葛花

ササの方舟は風雪に手織られ

その節を何処へ逝こうが。


あの杭を望モチイ、

この峰射さりて華ハナ賭して割く


可憐な花、くしゃ理リ。誰が給タべたと

喪モふり。半分遺し、弛め咲いたと


我が手の内で、打ち哭いたとでも

磯の割れ目の斜メ慈ジに反って、痴チ


這うに溢れ要るうちの、葉色灰入流、生路

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