秘話

守モリが淵反らした、その生え際に狡ズルリ

誰を待っているか、日がラクに堕ちる。

燃弛姫モユルヒは背を這わせ、舌足らずの舌が

恐れ戦く。こともなく。忽スベて、とこしえに

場に立ち塞がる。未来絵の祝詞を描き

誰も守り通せぬ、口碑に結ばれる秘話らしく

焼け爛れて灰になるが定め、とて。

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