ヒロ?・・・チームトルネラ?むむ!!」
名乗った途端、雪姫の目が険しくなる。
え、なんで?
「チームトルネラのヒロ。発掘品を持っている。そして、チーム内の女の子に酷いことをしている」
やや強い口調で、糾弾するかのように俺のことを語る。
「え!いや、そんなことしていないし・・・、発掘品なんかもっていませんよ!」
「む。でも、そう聞いた・・・うーん・・・確かに、貴方は女の子に酷い事するような人には見えない。でも・・・」
雪姫は悩んでいる様子を見せながら、目線を部屋の隅に向ける。
んん?そちらには誰もいないけど。
「・・・貴方を信じるなら裏を取らないといけない。どうしよう?」
「えっと・・・それだったら、チームの女の子、サラヤとかに聞いてみれば?」
「むう。それがいいかも。分かった。メッセンジャーを飛ばす」
そう言うなり部屋を出ていく雪姫。
飲んだティーカップを片付けて同じように部屋を出ていくモラ。
残された俺は豪華な部屋にルフと呼ばれた機械種と2人きり。
「え、俺、どうしたらいいの?」
思わずお座り状態で待機しているルフに聞いてみる。
「ウオン」
慰めるように前足を俺の足の甲に乗せてくるルフ。
モラといい、ルフといい、随分人間臭いな。ボスだけじゃなかったのか。
1時間後くらいに雪姫の拠点へサラヤとジュードが俺を迎えに来てくれた。
玄関で雪姫にペコペコ頭を下げているサラヤとジュード。
なんか補導された俺を引き取り来てくれた両親みたい。
うわあ、めっちゃ恥ずかしいシチュエーション。
俺が今まで築き上げた物が崩れ去りそう。
俺から少し離れた所で話を続けている。
ときおり俺に視線が飛ぶが、何を話しているのか。
俺のことだと思うけど。
それから10分後くらいに、雪姫が俺に謝罪をしてくる。
「申し訳ない。私の早とちりだった。貴方はひ弱な自分の身を顧みず、チームの為に尽くす良い子。こんな良い子を悪い子扱いしたなんて、私は未熟」
「ひ弱?・・・いや、誤解が解けたのならいいんですけど」
「貴方はもっと自分の身を大切にすべき。そんなひ弱な体でラビット相手は危険。貴方はモラの可愛さやルフのカッコよさが分かる貴重な人」
ん?なんか話がかみ合わないな。何で俺がひ弱ってことになっているんだ。
そりゃ、ジュードやディックさんと比べたら、貧弱に見えても仕方が無いけど。
「そう、貴方、うちの子になる。そうすれば危険はない。ちょうどモラの手伝いが欲しかったし」
「ちょ、ちょっと待ってください。雪姫さん。ヒロは私達のチームメンバーなんで!」
サラヤは慌てた様子で俺と雪姫の話に割り込んでくる。
でも、随分サラヤは雪姫に対して遠慮がちだな。同じ年くらいだろうに。
「むう。じゃあ仕方ない。バーナー商会経由で依頼する。そうすればチームトルネラにも依頼料が入る」
「ええ、それってどのくらい・・・あ、でもヒロの意思もあってのことですからね」
なんやかんやで、定期的に雪姫の所へ派遣されることになった俺。
まあ、美少女の雪姫と一緒に居られるのは嬉しいけれど。
こうして、俺と雪姫との交流が始まった
後で考えたら、打神鞭で占ってしまったのは、どうやら俺が妄想していた可愛い女の子がいる方だったようだ。
でも、これが切っ掛けとなったのだから良しとしよう。
*****************************
「はいよ。雪姫さん。片付け終わったよ」
「ん。次は私とモラとルフでお買い物。貴方は荷物持ち」
「はいはい。分かりました。出かける準備をするので待ってくださいね」
あの出会いから、事あるごとに雪姫から呼びつけられるようになった。
雪姫は細々とした仕事を俺指名で、バーナー商会経由で依頼しており、結構な額を納めてくれている。
お陰で、サラヤからは狩りよりもそちらを優先してくれと言われるし、ジュードやトールから生暖かい目で見られているし、他のチームからは旨いことやりやがってと嫉妬の目を向けられているし。
「はあああ、そろそろ狩りに行きたいんだけど」
思わずボヤキが出てしまうくらい、最近は雪姫の依頼にかかりっきりだ。
もちろん、飛び抜けた美少女である雪姫の近くに居られるのは嬉しいけど、たまには外に出て、思いっきり体を動かしてみたいと思ってしまう。
「駄目。貴方はひ弱。危ない事をする必要はない」
「いや、だから、俺って結構強いんだって」
「そう。貴方は強くなる。きっと、いつか。だから今は無茶する必要はない」
だからその温かい目で見るのをやめろ。
はああああ、なんでこんなに関係になってしまったのか。
雪姫の中で、俺はひ弱な体でチームの為に危険なラビット狩りをする健気な少年となっているようだ。サラヤ達はどんな説明を雪姫にしたのだろう?
確かに俺は雪姫に恋をしている。でも、雪姫の方は俺を完全に庇護対象としか思っていないのは間違いない。
また、俺の雪姫に対する態度が、雪姫にとっては新鮮らしく、時間があれば話し相手を務めさせられる程に気に入られている。
そんな特別な態度を取っているわけではない。俺自身、恋愛対象へのアプローチなんて全然分からないから、とりあえず取引先の可愛い受付嬢、若しくは職場の気になる同僚の女性へのような扱いをしているだけだ。
雪姫にとって、今まで他人は、自分を恐れるか、攻撃してくるか、利用しようとするか、崇拝してくるかの4パターンしかなく、俺のように自然体で接してきてくれるのは非常に心地良いらしい。
まあ、なんとなく気に入ったから手元においておきたいという感じなんだろうな。
圧倒的強者の立場から見れば、スラムの少年なんてそんなものなのだろう。
こんな立場じゃ恋愛対象になるわけがない。
そりゃ、俺の力を見せつけて、雪姫をあっと言わせたいという気持ちはあるけれど、それをした時に今の関係が壊れてしまうのが怖い。
俺を男として認識してもらうには力を示す必要があるが、それをすることで、今よりも悪い関係になってしまうかもしれないということを考えると、どうしても躊躇してしまう。
結果として『保留』と『現状維持』を選んじゃうんだよなあ。
これを俺自ら崩すことは無い。だから今の関係から進ませるには、外からの刺激を待つしかない。
そして、その外からの刺激は意外と早くにやってきた。
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「おい、お前最近調子に乗っているそうじゃねえか」
ああ、そのセリフだけで、この後の展開まで読めてしまいそうだ。
ここはいつものスラムではなく、街のメインストリート。
雪姫の買い物に付き合って、今は待ちぼうけを喰らっているところだ。
まあ、女性服専門店みたいだったから、俺が一緒に入るのは無理だけど。
俺に絡んできたのは20半ばくらいの若い男の2人組。
腰には銃と、打撃武器らしいものをぶら下げている。
装備から狩人と思われるが、単なる護衛か猟兵なのかもしれない。
まあ、どちらにせよ、この人通りでは銃は使えないだろうから、結論は一緒だ。
雪姫が店から出てくる時には、俺は2人を叩きのめしていた。
「大丈夫?え、と、ヒロ」
俺に駆け寄ってきて、声をかけてくる雪姫。
お、名前を呼んでくれたのは初めてだな。いつも『貴方』としか言われていたいなかったのに。
それに俺を心配してくれたのか。
雪姫はいつも顔の表情をあんまり変えないから、一見、無感情キャラのように見える。しかし、よくその表情を見ていると、その目で感情を表現することが多い。『目は口ほど物を言う』を地でいく少女なのだ。
「見ての通り、平気だよ。ちょっと絡まれちゃってね。軽く捻ってやったけど」
これみよがしに、パンパンと両手の埃を払う仕草をしてみる。
まあ、これくらいならいいか。チンピラを叩きのめすくらいなら問題ないだろう。
それにこのあたりで、ちょっと雪姫には俺が強いということを分かってもらいたいし。
ドヤッとし顔を見せる俺に、雪姫はちょっと眉をしかめる。
「ヒロ、いくら良いところを見せたいからって、マテリアルを払ってやられ役を雇うのはどうかと思う」
「なんでだよ!そっちの方が不自然だろ!なんで素直に俺が強いって認めないの!」
「むう。ヒロが強いなんてありえない。雇ったんじゃないなら、多分この人達は持病の癪で倒れているだけ」
「だったら見とけ!コイツの持っている鉄棒を・・・ほら、曲げることができるんだぞ!」
「・・・それ、ヒロの仕込み。若しくは手品」
雪姫は強情だ。なかなか自分の非を認めない。
その後、俺が強いということ認めさせるのに3日くらいかかった。
最終的に雪姫も、ルフを抑え込まれ、モラを軽くあしらう俺を認めざるを得ず、最後にいきなり現れた豹男の機械種を投げ飛ばしたことで、ようやく俺の強さを信じさせることができた。
雪姫は自分の機械種が負けたことに大層ご立腹だったが、俺が豹男の機械種、パサーの性能を褒めると、途端に機嫌を直して、パサーを自慢し始める。
何となく雪姫の性格が分かってきたような気がする。
これ以降、雪姫との関係が少しだけ変化した。
俺のことを守らないといけない年少者との認識が、運動はできるけど、物を知らない弟のような扱いとなる。
戦闘力において頼りにされることも多くなり、雪姫とその機械種でパーティを組んで狩りをするようにもなった。
チームトルネラに所属しながら、半分以上、チーム白雪と行動している俺。
チームトルネラにはきちんとノルマを納入しているし、雪姫もたまにチームトルネラの拠点に来ることもある。
スラム内ではチームトルネラとチーム白雪が同盟を組んだと思われている様子。
それからは、順風満帆の日々が続き、俺と雪姫の交流も続いていく。
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