第88話平行線の残骸

天井に配色される

その枝葉と弦はやんごとなき事情が心踊らされ生まれたものだと知る

抗え無いよう朝紐で括られ僕の首輪と咽ぶ

ずっと一緒に行く予定だったけど時間が余り無いようで

みっちり時の匣に仕舞われた 僕らは

自由という枷に縛られた人間の夢に過ぎないのだから

平行線の残骸が今日も散る地流

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