◇閑話.人物紹介.その15 ―――――――――

 ※このエピソードは、

  211話~225話にて登場、もしくは新しい情報の出た登場人物の紹介です。

  一部にネタバレも含みますので、先に211話~225話を

  読まれた後に目を通す事をオススメします。


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『ウォーシュ』

 ・男

 ・67歳

 ・T160

 ・気持ちは若いが、身体がもうついていけてない老兵。



 ・現役では高齢の大ベテラン組の兵士。階級は兵長。

 ・若い頃から一兵卒として戦い、生き抜いてきた

  出世とは無縁の根っからの兵士。

 ・その分、現場の兵士としての経験値が高く、

  50過ぎから新兵の指導に回ったが、

  彼の指導を受けた兵は現場で使い物になると、

  上官たちから高い評価を受けている。


 ・60を過ぎた頃、さすがに新兵指導も体力的に厳しくなり、

  引退を勧められたが、本人は頑なに現役を続ける事を選んだ。

 ・体力面は気力でカバーできると気勢をはいており、

  年で体力が衰えたのならば、自分自身でそれを証明して見せようと、

  ある意味元気である。


 ・若い頃からのその経験の豊富さから、

  指導以外でも兵士の配置転換や適材適所の人事などにも能があり、

  軍の再編時などには若い上官からアドバイスを求められる事もある。


 ・個としての戦闘技術は、一般的な兵士レベルの中の上とそれなり。

  だが、やはり体力の衰えというマイナスは大きく、

  総合的には5分以内なら標準的な兵士並み、

  5分以上の戦闘だと見習いと互角かそれ以下になってしまう。



 ・王弟一家の護衛に参加したが、

  その役目は主に兵士達の配備や管理調整役である。


 ・年齢の割にはまだなかなかの体格を保っている。



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『ターテカス』

 ・男

 ・29歳

 ・T179

 ・可もなく不可もなくほどほどが一番主義



 ・雇われ者の私兵として、マックリンガル子爵に雇われている男。

 ・能力は高くはないが、割と忠実に仕事をこなすため、一定の信頼を得ている。


 ・マックリンガル子爵の事を、なかなかのやり手貴族と評している。



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『メイレー』

 ・男

 ・40歳

 ・T185

 ・見た目はクールナイスミドル、中身は人情派



 ・王国西側に領地を持つ貴族諸侯の1人で、侯爵。

 ・貴族には珍しい、性根が直情真っすぐなタイプで、

  いかにも中年の落ち着いた貴族な見た目と、中身が正反対だとよく言われる。


 ・王国の西部、大街道の南側にあるユーラーン地方を治めており、

  領内でたびたび強めの魔物が出ることから、

  それなりの兵力を自前で保有している。


 ・ジュストコールがよく似合う、落ち着いた風貌なのに、

  情をくすぐられるとすぐ熱くなる。

 ・物事の道理を貫く意志と王国への忠誠心の高さから、

  西方諸侯の中でも特に熱烈な王室支持派。



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『ナフザ』

 ・男

 ・28歳

 ・T173

 ・弱気な性格だが自分を決して曲げない



 ・王国西側に領地を持つ貴族諸侯の1人で、男爵。

 ・ヘイリオウ地方という少し小さめの領地をおさめている。

 

 ・大街道を挟んで南に位置するメイレー侯爵とは、領主として先輩後輩の間柄。

 ・基本的に弱気な性格なのだが、

  自分の意志と選択は決して変えない頑固さも有しており、

  特に強者になびいたり、脅しをかけられたりしても屈しないなど、

  深い部分では意志が強い。


 ・日和見派だが、どんな派閥にも与さないことで

  イザという時にしがらみにとらわれる事なく、動きやすい立場を維持している。


 ・反面、小さな領地に派閥の恩恵を受けられないせいで、貴族としては貧乏。



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『シェスクルーナ=レイル=マックリンガル』

 ・女

 ・15歳

 ・T140 B64(A+) W42(UB53) H67

 ・臆病ながら優しい少女

 ・黒髪

 ・小柄でスレンダーだが、肌の綺麗さがピカイチ。



 ・本物のマックリンガル子爵の第一子。

  愛称はシェスカ。


 ・不幸の果てに組織 “ ケルウェージ ” に奴隷同然で引き渡され、

  もう少しでシャヴィルカラクト剣牙の猫似獣に食い殺されかけていた。

 ・組織では相当に酷い扱いを受けていたようで、

  美しい漆黒の黒髪に白髪が混じっている。

 ・様々な実験にも利用されていたため、望まぬながら闇の経験が豊富。

 ・救出された際は、魔物によって右腕が千切られてしまっていたが、

  主人公の処置により繋がっている。


 ・意識を取り戻し、自分の正体を告白、話をした後は、

  暫定的に主人公である王弟の婚約者の1人になるという方針のもと、

  庇護と便宜を受け、主人公らと行動を共にする。


 ・可憐で美少女ではあるが、凹凸のほどは芳しくなく、

  肩幅も狭いため、年齢よりも幼く見られがち。

 ・しかしその髪と肌の美しさは女性キャラの中でもトップクラスに優れている。



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『ヴェオス=ズィフ=マックリンガル』

 ・男

 ・??歳

 ・T???

 ・魔物に魂を売った男



 ・“ マックリンガル子爵 ” の正体。

 ・本物のマックリンガル子爵が死亡した後、

  その権力・身分の全てを己のものにし、様々な悪だくみを行ってきた黒幕。


 ・本物のマックリンガル子爵の腹違いの兄にあたるが、

  父親が認知しなかったため、

  正確にはマックリンガルの家名を名乗れない一般人である。

 ・若い頃、既に人体実験にその身を差し出し、魔物と化している。


 ・シェスクルーナの妹を酷使して領内経営のほとんどを担わせ、

  一方でシェスクルーナの命を保障しているように見せかけながら、

  とっくにケルウェージに殺害前提で卸しているなど、かなりの外道。


 ・本物のマックリンガル子爵の後継であったリュークスも謀殺し、

  目的のためには手段をえらばない。


 ・人間だった頃はそれなりに有能だったようだが、

  魔物化して時間が経つにつれ、聡さが損なわて行っているフシがある。



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『リュークス=ラナ=マックリンガル』

 ・男

 ・29歳(死亡時)

 ・T170

 ・能力・性格ともに非情に優れていた



 ・本物のマックリンガル子爵の実弟。

 ・当初、病弱な兄にかわって領主の代行を行っていた、

  文武に性格、見た目も中性的でイケメンと、全てにおいて優れた人物であった。

 ・姪たちにも優しく、可愛がってくれていた。


 ・マックリンガル子爵がこの世を去った後に全てを託す後継として

  期待をよせていたがヴェオスにより謀殺され、

  結果として病弱な兄よりも先にこの世を去ってしまった。



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